NESIC:今までそういったビニールハウス内の制御盤は大きなものが主流だったそうですが、「e-minori(イーミノリ)」は大変コンパクトですね。お客様からの評判はいかがですか?
DPT様:大変好評で、それこそ腰を抜かすほど驚かれます。従来の制御盤は、導入時には高額な工事費が発生し、新しい機能を使いたいときには買い直す必要がありました。
弊社サービスなら、測定は電源を入れてぶら下げるだけ。制御でさえ、ドライバー1本です。ほとんどのお客様はご自分で取り付けているか、弊社営業があいさつの様子見がてら取り付けてしまうので工事費は無料です。
初期導入時の設定は弊社技術者が初期設定値や電波状況の確認までオンラインでお手伝いしますし、日々の調整は手元のパソコンやスマートフォンで簡単に変更が可能です。圧倒的に小さいのに、機能は充実しているといったお言葉をいただいています。
NESIC:ビニールハウス内で測定できる項目を増やそうとすると、制御盤の場合はチャンネル数に制限があったかと思います。
「e-minori(イーミノリ)」の場合チャンネル数はどれくらい増やせるのでしょうか?
DPT様:既存の制御盤のチャンネルは多くても32くらいですが、我々のシステムは13万チャンネルです。
またソフトウェアなので機材の買い替えも不要。新しい機能や制御を順次追加しているので、e-minoriウェブページにアクセスしたら要望を出していた新しい機能が追加されているような、生きたサービスになっています。
NESIC:「e-minori(イーミノリ)」の運用にあたり、ネッツワイヤレスはどういったところにかかわっているのでしょうか?
DPT様:収集した温度や湿度などのデータをクラウド上にUPし、そのデータをサーバーが計算した結果を、SIMを使ってゲートウェイ側にフィードバックするといった、データの上げ下げの部分です。
一般的な回線では、データをクラウド上にUPするところまでは出来ますが、それを基に的確にフィードバックする制御までは、回線が止まったときのリスクなどを考えると、なかなか難しくて手が出せない、という方も多いですね。
NESIC:一般回線ではリスクが大きいのですね。では、どういった基準で製品を選定されましたか?
DPT様:まず、このシステムを使用する場所は、家ではなくビニールハウスなので、LAN回線がないところが多く、通信方式を確保するのが大変です。場所柄、携帯SIMを使うのはマストですが、高額でなく、それでいて通信の品質が安定していなくてはなりません。
また、インターネットに公開しているので、ハッキングなどの恐れがなく、セキュリティがしっかりしている必要があります。
さらに、天候の変化などで同タイミングでの即対応が求められる中、回線がいっぱいで制御できなかった、というようなことは許されず、自然や農作物が相手なのでパソコンのように動作がおかしいから時間を置いて再起動、というわけにもいきません。
ですから、安定した通信回線を持ち、価格やセキュリティなど、全ての面で課題をクリアしている御社のネッツワイヤレスを採用させていただきました。
NESIC:ネッツワイヤレスの通信なら御社クラウドが安定提供できるから、選定いただいたのですね。実際に導入されていかがですか?
DPT様:今までトラブルもなく満足しています。
ネッツワイヤレスの導入当初は5~10回線で始めて、現在は140拠点くらい利用しています。
試作としては他でもできるかもしれませんが、それを実際に運用して成立し「e-minori(イーミノリ)」は、3年間の実績を持つサービスとして確立できています。
今後は、新しいカメラ機能の導入や、新ジャンルの開拓にも挑戦したいと考えています。その際はまた多くのSIMが必要となってきますので、相談させていただきたいと思っています。
NESIC:ありがとうございます。
最後にネッツワイヤレスをご検討中の方に向けて、一言お願いできますでしょうか?
DPT様:私たちはシステムのメンテナンスもバックアップも稼働中に行いますが、システムを止めていませんし、24時間稼働を続けています。
安定した供給をするためには、ネッツワイヤレスのように安定性のある通信が欠かせません。これから導入を検討している方は、無料トライアルなどで一度試してみるといいのではないでしょうか。