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2019年12月15日のアップデート情報(Zoom rooms)

2019年12月15日 バージョン 4.6.0(1193.1215)

主な更新内容

  • (1)マルチ共有オーディオの機能強化
  • (1)単一のズームルームでの複数のコントローラーとディスプレイのスケジューリング
  • (2)韓国語のサポート
  • (3)タッチコンパニオンのズームルームホワイトボード
  • (4)グリーンスクリーンを使用した仮想背景
  • (5)追加のコントローラーオプション
  • (6)複数ページのホワイトボードを保存する
  • (7)高度なノイズ抑制
  • (8)会議を退席または終了するときのユーザーインターフェイスの強化
  • (9)デジタルサイネージの分割画面レイアウトと天気表示
  • (1)低帯域幅の通知が誤って送信されていた問題の修正
  • (2)マイナーなバグ修正

既存の機能の変更

(1)マルチ共有オーディオの機能強化

複数の参加者が同時に画面を共有しているとき、共有中の音声がすべて同時に再生されるようになりました。
ただし、Zoom Roomsの画面に表示されている共有画面の音声のみ再生されるため、複数人の共有および共有音声の再生には、2画面以上のモニタが必要です。

PCから音声込みで画面共有を行う場合、「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れた状態で共有を開始します。

Zoom Roomsから複数人の同時共有を許可する場合、ミーティング中に「コンテンツ/カメラの共有」ボタン>「複数の参加者が同時に共有できるようにする」のチェックをONにします。

新機能および強化された機能(会議中の機能)

(1)単一のズームルームでの複数のコントローラーとディスプレイのスケジューリング

スケジュール作成用ディスプレイ、コントローラーを同一のルームに10台接続できるようになります。
大型の会議室などでの利便性が向上します。
検証では2台のiPadをコントローラーとして接続し、各コントローラーで行った操作(ミュートなど)が同期されることを確認しました。

(2)韓国語のサポート

Zoom Roomsが韓国語に対応しました。
PCはホーム画面で右クリック>言語の変更から、コントローラー(iPad)はOSの言語を変更することで、韓国語への変更を行えます。

(3)タッチコンパニオンのズームルームホワイトボード

タッチパネル搭載のWindowsPCを「コンパニオンホワイトボード」としてセットアップできます。
コンパニオンホワイトボードはZoom Roomsのオプションとして使用できるホワイトボードです。
コントローラーと同様、制御用PCと同じネットワークに接続されている必要があります。

制御用PCと同様にZoomRooms.exeをインストールし、サインイン後に「コンパニオンホワイトボード」としてセットアップすることで使用可能です。
Zoom Roomsに接続できない場合は下記の通りエラーが表示されます。
ホワイトボードはミーティングが開催されていない時でも常に使用できます。
接続先のZoom Roomsでミーティング開始/参加中、画面右下の「共有を開始」をタッチすると、ミーティングにホワイトボードの画面が共有されます。
Zoom Roomsに接続できない場合は下記の通りエラーが表示されます。

(4)グリーンスクリーンを使用した仮想背景

グリーンスクリーンを使用したバーチャル背景機能に対応しました。
操作手順は下記の通りです。

・Zoom Roomsのルーム設定 「ルームプロファイル」タブ内の「Virtual Background with Greenscreen」をONにします。デフォルトで用意された背景のほか、画像ファイルをアップロードすることもできます。
ミーティング中にコントローラーの設定(歯車ボタン)>バーチャル背景 をタップし、使用したいバーチャル背景を選択します。

(5)追加のコントローラーオプション

Zoom Roomsコントローラーの設定タブに「再起動」ボタンが追加されました。
ボタンをタップし、ルームのパスコードを入力することで制御用PCの再起動が行われます。(再起動が行われるのはWindowsのPCのみで、iPadの再起動は行われません)
また、iPadコントローラーからサインアウト時、同時に制御用PCのZoom Roomsもサインアウトできるようになりました。

(6)複数ページのホワイトボードを保存する

複数ページのホワイトボードを保存(指定した宛先にホワイトボードのファイルを送信する機能)時、PDFファイルとして保存が可能となりました。
ホワイトボードの保存ボタンを押し、保存するホワイトボードを選択し、画面右下の保存形式からPDFを選択することでPDFでの保存が可能です。

(7)高度なノイズ抑制

ノイズ抑制の強度を2段階または無効の3種類から選択できるようになりました。
設定>マイク>詳細>高度なノイズ抑制 から設定できます。

(8)会議を退席または終了するときのユーザーインターフェイスの強化

Zoom Roomsコントローラーのミーティング終了・ミーティング退出画面のUIが変更になりました。

(9)デジタルサイネージの分割画面レイアウトと天気表示

Zoom Roomsのルームの設定>デジタル表記>レイアウト からレイアウトの変更が行えます。
レイアウトは従来の動画・画像を全画面で表示する「標準センター」、動画と画像を1つの画面に並べて表示する「ビデオ + コンテンツ」が選択できます。
ビデオ + コンテンツを選択した場合、コンテンツの登録画面は下記のようになります。
「Add Video」から動画を、「Add Image」から画像をそれぞれ登録できます。
動画・画像ともにローカルファイルのアップロードのみ対応しており、URLを指定することはできません。
Customize Display>天気を編集 から画面に表示する天気ウィジェットの編集が行えます。

解決された問題

(1)低帯域幅の通知が誤って送信されていた問題の修正

(2)マイナーなバグ修正