1999年に秋田県により設置。秋田・大潟キャンパスに生物資源科学部、本荘キャンパスにシステム科学技術学部があり、充実した先端設備を誇る明るいキャンパスに、大学院を含めて約1,800名が学ぶ理系大学です。
対面授業のライブ感を
ハイフレックス授業でも
損なわない!
ホワイトボードの内容を
ワンタッチで
授業に参加している
学生全員に共有
秋田県立大学は、講義のハイフレックス化に伴う教員の負担増と学生の理解度低下への対策として、SCRIBEとZoom Roomsを導入。講義中のホワイトボードへの手書き内容を、簡単操作でZoomに共有できるようにしました。オンラインで参加する学生だけでなく、アーカイブで復習する学生も、さらには講義室の大型ディスプレイに投影することで対面で参加する学生にとっても見やすく、理解しやすい講義を実現。教員からも事前準備と配信における負荷が軽減される、講義のライブ感を損なわず、個性や本来の力が発揮しやすくなったと好評です。
※SCRIBEは株式会社ロジクールの製品です。
コロナ禍で講義のやり方が大きく変化しました。現在私が担当する講義は、対面の講義もすべてZoomで配信、録画し、欠席した学生への対応や、学生自身も復習で活用しています。教員と学生がそれぞれの事情により対面とオンラインを選べる、ハイフレックス型があたりまえの感覚になりました。
導入前のオンライン講義では、PowerPointを使用。それまでホワイトボードに手書きで講義していた教員にとっては準備に時間がかかり、講義においても本来の力や個性が発揮しにくいという課題がありました。また、ホワイトボードを使用してZoomで配信する際、カメラで撮影したホワイトボードの文字が見えづらい点も、課題でした。
我々にとって最も大切なのは教育の効果であり、講義内容を学生に理解してもらうことが重要です。
オンライン授業で以前よりも理解度が低下するのは、どうしても避けたいと考えていました。
秋田県立大学 システム科学技術学部
情報工学科 准教授 博士(情報科学)
廣田 千明 氏
NECネッツエスアイ主催のウェビナーに参加した際に紹介を受け、『これだ』と感じました。電子黒板やタブレットを使うやり方など、いろいろな製品がありますが、ホワイトボードに手書きした内容をZoomなどWeb会議ツールにリアルタイムにそのまま共有できる製品は、他にはありませんでした。
電子黒板はどうしても書いたときの感覚がホワイトボードとは違い、違和感があります。また、教員の中にはIT機器の扱いに慣れていない方もおり、講義中にいろいろな機器を使いこなすのは大変です。SCRIBEは、Zoomにつないでボタンひとつで画面共有できて、操作が簡単。講義のスタイルを変えることなく、多くの教員の方に活用してもらえそうだという点が、決め手となりました。
本学の講義室のホワイトボードは上下スライド式のため、ホワイトボード上部にSCRIBEを設置するスペースがありません。そこでNECネッツエスアイとの話し合いの中で、可動式のホワイトボードにSCRIBEを設置して、各講義室に移動させて使うアイデアを思いつきました。
NECネッツエスアイはメーカー側とも協議、さまざまな検証を重ねて、設置に最適な可動式のホワイトボードやアタッチメントなど、設置方法を提案してくれました。苦労をかけましたが、使いやすい仕組みを実現できました。
ホワイトボードのZoomへの画面共有がワンタッチで行えるので、教員は負担が少なくなり、講義に集中できます。さらに、SCRIBEに搭載されたAIの透過効果により、受講者は書いている講師を透過して、遮ることなくホワイトボードを見渡すことができます。画質もクリアではっきりと文字が読み取れて、リモートで参加する学生もストレスがありません。
私はここ数年、FD(Faculty Development)という大学の授業改善担当として、各教員が持ち味を発揮できる授業のあり方を模索してきました。その視点からこうしたICTを活用した教育環境整備は、視力や聴力などで悩む、また学校に来ることが難しいなど、さまざまな事情を持つ学生にとっても有用です。
NECネッツエスアイは時間をかけて検証を重ね、さまざまなアイデアを本学との共創により実現してくれてありがたかったです。ICT技術は劇的に進化しており、絶えず情報をアップデートしていきたい。自分たちだけで調べるのには限界がありますので、NECネッツエスアイには引き続き最新テクノロジーや、他校での試みなどの情報提供に期待したいです。
秋田県立大学 システム科学技術学部
機械工学科 准教授 博士(工学)
境 英一 氏
私は以前からPowerPointを使って講義していましたが、学生たちの理解度に合わせて、補足的にホワイトボードに手書きして、説明したいときがあります。ハイフレックス授業になってからはiPadのメモ帳などを使って共有していましたが、書くときに下を向いてしまい、学生たちの方を見られず、向き合う時間が減ってしまうのが悩みでした。
SCRIBEはオンラインだけでなく、対面でも効果を発揮します。広い講義室で大型ディスプレイを使ってホワイトボードの記述内容を共有したり、後ろの席でホワイトボードが見づらい学生が、Zoomに参加して手元で確認したりしています。
学生たちにも、違和感なく受け入れられた印象です。ハイフレックス授業はPCやタブレット、スマホでも見られるので、手元で教室のような臨場感のある授業が受けられます。リモートからの参加に加えて、アーカイブ動画を使った復習にも活用されています。
ホワイトボードの内容をZoomを通じてリアルタイムに配信すると共に、複数の大型ディスプレイに投影することで、後ろの席からも見やすいと好評。
SCRIBEのAI機能により、記述している教員を透過し、学生は常にホワイトボードを見渡すことができます。
秋田県立大学 本荘キャンパス
教務チーム シニアスタッフ
小野 弘貴 氏
コロナ禍がひと段落し、学内に学生が戻ってきた頃から、教員の方々からの『オンラインでやっていたことを対面の講義にも活かしたい』、というニーズが急増しました。
Wi-Fi環境や、カメラや音声周りなど、さまざまな機器を整備している中で、廣田先生から『SCRIBEを活用したい』との意向がありました。説明をお聞きして、対面とオンラインの体験をつなぐソリューションだと感じました。セッティングしてしまえば、講義中の操作はとてもシンプルで、使い方もすぐにマスターしていただけると思います。
導入も、NECネッツエスアイのサポートのおかげでとてもスムーズでした。可動式にしたことで、活用シーンが選べるようになり、よかったと思います。
※記載内容は、2023年8月時点のものです。
ご利用のインターネットブラウザは推奨環境ではありません。サイトの動作が保証できませんので、最新の Google Chrome をご利用ください。
ダウンロードページへ