【結論からお話しする】リモートワークとテレワーク、在宅勤務の違いとは。

【結論からお話しする】リモートワークとテレワーク、在宅勤務の違いとは。

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最近注目されるリモートワークやテレワークといった言葉。

【リモートワーク テレワーク 違い】で検索すると様々な情報を見つけることができます。

しかしどれも長く書いてあるので結論としてわかりにくい。

そこでリモートワークやテレワークの本場アメリカで働いていた作者が、わかりやすく結論からお話しさせていただきます。

またリモートワークやテレワークに必要なものを、企業側、社員や働き手側としてそれぞれ挙げていますので是非最後までお読みください。

【結論】リモートワークとテレワークに違いはない。

意外性を期待される方もいらっしゃると思いますが、アメリカでは細かい違いについて特に決められていないことが多いです。(もちろん土地により違いはあります。)

実際に日本でもリモートワークとテレワークに明確な意味や使い分けの違いはさほどありません。

情報によってはテレワークは個人事業主が使う言葉、リモートワークは外部委託や正社員などが遠隔で働くことを指す。となっています。

しかし、副業や兼業が当たり前のアメリカではそもそも、個人事業主である、正社員であるという明確な区切りはあまりないと考えても良いでしょう。

オフィスで働かない人を英語ではリモートワーカー、テレワーカーと呼び、どちらでも意味が通じます。

ちなみにテレワークを電話(telephone)を使った働き方だと誤解されている方がいらっしゃいますが、それは間違いです。

そんなリモートワークとテレワークに関連した他の言葉がいくつかあるのですが、ご存知でしょうか?

せっかくの機会なので、その他の類似語についても解説していきましょう。

リモートワークとテレワーク以外のオフィス以外の場所で働くことを指す言葉

オフィスから離れて働くことに関して実は他にもいくつかの言葉があり、こちらは使い分けがされています。

具体的には以下のような言葉が使われています。

  • 在宅勤務
  • モバイルワーク
  • サテライトオフィス
  • クラウドソーシング
  • ノマドワーク

それぞれを詳しくお話していきます。

在宅勤務

被雇用型リモートワーク・テレワークの一種です。

企業に雇われている正社員がオフィスではなく在宅で働くことから、このような名称で呼ばれています。

従来ではインターネット環境がそれほど整っていなかったので、オフィスを離れて働くこと自体を在宅勤務と呼んでいました。

自宅以外では携帯電話やスマホがない時代では連絡がとれなかったためです。

その歴史は古く、1970年代から在宅勤務は行われていました。

モバイルワーク

こちらも被雇用型リモートワーク・テレワークの一種です。

在宅勤務とモバイルワークの違いは、自宅に限定せずオフィス以外の場所で働くことをモバイルワークといいます。

つまり移動中の新幹線でノートパソコンを使って働くこともモバイルワークです。

サテライトオフィス

施設利用方勤務とも呼ばれます。こちらも被雇用型リモートワーク・テレワークです。

コワーキングスペースが一般的ですが、自宅に近い空きオフィスを使ったり、稼働していない有休施設や空き家を使うこともサテライトオフィスです。

モバイルワークは不特定な場所で働きますが、サテライトオフィスは一定期間、特定の場所に通勤し働きますので意味合いは違います。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは先ほどの被雇用型リモートワーク・テレワークとは少し意味合いが違ってきます。

その違いとはリモートワークやテレワークが、勤務形態を指し示す言葉であるのに対して、クラウドソーシングは発注形態の一種です。

つまりクラウドソーシングは正社員や被雇用者に使う言葉ではなく、外部の不特定多数の人にオフィス以外で仕事を遂行してもらう(仕事を発注する)こととなります。

結果として被雇用型リモートワーク・テレワークに対してクラウドソーシングは自営型リモートワーク・テレワークと言えるのではないでしょうか。

ノマドワーク

“ノマド”はフランス語で「遊牧民」の意味です。雇用の有無にかかわらず自分の好きな場所で働くことを示すこの言葉は、ワーキングスタイルの多様化に伴い生まれてきた言葉とも言えるでしょう。

