社員研修の内容やプログラム例を解説!おすすめサービスも紹介

社員研修の内容やプログラム例を対象別に解説

注意事項
・本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としているため、弊社が関与していない取組みを含みます。
・記事内に使用されている写真・画像はイメージです。実際のプロダクトやサービスで提供される内容とは異なる場合があります。
・本ブログの内容については、記事掲載時点での情報に基づく記載となります。そのため製品に関する内容については、バージョンアップなどにより画像や操作手順等が現行のものと異なる場合がございます。

組織内の人材育成において欠かせない社員研修。

近年では、インターネットの発展がもたらしたリモートワークの普及により、オンライン研修を導入するなど、内容を見直す必要性が生まれてきています。

研修内容の見直しを行う際には、研修の目的や種類などを今一度確認した上で手法などを考えていくことが重要です。

そこで本記事では、社員研修の目的や研修の分類、効果的なプログラム例と成功させるためのポイントについて解説。

社員研修をよりハイクオリティなものにするために導入していただきたい、おすすめサービスも紹介しています。

社員研修の内容でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

社員研修とは?

社員研修とは?

社員研修とは、人材育成の基本となる「OJT」「OFF-JT」「自己啓発」の総称です。

この3つのうち、一つでも欠けると、十分な教育効果を発揮することはできません。

  • 新卒入社時に行われる新入社員研修、年代毎に行われる階層別研修などの「OFF-JT」
  • OFF-JTで得た知識を実地で教わる「OJT」
  • 能力開発として従業員が取り組む「自己啓発」

このように、あらゆる角度から知識をインプットすることで、効果的に能力開発が可能です。

社員研修の意義・目的

社員研修を実施する最大の目的は、業務に必要なスキルを社員に身につけさせること。

役職や職種ごとに必要な知識や技能の他、コンプライアンスなどの企業に所属している限りは把握しておくべき知識などの習得を目指します。

また、研修は人材レベルをある程度そろえることができるため、人材の管理が容易になり、人材配置を企画しやすくなるのもポイントです。
個人の視点から見ると、会社の負担で社会で必要な知識や技能を身に付けることができるため、効率的なキャリアアップを目指すことができます。

以上のように、社員研修は企業、個人の両者にとって大きなメリットがあるのです。

社員研修の3つの分類

社員研修は主に以下の3つに分類することができます。

  1. 階層別研修
  2. 職種別研修
  3. テーマ別研修

それぞれについて解説します。

階層別研修

主に、意識変革が必要な節目に合わせて実施されます。

入社時に実施する新入社員研修、管理職登用時に実施する管理職研修などの階層別研修があります。

これまでのポジションの考え方に囚われない意識変革を図るため、重要な位置づけの研修です。

職種別研修

職種別研修では、職種ごとの専門スキルについて学ぶことが可能です。

例えば、営業職のためのヒアリングスキル向上研修や、エンジニア向けのプログラミング言語研修など、特定の業務を行う上で必要となるスキルを広義的に習得することが目的です。

テーマ別研修

主に、業務別、目的別などテーマに合わせて実施されます。

専門知識を習得させる業務別研修は、特定部門の社員を対象に、その分野の知識に長けた社員を講師として実施するケースが多いでしょう。

コンプライアンスや人材評価、マネジメントなどの目的別研修は、担当部門の上長や担当者が講師となることが大半です。

いずれの研修においても、レジュメは講師が作成し、対面、あるいはオンライン研修で実施することが一般的です。

内容によっては、外部講師を招く、あるいは社外研修で対応するケースもあります。

社員研修の6つの手法を紹介

社員研修の6つの手法を紹介

社員研修はその目的にあわせて開催方式を変えるのが一般的です。

ここでは、社員研修の6つの手法について紹介します。

OFF-JT

OFF-JTは「Off the job Training」の略で職業外研修のことを指します。

OFFJTは、職場外でビジネスに関する基礎的な考え方や体型的な理論を学ぶことで、配属後にスムーズに業務を行えるようになる効果が期待できます。

ただし、その内容はOJTと比較して汎用的で広義であることから、個々が習得したスキルを実際の業務に直接結びつけようとしない限り、研修内容を活用することなく忘れてしまう可能性があるため注意が必要です。

