OneDriveがいっぱいになったらどうする?ストレージ容量不足の解決方法とは

OneDriveで容量不足の警告が出たらやるべきこと

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リモートワークやペーパーレス化の推進に欠かせないのがクラウドストレージですね。

けれども、管理しなければならないファイルの量は増えていくばかり。

気がつけばあっという間に容量がいっぱいになっていた、などという経験はないでしょうか。

本記事では、Microsoftのクラウドストレージ「OneDrive」で容量不足となった場合の対応について解説します。

OneDriveの容量がいっぱいになったらどうなる?

OneDriveの容量がいっぱいになったらどうなる?

OneDriveの使用中に、

「容量がいっぱいになった」

「空き領域が少なくなっている」

といったメッセージが表示されることがあります。

警告を無視して使い続け、空き容量が完全になくなると、

  • ファイルを保存できなくなる
  • パソコンとの同期が行われなくなる

など、OneDriveの利用に影響が出てしまいます。

空き容量不足を知らせるメッセージを見たら、なるべく早く対処を行いましょう。

対処方法

対処方法

容量に関する警告が出たら、OneDriveの空き容量を確保しなければなりません。

具体的にどのような作業を行えばよいのかを解説していきます。

空き容量の確認

まずは、OneDriveで使用中の容量・空き容量がどれくらいなのかを把握しましょう。

全体の容量を確認する

OneDrive全体の容量のうち、どれくらいが使用済みなのかを確認する手順です。

  1. タスクバーのOneDriveのアイコンをクリックします。
  2. 「設定(歯車のアイコン)」→「設定」の順にクリックします。
  3. 「ストレージ」の欄に「〇TBのうち〇GBを使用済み」と表示されます。

フォルダ・ファイルごとの内訳を確認する

効率的に容量を削減するためには、大きいファイルから削除していくのが効果的です。

次の手順でフォルダ・ファイルごとのサイズを確認することができます。

  1. タスクバーのOneDriveのアイコンをクリックします。
  2. 「設定(歯車のアイコン)」→「ストレージの管理」をクリックします。
  3. ブラウザで「記憶域メトリックス」画面が開きます。
  4. 「ドキュメント」をクリックすると自分のOneDrive領域の情報が表示されます。

サイズで並べ替えを行えば、どのファイルが領域を占有しているのかがひと目でわかります。

不要なファイルを削除する

最も簡単に容量を減らす方法が、ファイルを削除することです。

ただし、ファイル削除を行う際にデスクトップアプリから削除すると、同期処理でパソコンが重くなってしまうことがあります。

サイズの大きいフォルダを削除する場合や、大量のファイルを一斉削除する場合には、ブラウザから行うのが良いでしょう。

  1. ブラウザでOneDriveを開きます。
  2. 削除したいデータをチェックし、「削除」をクリックします。

必要なファイルは移動させる

保存しなければならないファイルの場合は、他の場所に移動させます。

他のディスクに移動させる

パソコンのローカルディスクや外付けハードディスク等に移動させる場合は、デスクトップアプリのエクスプロ―ラー経由で移動できます。

  1. エクスプローラーでOneDriveを表示します。
  2. 移動させたいファイルを右クリックして「切り取り」を選択します。
  3. エクスプローラーで移動先を表示し、右クリックメニューから「貼り付け」を選択します。

または、エクスプローラーのウインドウを並べてドラッグ&ドロップでもファイルの移動を行うことができます。

クラウドサービス上で移動させる

OneDrive上のファイルは、SharePointサイトへの移動が可能です。

チームサイト等に移動させたい場合は、次の手順で移動を行ってください。

  1. ブラウザでOneDriveを開きます。
  2. 移動させたいデータをチェックし、「移動」をクリックします。
  3. 移動先のサイトを選択して「ここに移動」をクリックします。

ごみ箱を空にする

ファイルを削除しても容量が減らないのは、ごみ箱の中にファイルが残っているせいかもしれません。

ごみ箱に入れたアイテムは一定期間後に自動削除されますが、OneDriveの空き容量が不足している時は、手動でごみ箱を空にしてみましょう。

  1. ブラウザでOneDriveを開きます。
  2. 「ごみ箱」を選択します。
  3. 「ごみ箱を空にする」をクリックすると、ごみ箱内のアイテムが完全に削除されます。

バックアップをやめる

パソコンのローカルにデータを保存したにもかかわらずOneDriveの容量が増えてしまう場合は、デスクトップやドキュメントフォルダのバックアップが設定されているかもしれません。

次の手順でバックアップの設定を確認し、必要ない場合はバックアップを停止しましょう。

  1. タスクバーのOneDriveのアイコンをクリックします。
  2. 「設定(歯車のアイコン)」→「設定」の順にクリックします。
  3. 「同期とバックアップ」タブを選択します。
  4. 「バックアップを管理」をクリックします。
  5. フォルダごとのバックアップ状況が表示されます。不要な場合はスイッチをオフにして「変更の保存」をクリックしてください。

大容量ストレージのプランを利用する

現在のストレージ容量では足りない場合、上限を増やすことも検討してみてください。

特に無料版の場合は最大5GBまでしか使えないため、頻繁にファイル整理を行わなくてはならなくなることも少なくありません。

OneDriveをメインのクラウドにする場合は、有料ライセンスに切り替えた方がストレスなく利用できるでしょう。

OneDrive容量が大きいプランはどれ?Microsoft 365ライセンス比較

OneDrive容量が大きいプランはどれ?Microsoft 365ライセンス比較

OneDriveは現在、単体での販売はなく、「Microsoft 365」でOffice製品とセットのサブスクリプションとして提供されています。

各プランで提供されるOneDriveの容量は下表の通りです。

種類 製品・プラン名 OneDrive容量
無料版 Office Online 5GB
個人向けMicrosoft 365 Basic 100GB
個人向けMicrosoft 365 Personal,Family 1TB
一般法人向けMicrosoft 365 Business Basic/Standard/Premium、Apps for business 1TB
大企業向けOffice 365 E1 1TB
大企業向けOffice 365 E3/E5 5TB(ユーザー5名以上の場合)
大企業向けMicrosoft 365 E3/E5 5TB(ユーザー5名以上の場合)

有料ライセンスのOneDrive容量は、最も小さいものでも1ユーザーあたり100GB~です。

また、個人ユーザーでも1TBの大容量プランが契約できます。

これだけあれば、個人事業主の方のビジネス利用にも十分と言えるでしょう。

法人向けライセンスでは、ユーザーが5名以上いれば1人あたり5TBを利用することも可能です。

また、法人向けライセンスで提供されるOneDriveはビジネス用途に特化した「OneDrive for Business」というバージョンで、組織内のファイル共有を安全かつ快適に行うための機能が充実しています。

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記事まとめ

  • OneDriveの容量がいっぱいになると、ファイルの保存や同期ができなくなる
  • 容量不足の警告が出たら、ファイルの整理やバックアップの停止を行う
  • 有償プランでは大容量ストレージが利用可能

常に容量ギリギリで使用していると、「肝心な時にOneDriveが使えない」といったトラブルが起こりかねません。

適切なストレージ容量のプランを選択し、余裕のある運用を行うことをおすすめします。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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