ノマドワーカーとはプログラマーやデザイナーなどIT、デザイン・クリエイティブ業界にいる人が多く、彼らの多くはフリーランスであることが多いです。

依頼された、発注された仕事に対して成果物として納品するので、オフィス以外で働く(リモートワーク・テレワーク)ワーキングスタイルと相性が良い職種の方に合った働き方と言えますね。

これらの仕事の仕方、働き方に必要なものを解説

リモートワーク・テレワーク、またその他、類似語について知っていただいたところで、リモートワークやテレワークを行う上で何が必要なのでしょうか。

また企業としてリモートワーク・テレワーク導入に際して準備しないといけないものとは何なのでしょうか。

企業はまず導入に当たり行うべきこと

実際にリモートワーク・テレワークを企業が導入するにあたり、必ずやっておくべきことがあります。

それは以下の3つのポイントです。

  1. 全体方針の決定。労使での合意を形成する
  2. リモートワーク・テレワークのルール、ガイドライン作成
  3. 導入前にリモートワーク・テレワークの研修を行う

全体方針の決定。労使での合意を形成する

リモートワークやテレワークを導入する段階になったのならば、まずはリモートワークやテレワーク導入の目的を明確にするべきです。

施策の目的が明確になったところで、全社で共有しましょう。

その後、どのような人がリモートワークやテレワークに適しているかを選定し、業務の受け渡しや棚卸しを行っていきます。

導入に関しては一気に進めるのではなく、段階的に導入していくことでリスクが少なくなるでしょう。

リモートワーク・テレワークのルール、ガイドライン作成

リモートワークやテレワークに関する就業規則を定めていきます。

内容としては対象者、勤務場所、服装などの規程、労働時間、休憩時間、出退勤のチェック方法、通信費や経費の取り決めなどです。

導入前にリモートワーク・テレワークの研修を行う

リモートワークやテレワーク利用者だけでなく、オフィスで働く同僚や上司とのコミュニケーションについて確認をしておくのも大事なことです。

特に管理職は勤怠管理やタスク管理、コミュニケーション方法、ミーティングの方法などを在宅や遠隔勤務者と会社の間で予め取り決めておく必要があるでしょう。

個人で用意しておきたいもの

それでは個人としてリモートワークやテレワークを始めるにあたり、PCやスマホ、インターネット環境以外で用意しておくべきものはどういったものがあるでしょうか。

もちろん、正社員なのか自営業(フリーランス)なのかによって変わってきますが、一般的に以下のようなものがあるとスムーズにリモートワークやテレワークを行うことができるでしょう。

  • Slackなどのビジネスチャットツール
  • Webミーティングツール、Zoomがおすすめ
  • Google DriveやDropboxなどクラウドサービス
  • G-SuiteやOfficeなどのビジネスツール
  • Googleカレンダー

これらがあるとオフィスを離れて自宅や遠隔地で働いたとしても変わらずコミュニケーションやミーティングを行いながら仕事を進めることができます。

特にSlackやZoomは必須ツールと言えるでしょう。

SlackやZoomは相互に連携することが可能で、Google DriveやDropboxとも非常に相性が良いです。

またGoogleカレンダーと共有することで、定時ミーティングや朝礼なども逃さず行えるのでこれらツールと連携しておくべきです。

リモートワークとテレワーク、在宅勤務の違いについてまとめ

いかがだったでしょうか、今回はリモートワークとテレワークについて詳しくお話すると共に、それに伴う類似語について解説しました。

また実際にリモートワーク・テレワークを導入するにあたり必要なものも知っていただけたのではないでしょうか。

今、企業にはライフスタイルの変化による働き方改革が求められています。

その中で在宅、遠隔地勤務などのリモートワーク・テレワークは重要な役割を果たすし土台になるものです。

リモートワーク・テレワークを導入している企業ということで求人にも有利に働きますし、実際に企業価値(ブランディング)も向上することで求人への応募率も上がることが期待できます。

是非この機会にリモートワーク・テレワークを取り入れられてはいかがでしょうか。

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