ビル等の施設・建物に監視システムを導入するメリットとおすすめサービス紹介

監視システム概要とビル施設への導入メリットを解説

注意事項
・本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としているため、弊社が関与していない取組みを含みます。
・記事内に使用されている写真・画像はイメージです。実際のプロダクトやサービスで提供される内容とは異なる場合があります。
・本ブログの内容については、記事掲載時点での情報に基づく記載となります。そのため製品に関する内容については、バージョンアップなどにより画像や操作手順等が現行のものと異なる場合がございます。

オフィスビルや商業ビル等の建物におけるセキュリティ対策として、監視システムの導入が挙げられます。

この記事では、ビルに監視システムを導入するメリットと、ビルに設置する防犯カメラの選び方を解説します。

NECネッツエスアイが提供する監視システム「OWLai(オウライ)」の概要もまとめているので、ビル施設への監視システムの導入をお考えの企業様はぜひ参考にしてみてください。

ビルに監視システムを導入するメリットとは

オフィスビルや商業ビル等には重要な個人情報が保管されている他、連日不特定多数の人物が出入りする場所でもあることから、適切な監視システムの導入が不可欠と言えます。

まずは、ビル施設に監視システムを導入することで期待されるメリットについて詳しく見ていきましょう。

施設侵入や犯罪行為の対策

ビルの内外に監視システムを設置することで、ビル内への不法侵入や不審者の行動等を素早く検知し、適切な対処を施せるようになります。

また監視システムの設置は「誰かに見られている」「不正が見つかるかもしれない」といったプレッシャーを与える効果があるため、施設利用者による内部不正の低減にも繋がるでしょう。

AI等による違和感検知機能が搭載された監視システムであれば、例えばのぞき見や待ち伏せといった犯罪の「前兆」を察知し、事件を未然に防ぐことも可能です。

遠隔管理による監視業務の効率化

近年は防犯カメラの映像を遠隔で管理できるタイプの監視システムが増えています。

遠隔操作に対応した監視システムを導入すれば、スマホ等のモバイル端末を利用して常にビル内外の様子を確認できるようになるため、ビル内の巡回や管理室の常駐時間を短縮することが可能です。

