有事のリアルタイムコミュニケーションを支援する「防災コミュニケーションパッケージ」の提供を開始
NECネッツエスアイ株式会社は、Zoom Video Communications, Inc.の提供するZoom Roomsと、Neatframe Ltd.の提供するビデオコミュニケーションデバイス(以下Neatデバイス)を組み合わせ、有事においてもインターネットを介したリアルタイムコミュニケーションを実現する「防災コミュニケーションパッケージ」の提供を2024年4月より開始します。
2024年4月10日 NECネッツエスアイ株式会社
NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、東証:1973 NESIC、以下 NECネッツエスアイ)は、Zoom Video Communications, Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア、CEO:エリック・ユアン、以下ZM社)の提供するZoom Roomsと、Neatframe Ltd.(本社:ノルウェー オスロ、CEO:ジャニーン・ペロシ、以下 Neat社)の提供するビデオコミュニケーションデバイス(以下Neatデバイス)を組み合わせ、有事においてもインターネットを介したリアルタイムコミュニケーションを実現する「防災コミュニケーションパッケージ」の提供を2024年4月より開始します。
地震や台風などの自然災害が多い日本では、自治体や企業問わず有事への備えが重要となります。中でも、災害発生時の状況把握や事業継続に向けた連携、復旧に向けた計画立案・実行などの場面において、コミュニケーション手段の確保は最も優先度の高い課題の一つです。
NECネッツエスアイが提供する「防災コミュニケーションパッケージ」は、Zoom RoomsとNeatデバイスの組み合わせにより、迅速なセットアップと容易な運用が可能であり、平時・有事関わらずインターネットを介した高品質なビデオコミュニケーションを実現します。
防災コミュニケーションパッケージの活用例
・自治体では、平時においては近隣の自治体や住民とのコミュニケーションを効率化し、有事の際には市や県の対策本部と被災地の役場などを常時接続することで、リアルタイムな情報共有と他拠点への一斉配信を実現します。 ・企業では、平時においては支社支店や他企業との円滑なコミュニケーションを実現し、有事の際には現場のタブレットやスマートフォンと接続し、映像による迅速な情報共有と対策の検討を可能とします。 ・教育現場では、オンライン授業や講義に活用できるだけではなく、有事の際に学校と各避難所の学生を接続し、リモートでのコミュニケーションや授業が可能です。
ZM社の提供するZoom Roomsをはじめとするビデオ会議ソリューションは、災害時でもつながりやすいインターネットを介したソリューションであり、多数の企業で活用されていています。これらのソリューションは、自治体や政府機関などの公的な組織向けに「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」(注1)のリストに登録されたZoom Japanese Government Preset (注2)を選択することで、政府のセキュリティ水準を満たしたクラウドサービスとして利用が可能です。
Neatデバイスは、オンラインでのコミュニケーションに必要なマイクやカメラなどを一体化したデバイスのため、配線や接続などの手間がなく場所を選ばずに設置できます。電源とインターネット回線を確保できれば、即時利用が可能です。
NECネッツエスアイは、全国各地にあるサービスセンターからの機器発送やサービスマン派遣を実施し、タイムリーな構築とサポートを実現します。
2024年1月に発生した令和6年能登半島地震では、これらの特長を活かして、ZM社とNeat社の協力のもとで、石川県能登町へ「防災コミュニケーションパッケージ」による支援を実施し、即時に使用できる利便性や高品質な映像、音声によるコミュニケーションの効率化、そして現場サポート力を評価いただいています。
NECネッツエスアイは、オンラインを活用したコミュニケーションの推進と、その可能性を提案することでお客さまの課題解決に貢献します。
以上
Zoom Roomsについて
ZM社が提供するクラウドサービスのライセンスです。従来のビデオ会議システムと同じように、専用デバイスによるビデオ会議への参加を実現します。
NECネッツエスアイは、ZM社より創意工夫と影響力のある業績が評価され、ZM社の主催するZoomtopia Partner Connectにおいて、「Japan Most Valuable Partner Award」を2021年から2023年まで3年連続で受賞しています。
Neatデバイスについて
Neat社が提供するクラウドサービス専用のビデオコミュニケーションデバイスです。独自の先端テクノロジーで高画質・高音質・簡単操作にこだわったZoom/Microsoft Teams専用デバイスを提供します。
NECネッツエスアイは、2020年にNeatの販売を開始して以来、トップパートナーの1社として多くのお客様に高品質なサービスを提供してきました。
https://symphonict.nesic.co.jp/neat/
注1:ISMAP(イスマップ) 政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを予め評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を図り、クラウドサービスの円滑な導入に資することを目的とした制度 注2:Zoom Japanese Government Preset ISMAP登録のためISMAP制度所管との協議により、日本政府関係者のWeb上でのコミュニケーション要件により沿うために、データセンター設定などに制限を付した公共機関向けの特別仕様のサービス
※ Zoom及びZoom名称を含むサービスはZoom Video Communications, Inc.が提供するサービスです。 ※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
NECネッツエスアイのマテリアリティ
当社は、社会の持続的発展への貢献と自社の持続的な成長の実現のために重要な6つの取り組みを マテリアリティとして特定し、「コミュニケーションで創る包括的で持続可能な社会」の実現を目指しています。
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SDGs(持続可能な開発目標)への貢献
SDGsとは、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、国連で採択された2030年を年限とした17の国際目標です。 NECネッツエスアイグループでは、「コミュニケーションの創出による価値提供」を通じて、世界中の人々が安心・安全で豊かに暮らせる社会の実現をめざし、SDGsの目標達成に貢献してまいります。
本件の貢献項目
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