NECネッツエスアイ

スクラムマスター成長日記 – Vol.3

こんにちは。DXビジネス推進本部 運用開発グループの尼﨑です。
スクラムマスター成長日記もVol.3まできました。Vol.3では体験談や体験から学んだ事を綴る予定でしたが、今回は少しだけ番外編という事で、認定スクラムマスターについて綴っていこうと思います。
(体験談の話はVol.4で書きたいと思います。)

はじめに

認定スクラムマスターといっても、スクラムの認定制度は現在2種類存在しています。

  • Certified Scrum Master (CSM)
  • Licensed Scrum Master (LSM)

どちらも同じスクラムマスターの資格ですが、今回は1個目のCSMについて記載していきます。

認定スクラムマスターとは

認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM® )は、Scrum Alliance®が提供する資格になります。
認定スクラムマスターを取得するには、以下のステップが必要になります。
1.認定スクラムトレーナーによるトレーニングを受講
2.認定試験の受験

1.認定スクラムトレーナーによるトレーニングを受講

まず初めに、認定スクラムトレーナーからスクラムマスターを担当するにあたり必要な知識を身に着ける必要があります。
受講する内容としては”アジャイルとは”・”スクラムとは”から始まり、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者といったスクラムの各役割に対する責任や、スクラムで実施されるイベントについても学びます。
終盤になると、ファシリテーションやチームへのコーチングについて学び、自律的に改善を続けるチームになれるよう促進する手法も学びます。
また、受講状況に応じて、スクラムマスターの適性があると認めてもらう必要が出てきます。
適性を認められることにより、はじめて認定試験の受験資格を得ることができます。

2.認定試験の受験

トレーナーから試験の受験資格を得た後、認定試験を受験し合格する必要があります。
試験時間は60分・設問は全部で50問あり、37問以上で合格となります。
問題としては以前のVol.1,2に載せていたアジャイルガイドの内容も含まれます。

この資格を取得すると、以下のような認定証およびCSMの電子バッジを受領することができます。

この資格を通じて、スクラムのフレームワークやチームをよりよくするための活動、それぞれの役割(担う責任)などを理解することができます。
ちなみに、「とあるシチュエーションにおけるスクラムマスターのとるべき行動」に関する問題が含まれているため、スクラムマスターを経験しているとより理解が早くなると思います。

まとめ

今回は、認定スクラムマスターについて綴っていきました。
私自身、つい最近認定スクラムマスターを取得したばかりです。トレーナーからの受講に加え、スクラムマスターを実際に担当し、トレーナーからフィードバックを受けて改善しながらやってきました。
取得したとはいえ、あくまでスクラムを実践するにあたっての必要な知識を身に着けただけであり、よりよいチームをつくっていく(築き上げていく)にはまだまだ日々の努力が必要になってくると感じています。

関連記事

TOP