OJT

OJTは「On the jobTraining」の略で、職場内訓練のことを指します。

職場での実践を通じて業務知識を身につけるのが目的です。

経験豊富な職場の上司や先輩が、実際の業務を題材に若手社員や後輩に知識や技術を計画的に伝えることで、研修やマニュアルだけではなかなか実践につながらない知識・スキルを身につけることができるのが大きな特長です。

Off-JTで学んだことをOJTで繰り返し実践することで、より早い知識の定着が期待できます。

そのため、OJTとOff-JTをうまく組み合わせて実施することで、より効果的な社員教育が実現できることを頭に入れておくとよいでしょう。

eラーニング

eラーニングとは学びを電子化したもの、つまり、パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってインターネットを利用して学ぶ学習形態のことです。

一度カリキュラムを準備してしまえば、会場を押さえたり準備をしたりする必要がないのが大きなメリットといえるでしょう。
しかしeラーニングは個人の学習状況や理解度が測れないのが難点。
そのためeラーニングを行う際は、課題やレポート提出の期日を決めておくのがおすすめです。

ロールプレイ

ロールプレイはサービス業で多く取り入れられる方法で「ロープレ」と略して呼ばれることが多い研修です。

社員同士でお客様と店員役に分かれ、接客の流れを確認します。

ロールプレイはセミナーのように日時を決めて行われることもありますが、接客のリハーサルとして随時行うケースも。

座学研修の後に実務研修として行ったり、大会が開かれたりなど、サービス業では一般的な研修方法です。

グループワーク

グループワークは参加者を数人のグループに分け、一つのテーマについてディスカッションしたり、協力して問題の答えを導き出したりする研修法です。

最終的にプレゼンや成果物の作成を課すなどし、社員の評価を行う場合もあります。

研修という名目で社員の能力を向上させながら、社員同士の交流を促進できるところがグループワークのメリットだといえるでしょう。

オンライン研修

オンライン研修はWEB会議システムなどを使用し、オンラインで開催される研修です。

感染症対策や働き方改革が進み、オンライン研修を開催する企業も増えました。
カメラや音声をオンにすれば参加者同士が顔を合わせることができ、チャット機能を使って質疑応答できるので、集合研修と変わらない精度の研修を開催できます。
参加者の集中力が途切れないよう、グループワークやゲームを取り入れながら行うのがおすすめです。

内容の具体例を解説

内容の具体例を解説

ここでは、階層別に社員研修の内容例を解説します。

新入社員・若手社員向け

新入社員は他業種から入ってくるなど社会人経験を経ている人もいますが、ほとんどが学校を卒業して間もない人ばかり。

そのため、社会人としての基礎でもあるコンプライアンスやビジネスマナーについて学び、企業に属する一員としての意識を培うことが重要です。

また、入社2~3年目の若手社員はある程度仕事にも慣れてきた分、モチベーションの形成に悩むことが多いため、組織での自身の役割やキャリアを考えさせる研修を実施しましょう。

■ビジネスマナー研修

どの職種においても、社会人1年目から社外の顧客と関わる機会があります。

ビジネスマナーは相手との関係性を構築するうえで欠かせません。

ビジネス社会における信頼関係構築の基盤として、社会人としての身だしなみや振る舞い方といったマナーは新入社員のうちに学ぶべきといえます。

■コンプライアンス研修

コンプライアンス研修は、違反にあたる行動や求められる行動を理解するための研修です。

法令や企業規則など、基本的な知識を身につけるとともに、組織の一員としてどう行動すべきか、といった感覚を磨きます。

特にSNSが身近である若い世代だからこそ、新入社員や若手社員のうちに炎上リスクや個人情報の取り扱いなどに関して学ぶ機会を設けることが大切です。

■モチベーション研修

モチベーション研修は、自己の視点を尊重しながら、自律的にキャリアを描くことに気づいていくプログラムです。
近年、規模に関わらず若手の「早期離職」が問題となっています。