またこれによって警備員の配置が見直されれば、ビル管理のコスト削減や業務効率化等にも繋げられるでしょう。

ITファシリティマネジメント

ファシリティマネジメントは「企業・団体等が組織活動のために、施設とその環境を総合的に企画、管理、活用する経営活動」と定義されるマネジメント手法の1つです。

つまり目先のコストだけでなく、長期的な視点で施設・設備等の最適化を図る取り組みのことをファシリティマネジメントといいます。

デジタル化が進む現代は、ICTを活用した“ITファシリティマネジメント”の需要が高まっています。

警備業務の最適化・デジタル化を実現する監視システムの導入は、このITファシリティマネジメントの観点においてもメリットのある取り組みだと言えるでしょう。

ビルに設置する防犯カメラの選び方

続いて、監視システムとして防犯カメラを導入するときの機器選びのポイントを解説していきます。

ネットワークカメラの利用がおすすめ

監視システムのカメラは「アナログカメラ」と「ネットワークカメラ」の大きく2種類に分けられます。

アナログカメラは2~3本のケーブルを介して防犯カメラとモニターを接続するシステムのことです。

インフラに依存しないため映像の乱れが少なく安定した録画を行えるものの、性能があまり高くないため画質が低いといったデメリットがあります。

一方、ネットワークカメラはWi-Fiを経由して防犯カメラとモニターを接続するシステムのことです。

近年はケーブル不要の無線型監視システムも登場しており、インターネット環境さえ整っていれば、どこからでも映像を確認できる点が大きな特徴です。

ネットワークカメラは画質が高く長時間の録画も可能であることから、オフィスビルや商業ビル等の監視に適しています。

クラウド保存に対応したカメラが便利

監視システムで撮影したデータは「レコーダー保存」または「クラウド保存」によって管理します。

レコーダー保存は、撮影した映像をHDDレコーダーに保存する方式です。

カメラとは別にHDDレコーダーを設置するスペースが必要となる他、レコーダーを壊されるとデータが消失してしまうといったデメリットがあります。

一方、クラウド保存は撮影した映像をインターネット上のクラウドサーバーに保存する方式です。

こちらはインターネット上でデータが管理されるため、レコーダーのように機材の故障でデータが消失したり、デバイスごと盗難被害に遭ったりする等のリスクを防げます。

またスマートフォンやパソコンから保存されたデータにアクセスできる点もメリットの1つです。

カメラの種類

防犯カメラの形状にも様々な種類があるため、ビルのどの部分に設置するかによって使い分ける必要があります。

主なカメラの形状は以下の通りです。

ボックス型(バレット型) 一般的な防犯カメラです。比較的サイズが大きく目立つため、犯罪の抑制目的で設置されるケースが多いタイプです。ボックス型は屋内利用、保護ケースが装着されたバレット型は屋外利用が主となっています。
ドーム型 ドーム状のケースに入っている防犯カメラです。目立ちにくい形状のため、廊下や休憩室等の設置に適しています。
PTZカメラ レンズを遠隔操作できる防犯カメラです。レンズの向きを上下左右に調整できる他、ズームイン・アウトの操作も可能です。

おすすめの監視システム【OWLai】

おすすめツール【OWLai】の概要とサービスの種類

ここからは、NECネッツエスアイが提供する監視システム「OWLai(オウライ)」の特長やサービス概要を紹介していきます。

OWLai(オウライ)とは

OWLaiは、AIを利用した映像データの解析によって、業務改善やサービス向上を実現する監視システムです。

OWLaiの主な特長は以下の3点です。

  • 豊富で選べるAI……豊富なラインナップから利用シーンに合わせたAIの組み合わせが可能です。
  • 高い解析精度……NECネッツエスアイのSlerとしての経験と自社実践に基づく高品質なサービスを提供します。
  • かんたん導入……既存カメラとの組み合わせやAPI連携の活用で素早く導入・運用を開始できます。

OWLaiのサービス一覧

違和感検知 姿勢推定の技術を活用し、普段とは異なる行動をとる人物を違和感として検知します。
車両入退場自動化 車両の入退場管理をAIカメラが実施することで、コストや手間の削減が可能です。
交通量カウント ナンバープレートの読み取りによって様々なデータの計測・集計を実現します。
来訪車見える化 ナンバープレートの読み取りによって来訪車をデータ化します。
混雑状況見える化 人が集まる場所のカメラ映像をAIでリアルタイムに解析します。
白杖車いす検知 白杖を持つ人や車いすに乗る人を認識し、現場の係員に通知することが可能です。
施設侵入監視 AI技術と映像監視ソリューションの組み合わせで誤報を限りなくなくした監視システムを提供します。
画像鮮明化 目視では確認が難しい暗所等の画像を自動処理し、視認性の向上を実現します。

OWLaiをビルの監視システムとして導入すれば、不審な行動やビル施設への侵入を素早く検知することが可能です。

また白杖や車いすの利用も検知できるため、商業ビル等への導入にも適したシステムとなっています。

以下はOWLaiのAIパートナーの1社であるAsilla(アジラ)が公開している実演動画です。

AIカメラが通常とは異なる行動を検知して即時通知することにより、これまで見落としていた迷惑行為や不審行動、トラブル等を速やかに発見できる様子がよく分かります。

まとめ|システム導入のご相談はNECネッツエスアイまで

  • ビルに監視システムを導入することで、犯罪の抑制や警備業務の効率化といったメリットが期待できる
  • ビルに設置する防犯カメラは、クラウド保存に対応したネットワークタイプの製品がおすすめ
  • NECネッツエスアイのOWLaiなら、既存のカメラを利用した監視システムの構築も可能

NECネッツエスアイでは監視システムの設計から保守・運用、業務改善(コンサル)に至るまでのサービスをワンストップで対応しています。

外部サービスとの連携等も可能ですので、ビル施設への監視システムの導入をお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

※免責事項

本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としており、法律的、税務的その他の具体的なアドバイスをするものではありません。個別具体的事案については、必ず弁護士、税理士等の専門家にご相談ください。

本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を
補償したものではありません。

また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。