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スクラムガイドを読み解いてみる

こんにちは、運用開発グループの井内です。今回はSymphonictのサービス開発で活用しているアジャイル開発で使用される開発フレームワーク「スクラム」について書いてみたいと思います。ただし自分が経験した中での自己流の解釈も多分に含まれておりますので、そこはご容赦頂ければと思います。

スクラムとは

スクラムはアジャイル開発において最もメジャーと言っても過言ではない開発フレームワークとなります。スクラムはアジャイル開発の考えの基礎となっているアジャイルソフトウェア開発宣言を作成したメンバーであるKen SchwaberおよびJeff Sutherlandというにもソフトウェア開発者によって作られました。スクラムはスクラムガイドという公式ガイドブックにより文書化されており、日本語でも閲覧ができます。これだけ活用されているフレームワークであれば重厚長大なガイドなのかと思いきや、13ページでコンパクトにまとまっているのが驚きです。これはガイド内にも言及されておりますが、あえて詳細を記載しない不完全な形で構成されており開発を通じて得た経験や集合知を尊重し、チームに権限を移譲しているためです。

経験主義とは

スクラムの理念の中に経験主義という言葉が出てきます。また知識は経験から生まれるという記載もあります。アジャイル開発では実際に動くソフトウェアを素早く提供し、フィードバックを得え、変更を実施するアプローチを取ります。これはソフトウェアを提供(サービスリリース)して得られる経験をもとに次の開発に活かすという経験主義を体現している内容となります。

経験主義に対する当方の理解

昨今の変化が激しい市場においては予測が非常に難しく思い通りに物事が進むことの方が珍しいため、早く顧客や市場にサービスを届け、フィードバックを得るスクラム(の経験主義)が人気になるのも頷けると思います。スマートフォンのアプリが頻繁にアップデートを繰り返しながら改善されていくのをイメージすれば腹落ちするのでは無いでしょうか。

まとめ

今回はスクラムガイドの冒頭部分だけ説明させて頂きました。次回は経験主義の三本の柱について記載したいと思います。

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