質問ツールの「Slido」は基本的に英語表示のツールですが、設定編集によって一部を日本語表示に切り替えることが可能です。
この記事では、Slidoで日本語表示に変更できる箇所とその設定方法について解説します。
オンラインイベントの主催者向けの基本操作やSlidoのプラン一覧等もまとめているので、Slidoの利用予定がある方はぜひ参考にしてみてください。
Slidoは日本語表示で利用できる?
まずは、Slidoの日本語対応の有無と設定方法について詳しく見ていきましょう。
アカウントの管理画面は日本語未対応
2022年9月現在、Slidoの管理画面は英語表示に統一されており、日本語表示に切り替えることはできません。
またその他の言語への変更機能も搭載されていないため、基本的には英語表示の状態での操作が必要です。
どうしても日本語表示の状態で操作したい場合は、ブラウザのページ翻訳を活用するようにしましょう。
参加者の質問や投票ページは日本語表示が可能
日本語表示への切り替えが可能なページとその操作方法は以下の通りです。
Slidoのサービスページ
Slidoの公式サイトについては、ページ下部にある言語設定のドロップダウンリストから日本語表示に切り替えることが可能です。(英語・ドイツ語・日本語に対応)
なお公式サイトで日本語表示に切り替えたとしても、サインインやサインアップの操作を行った際の遷移先(管理画面)は英語表示となります。
参加者側の画面
アカウントの管理画面同様、参加者側の投稿画面も初期設定では英語表示となっています。
ただしこちらは日本語表示への切り替えに対応しており、以下の操作で設定の変更が可能です。
- 作成したイベントページをクリック(イベントの作成方法は後述)
- 画面右上にある「Settings」をクリック
- 左側のメニューから「General」をクリック
- 「SHOW ADDITIONAL SETTINGS」をクリック(隠れている設定項目が表示されます)
- 「Language」のドロップダウンリストから「Japanese」をクリック
- 「Save」をクリック
日本語での質問・回答も可能
画面表示の言語設定にかかわらず、管理画面での質問・選択肢の入力および投稿画面での回答の入力については日本語で行うことができます。
また日本語で入力された内容は、画面表示の言語設定が英語であったとしても日本語のまま表示されます。
【主催者向け】アカウント登録・基本操作を解説
続いて、Slidoを使ってオンラインイベントを開催するための基本的な操作方法について見ていきましょう。
アカウント登録
Slidoを使って質疑応答やライブ投票を行う場合は、先にSlidoのアカウントを作成する必要があります。
Slidoでアカウントを作成する手順は以下の通りです。
- 公式サイト(https://www.slido.com/jp)へアクセス
- 画面の右上にある「サインアップ」をクリック
- メールアドレスやパスワード等の必要事項を入力
- 「Create account」をクリック
なおSlidoでは、WebexまたはGoogleアカウントの紐付けによるアカウント登録も可能です。
イベント(ライブ投票)作成
- 公式サイト(https://www.slido.com/jp)からサインイン
- 画面右上にある名前アイコンをクリック
- 「+Schedule event」をクリック
- ライブ投票の利用期間とタイトルを入力
- 「Create Slido」をクリック
- イベント専用の管理ページに遷移するので、追加したいライブ投票の種類を選択(選択できる項目の一覧は下表参照)
- 必要事項(質問内容・選択肢等)を入力して「Save」をクリック
選択式の投票機能 | 参加者の意見を素早く収集するのに役立ちます。 |
---|---|
ワードクラウド機能 | 意見をワードクラウド化することでキーワードの抽出が可能です。 |
クイズ機能 | 上位5名をランキング表示できます。イベントのエンターテインメント性を向上するという使い方が可能です。 |
評価投票機能 | 最大10段階の星の数でイベントの満足度等を可視化できます。 |
フリーフォーマット機能 | アンケートにおける自由記述等におすすめです。 |
ランキング機能 | 重要度順にランク付けする等、意見に順列させることができます。 |
共有リンクの発行
ライブ投票を作成すると、回答ページにアクセスするためのコード番号およびQRコード・ページURLが発行されます。
このコード番号もしくはQRコード・ページURLを参加者に共有することで、質問の受け付けやアンケートの回答を受けられるようになります。
QRコードとページURLについては、管理画面の右上にある「Share」ボタンからダウンロードできるので、事前に通知しておきたい場合はこちらを活用しましょう。
終了後はイベントを削除
オンラインイベントが終了したら、以下の手順でイベントを削除し、アクセスできないようにしておきます。
- 削除したいライブ投票の右側にある「…(縦)」をクリック
- 「Delete」をクリック
- ポップアップを確認して「Delete」をクリック
なお無料プランではデータのエクスポートができないため、データを記録したい場合はイベントを削除する前にキャプチャーする等して対応しましょう。
機能を拡張したい場合は有料プランもおすすめ
Slidoには有料の上位プランが用意されており、こちらを契約することで参加人数や作成できる質問数の上限を拡張できます。
オンラインイベントの開催頻度が高い場合は有料プランの契約も検討してみると良いでしょう。
~1,000人 | ~1,000人(機能拡張) | ~5,000人以上 | |
---|---|---|---|
ワンタイム (1イベント・7日間) |
Private 30,000円 |
Pro 53,000円 |
Premium 150,000円 |
企業向け 年間ライセンス |
Internal 135,000円 | Corporate 180,000円 | Enterprise 360,000円 |
教育機関向け 年間ライセンス |
Teacher 12,000円 |
Department 30,000円 |
Institution 75,000円 |
参加可能人数 | 1,000人 | 1,000人 | 5,000人 |
Q&A | ○ | ○ | ○ |
投票 | ○ (1イベント5つまで/Teacherプランのみ無制限) |
○ (無制限) |
○ (無制限) |
ブレーンストーミング | ○ (1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限) |
○ (無制限) |
○ (無制限) |
アンケート機能 | × (Teacherプランのみ無制限) |
○ | ○ |
クイズ | ○ (1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限) |
○ (無制限) |
○ (無制限) |
自社ロゴ・バナー使用 | × | ○ | ○ |
アジェンダ共有 | × | × | ○ |
シングルサインオン | × | × | ○ |
Slidoの言語設定と基本操作まとめ
- Slidoの管理画面は日本語表示に対応しておらず、英語表示のみでの利用となる
- 参加者側の投稿画面は日本語表示に変更できる他、入力についても日本語での操作が可能
- Slidoでオンラインイベントを開催する場合は、アカウント登録を行ったうえでイベントを作成するという流れになる
Slidoの日本語対応はまだ部分的なものになりますが、操作するうえでは特に支障はないと言えるでしょう。
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