チーム雑談会が盛り上がらない問題。。(リモートだと特に)
こんにちは、運用開発グループの小池です。昨今、在宅やリモートワークが多くなり、チームビルディング観点で、チームメンバー間のコミュニケーションがより一層大事という意識から、「雑談」の重要性が高まっているかと思います。
ただ、課内会議などでチームメンバーがWeb会議の場に一同に集まって、いざ「雑談会をしましょう!」となっても、例えば、以下のようなことが多くあるのではないでしょうか?
- なかなか盛り上がらない(リモートだと特に。飲み会だと盛り上がるが。。)
- 雑談が始まっても、必ずしもメンバー全員が話したい・聞きたいトピックとは限らない
- ダラダラと同じ内容が続いて、色んな話が数多くできない
「リーンコーヒー」でチーム雑談会のススメ!
そこで、試しにやってみたのが「リーンコーヒー」という手法でした。
この「リーンコーヒー」は、雑談だったり議論を盛り上げたり活性化するための言わば「段取りの仕組み」です。名前からも、「カジュアルな雰囲気の中で、無駄なく効率的に」という意味が込められているかと思います。
「リーンコーヒー」のメリット
「リーンコーヒー」で雑談や議論を進めるするメリットは、例えば以下にあるのではないか?と、実際に体験してみて感じた次第です。
- 各メンバーの「話したい!」と「聞きたい!」がマッチングした上で雑談を進められる
- 「時間制限」を設けることで、限られた時間の中で、数多くのトピックが雑談できる
- 議論の見える化をすることで、全体像を掴みながら雑談ができる
本来「リーンコーヒー」は、オフィスワークだったり、対面で行うものかと思いますが、昨今は、在宅やリモートワーク環境下が多いということで、今回は、リモートで各種クラウドツールを駆使ながら実施してみました。
リモートでの「リーンコーヒー」の進め方
事前準備・前提
今回はメンバーが普段使い慣れているクラウドツールであるWeb会議システム「Zoom」と、
オンラインホワイトボード「Miro」を使用しました。
その他、アジェンダを準備するといったことは特にありません。
*Web会議システムは「Zoom」でなくても、会話ができれば、どのシステムでも良いかと思います。
*加えて、オンラインホワイトボードは「Miro」でなくても、各メンバーがテキストを書き出せて、各メンバーの投票ができるツールであれば、SlackやTeamsといったメッセージングツールでも出来なくはないかと思います。
以下の流れで「リーンコーヒー」を進めます
(専属のファシリテーター役が進行すると良いかと思います)
- 手順1:皆で話したいトピックをその場で付箋に各自書き出し
(内容は、仕事でも私用でも何でもOK) - 手順2:挙がったトピックの中から、話したい/聞きたい!と思う自分以外の付箋に投票
(一人2票で、付箋に同じ絵文字をスタンプして投票) - 手順3:投票の多いトピック順に、7分雑談・議論開始
- 手順4:2分延長するかどうか?を投票
(〇:延長したい、?:どちらでも、×:終了したい) - 手順5:以降、手順3,4を繰り返す
(最後に、「振り返り」をやると理解が深まって、より良いかと思います)
「リーンコーヒー」をやってみた結果
今回、チームメンバー10人で実施し、その内、ファシリテーターを1人置き、タイムキーパーや各メンバーに話を振る役を担当しました。
結果としては、概要説明5分、トピック書き出し5分、雑談40分で5トピックを進めることが出来ました。
なお、リモートで実施する場合、各種クラウドツールのある程度の使いこなしが前提とはなりますが、各種クラウドツールを活用することで、全体が分かりやすく見える化できたり、各トピックへ投票がしやすいメリットがあると思いました。
ちなみに、最後に行った「振り返り」で、参加者から以下の感想がありました。
今回「リーンコーヒー」を初めて実施した側面もあり、戸惑う所もあったかと思いますが、全体的には盛り上がって好評でした。 引き続き、定期的に実施することで、より良いチームビルディングになるように工夫できればと思っています。
(参考:参加者の感想)
- 単にチームで雑談しましょう!よりは盛り上がって良い手法だと思った
- 満遍なく数多く色んな人の話が聞けて良かった
- 普段から話したいネタを事前にストックしておくと、より良いと思った
- 折角なら「カメラON」で実施するとより良いと思った
- 今回は10人で一斉に行ったが、慣れてきたら人数を分けて実施しても良いと思った
・・・ということで、チームビルディングにおけるコミュニケーション活性化に、「リーンコーヒー」での雑談会がオススメ!というお話しでした。皆さん、是非活用してみて下さい!