組織での自身の役割やモチベーションのコントロール方法を研修で学ぶことで、社員が自身のキャリアを慎重に考えることができます。

中堅社員向け

中堅社員になると、チームを率いるポジションにつく社員も多くなってきます。

これまでとは異なるスキルが求められるため、研修で学ぶことが重要です。

■マネジメント研修

マネジメント研修は、現代で求められるマネジメントの役割を果たすために、マネジメントの原理原則や、具体的な行動変容を促進するための研修を実施します。

単に部下を管理するだけではマネジメント力があるとは言えません。

現状分析をもとに、一人ひとりの強みを生かした目標設定を行う能力が求められます。

グループディスカッションを通じたビジョンの策定や、部下役・上司役に分かれ強みを引き出す対話シミュレーションを行うことで、より実践的なスキルを身につけることができるでしょう。

■リーダーシップ研修

リーダーシップ研修とは、リーダーシップが求められる人材に対し、リーダーとしての知識や能力を身につけてもらうための研修です。

組織全体が方向性を合わせ、共通の目標を達成するためには、優秀なリーダーの存在は欠かせません。
しかしながら、リーダー志向を持つ社員は35歳を過ぎると急速に減少する傾向が見られます。

将来的に経営を担わせる人材の候補を枯渇させないためにも、早くから研修を実施し、リーダー志向を持続させる必要があります。

■ハラスメント研修

ハラスメント研修とは、一人ひとりのハラスメント防止への意識を高め、組織内でハラスメントを起こさない環境を整えるために実施される研修です。

職場で起こり得るハラスメントはセクハラ、パワハラ、モラハラなど多岐にわたります。

研修を通してどのような言動がハラスメントにつながるのかを伝えながら、社員同士で心地よくコミュニケーションができる環境を整えましょう。

管理職向け

管理職にはチームを目標達成へと導くためのマネジメントスキルや、事業を牽引する力が求められます。

また、メンバーの健康管理やモチベーションを高める育成の手法も学ぶ必要があります。

■プロジェクトマネジメント研修

多くの企業でプロジェクト型の仕事が増えており、プロジェクトマネジメントの機会が増えています。

研修では、計画、実行、管理、完了について学ぶ基本的なマネジメントスキルのほか、組織の事業戦略を考えたり、ビジネスプロセスを改善したりといった高度なスキルも学びます。

■メンタルヘルス研修

精神疾患を理由に休職や退職をする社員は年々増加しています。

また、「不調に気づかなかった」「気づいていたが、どう接すればよいかわからなかった」という課題も見受けられます。

管理職としては、ストレスを抱えている社員を早期に発見し、時には外部機関とも連携を取るなどといった、適切な対応を取る力が求められています。

効果的な進め方とは?実施の流れと成功のためのポイントを解説

効果的な進め方とは?実施の流れと成功のためのポイントを解説

ここでは、社員研修の実際の流れと成功のためのポイントを解説します。

①現状の課題分析

社員研修を行うことが決定したら、まずは現状の課題分析を行いましょう。

見極めるポイントは以下の通りです。

  1. 問題のある階層はどこなのか
  2. その対象の課題は何なのか

課題を洗い出したら次は研修期間やゴールの設定に進みます。

②研修期間やゴールの設定

社員研修の実施でもっとも重要なのが、研修の目的を明確に定めることです。

意識改革や技能の習得など、目的を明確化することによって、より効果的な研修を行えます。

一見、一つの研修で様々なスキルを習得できた方が効率的に見えますが、研修の目的を広範囲に設定してしまうと、それぞれの研修内容が薄くなってしまい、受講者が期待通りに成長しない可能性が高いです。

