Webセミナーの種類によっては、主催者だけでなく参加者側でも服装への配慮が必要な場合があります。
この記事ではWebセミナーの概要と、主催者および参加者の服装のマナーを解説します。
Webセミナーの開催・参加における服装選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
Webセミナーとは?身だしなみの配慮は必要?
まずはWebセミナーの概要と、Webセミナーの種類ごとの特徴や服装への配慮の有無について詳しく見ていきましょう。
Webセミナーの概要
Webセミナーはオンライン上で開催されるセミナーや講演会を指す言葉で、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせてウェビナー(Webinar)と呼ばれることもあります。
リアルタイムでのライブ配信や撮影済み動画のオンデマンド配信といった手法があり、以下のようなオンラインイベントで広く活用されています。
外部向け情報発信 | 記者会見・株主総会/決算発表会・お客様向けセミナー・製品説明会/発表会・学会/シンポジウム 等 |
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内部向けイベント | トップメッセージ発信・キックオフ・社員/職員教育・内部向け勉強会 等 |
採用活動 | 会社説明会・個人面談・集団面接・インターンシップ対応 等 |
参加型セミナーと視聴型セミナーの違い
Webセミナーを実施する際、主催者・登壇者は基本的に顔出しを行うことになるため、Webセミナーの内容やターゲット層に合わせた服装選びが必要です。
一方Webセミナーの参加者については、参加するWebセミナーの種類によって顔出しの有無が異なるため、必ずしも服装への配慮が必要というわけではありません。
参加型セミナーの場合
参加型のWebセミナーに出席する場合は、参加者もカメラオンの状態で進行していく可能性が高いため、シーンに応じた服装選びが必要となります。
参加型セミナーの例としては、マナー講座・面接対策といった実技プログラムが用意されているものや、社内研修・企業説明会といった質疑応答のあるもの等が挙げられます。
視聴型セミナーの場合
視聴型のWebセミナーに出席する場合、参加者はカメラオフの状態で進行していくため、服装や身だしなみを意識する必要はありません。
視聴型セミナーは比較的規模が大きく、不特定多数に向けた発信に用いられることが多い開催方法で、例としては株主総会や製品説明会等が挙げられます。
開催者側の服装
続いて、Webセミナーの主催者・登壇者として配信に参加する場合の服装選びのポイントを見ていきましょう。
シャツ・ジャケットの着用が基本
Webセミナーで講師を務める場合は、シャツとジャケットを基本とした服装で登壇するのがベターです。
Webセミナーのテーマ・内容にかかわらず、スーツを着用することで安心感や信頼感を与えやすくなるからです。
特にビジネス系のセミナーを開催する場合、落ち着いた雰囲気の服装を選ぶようにすると好印象を残せるでしょう。
一方、若年層や学生をターゲットにしたWebセミナーの場合、インナーをTシャツに替える等して程よくカジュアルな服装を選ぶのもおすすめです。
また他のWebセミナーと差別化するために、敢えて個性的なカラーのスーツを選ぶという方法も1つでしょう。
シャツとジャケットをベースにしつつ、Webセミナーの内容に合わせたカラーチョイスやネクタイの着脱等を行い、参加者の目に止まるような服装を意識することが大切です。
背景の色と重ならないよう注意
Webセミナーを実施する際は、配信室の壁や背景用スクリーンと同系色の服装にならないよう注意しましょう。
特にバーチャル背景等を設定する場合、背景と同系色の服装を選ぶと境界が正しく判別されず、服装の一部が背景と同化してしまう可能性があります。
背景が白やベージュ等の明るいカラーの場合は暗めの服装、背景が黒や濃紺等の暗いカラーの場合は明るめの服装というように、背景に合わせて選ぶのもポイントの1つです。
表情を明るく見せるためのポイント
Webセミナーにおいては、画面映りを意識して服装を考えることも必要です。
例えば白色等の明るい色のジャケットを着用した場合、カメラを通したときに自動で露出補正がかかり、顔色が暗くなってしまうことがあります。
反対に、濃いグレーや紺色等のジャケットを着用すると顔色が明るくなるため、Webセミナーでの画面映りを良くしたい場合は、濃いめ・暗めの服装を選ぶのがおすすめです。
参加者側の服装
ここからは、参加型のWebセミナーに出席する場合の服装選びのポイントを解説していきます。
ビジネス関連セミナーや研修等の場合
マナー講座・面接対策といったビジネス系のセミナーや、社内研修・企業説明会等の参加型イベントに出席する際は、特に指定がない場合でもスーツを選択するのがベターです。
学生の場合はリクルートスーツ、社会人の場合はビジネススーツを着用してWebセミナーに参加しましょう。
またこのとき、画面上には上半身までしか映らないケースがほとんどですが、ちょっとした動作で下半身が映り込む可能性もゼロではないため、必ず上下共にスーツを着用しておくことが大切です。
服装指定がない・自由と記載されている場合
一般開催のWebセミナーで服装が指定されていない場合や、「服装自由」「私服OK」等と指示されている場合は、必ずしもスーツを着用する必要はありません。
とは言え、部屋着のようなだらしない服装で参加すると恥ずかしい思いをする可能性があるため、服装自由の場合でも基本的には“オフィスカジュアル”にあたるような服装を選ぶようにしましょう。
男性であればテーラードジャケット・シャツ・チノパンといった服装、女性の場合はカーディガン・ブラウス・スカート等の組み合わせがベターです。
Webセミナーにおける身だしなみのマナーまとめ
- Webセミナーの登壇者はシャツとジャケットを基本にしたビジネスライクな服装が基本
- 参加型のWebセミナーに出席する際は、参加者も顔出しの可能性があるため服装への配慮が必要
- 社内研修等の場合はスーツ、その他のWebセミナーではオフィスカジュアルな服装を選ぶのがベター
Webセミナーで顔出しが必要な場合は、講師・参加者共にある程度フォーマルな服装を心がけることが大切です。
また服装だけでなく、髪型・ヒゲ・メイク等の身だしなみへの配慮も欠かせません。
画面を通したときの映りを事前に確認し、お互いにストレスを感じない服装を選べるようにしておきましょう。
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