研修で成果を挙げたいのであれば、1つの研修で身につけられるスキルを絞り、受講者が集中的にインプットできるようにしましょう。

③研修方法や予算の設定

研修の目的やゴールが決まったら、それを達成するために最も適した研修方法を選びます。

例えば上記で紹介した「ハラスメント研修」や「メンタルヘルス研修」では外部の講師を招く必要も出てくるかもしれません。

その場合はコストも高く設定しておきましょう。

コストを低く抑えたい場合は、オンラインでの開催がおすすめです。

会場開催型の場合は、会場の手配や配布資料の準備、当日の交通費など、様々なコストがかかります。

一方のオンライン開催では、配信する環境さえ整えれば自宅やオフィスからでも開催することができ、会場の準備や移動に対する費用がかからないというメリットがあります。

さらにコストを削減したい場合は研修動画を録画しておくことで、同じ内容の研修に繰り返し使用することが可能です。

④研修資料を作成

社員研修の詳細が決まったら、社員研修の準備に入ります。

ただ講師の話を聞いたり社員同士で交流するだけでは理解も薄まってしまう可能性もあります。

あとで復習するためにも、配布用の研修資料を作成しておきましょう。

また、配布用の資料以外にも、パワーポイントや動画を作成しておくと視覚的効果も相まって理解が深まるでしょう。

④実施

いよいよ実際に社員研修を実施します。

社員の理解を深めるためにも、社員の印象に残りやすいプログラムを用意しましょう。

例えば、アンケートやQ&Aを実施して参加型の内容にしたり、クイズやゲームなどのレクリエーションを用いてエンターテインメント性をもたせるのも効果的です。

最後にご紹介するSlidoを活用すれば、リアルタイムのQ&Aやアンケートの実施が可能。

オンライン開催の社員研修もインタラクティングなものにすることができます。

⑤内容確認テストを行う

研修後はテストやレポート課題などによって受講者の習熟度を把握し、効果測定を行うことが重要です。効果測定を行うことで、研修の内容が目的の達成に適しているかどうかを見極めることができます。

また、研修後一定期間にわたって受講者を経過観察することで、研修の効果が業務にどの程度影響を与えているかを確認することが可能です。

⑥アフターフォローやフィードバックを行う

研修で一番大切なのは、その後のアフターフォローやフィードバックです。

研修で足りなかった内容を補足したり、研修によって出た新たな疑問や課題を解決する必要があります。

とくに「グループワーク」や「ロールプレイ」などの方式を採用した場合は、上司が直々にフィードバックを行って、正しい知識を覚えさせる必要があります。

おすすめサービス「Slido」でより効果的なイベントを実現

Slido

社員研修では社員とのコミュニケーションを積極的にとることが重要です。

ここでご紹介するSlidoは、一対多数のイベントにおいてリアルタイムのQ&Aやアンケートの実施を可能にし、よりエンターテインメント性の高いイベントを実現するインタラクティブサービスです。

Slidoでできること

SlidoはブラウザベースのシンプルなUIが特徴で、主に以下のような機能を利用することができます。

機能 概要
Multiple choice 選択式投票機能。参加者の意見を簡単に収集。
Word cloud 意見をワードクラウド化し、キーワードを抽出可能。
Quiz クイズ機能。エンターテインメント性を向上。
Rating 評価投票機能。最大10段階でイベントの満足度を可視化。
Open text フリーフォーマット入力機能。アンケートの自由記述等に有効。
Ranking 重要度順にランク付け。意見に順列させることが可能。

このように、視覚的にも見ごたえのある機能で参加者の興味を引き付けることが可能になります。

また、設定方法や使用方法が簡単なこともSlidoの魅力の一つです。

参加者に事前にQRコードやURLを配布しておけば、主催者の好きなタイミングで上記の機能を使うことができます。

よりハイクオリティなウェビナーを実現したい方はぜひ導入をご検討ください。

ワンランク上のウェビナーを実現
Slidoはこちら

【記事まとめ】社員研修の内容やプログラム例を解説

【記事まとめ】社員研修の内容やプログラム例を解説

社員研修の目的や研修の分類、効果的なプログラム例と成功させるためのポイントについて解説しました。

社員の階層やポジションが変わるたびに、企業側は社員研修を実施する必要があります。

社員研修は社員のスキルアップが目指せるだけでなく、企業側が企業自体を守っていくためにもとても重要なイベントであるといえるでしょう。

NECネッツエスアイでは、SlidoやZoomオンライン配信サービスを始めとして、オンラインでのイベントをサポートするサービスを提供しています。

社員研修の開催にお悩みを抱えている企業さまは、ぜひNECネッツエスアイにご相談ください。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

※免責事項

本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としており、法律的、税務的その他の具体的なアドバイスをするものではありません。個別具体的事案については、必ず弁護士、税理士等の専門家にご相談ください。

本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を
補償したものではありません。

また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。