初めてウェビナーに参加する際は「どのような準備が必要なのか」「ツール・アプリの操作が分からなかったらどうしよう」といった疑問・不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、代表的なウェビナーツールの1つである「Zoom(ズーム)」の利用を想定し、参加手順や参加者側の機能一覧を解説していきます。
またウェビナーに参加するメリットや注意点もまとめているので、合わせて参考にしてみてください。
Zoomウェビナーへの参加方法
まずは、Zoomウェビナーの利用に必要な準備と参加の手順をチェックしていきましょう。
ウェビナーに参加するための準備
Zoomウェビナーは、インターネット接続が可能なデバイスがあれば誰でも利用することができます。
新たに専用の機器を購入する必要もなく、既存のパソコンやスマホを使って参加できるのが特徴です。
なお外出先からウェビナーに参加する場合は、イヤホンやヘッドホン等を用意しておくと良いでしょう。
またウェビナー中に参加者が発言したり顔出ししたりする機会がある場合は、別途マイクやWebカメラが必要となるケースもあります。(マイク・カメラが内蔵されていないパソコンの場合)
Zoomウェビナーへの参加手順
Zoomウェビナーに参加するときの操作方法は以下の通りです。
- Zoomのアプリケーションをインストール
- 名前やメールアドレス等の必要事項を入力してアカウント登録(任意・無料)
- 主催者から届く招待URLをクリックまたはZoomアプリを起動してウェビナーID・パスコードを入力
アプリのインストールやサインインは先に済ませておくとスムーズですが、参加のタイミングで操作することも可能です。
またアカウントは無料で登録できるものの必須ではないため、参加のみの利用であれば特に登録しなくても問題ありません。
ただし、ウェビナー中に発言する可能性がある場合は、事前にアプリをインストールしてマイクやWebカメラの動作確認を行っておくのがおすすめです。
Zoomアプリの設定画面から音声や映像のテストを行うことができるので、参加の前にチェックするようにしましょう。
参加者が利用できるZoomの主要機能
続いて、ウェビナーの参加者が利用できるZoomウェビナーの主要機能を紹介していきます。
テキストチャット
Zoomウェビナーの参加者は、基本的にホストとパネリストによる配信を視聴する形となります。
直接発言することはできませんが、チャット機能を介してホストやパネリストに意見することが可能です。
Zoomウェビナー中にチャット機能を利用する手順は以下の通りです。
- ウェビナー画面の下部にあるメニューから「チャット」をクリック
- 画面右側に表示されるチャットボックスにメッセージを入力
- 「宛先」欄のリストからメッセージの送信相手の名前を選択
- 「Enter」キーを押して送信(改行したい場合は「Shift」+「Enter」)
挙手によるリアクション
Zoomウェビナーには、ホストやパネリストからの呼びかけに対するリアクションの手段として「手を挙げる」機能が搭載されています。
Zoomウェビナー中に「手を挙げる」機能を使う場合の手順は以下の通りです。
- 画面下のツールバーにカーソルを移動する
- 一覧から「参加者」をクリック
- 右側に表示された画面の下部から「手を挙げる」ボタンをクリック(Macの場合は中央にポップアップ表示)
「手を挙げる」をクリックすると、ホスト側へ通知が届きます。
操作後はボタンの文字が「手を降ろす」に切り替わるので、挙手を解除する際は再度クリックしておきましょう。
なおWindowsの場合は「Altキー+Yキー」、Macの場合は「Optionキー+Yキー」で「手を挙げる」機能をショートカット操作することも可能です。
Q&Aや投票への参加
Zoomウェビナーの進行中に、質疑応答や投票等が実施される場合があります。
質疑応答(Q&A)は画面下部のメニューから選択できるので、必要に応じて質問を送信しましょう。
匿名で質問できるかどうか、また質問内容が全体に公開されるかどうかについては管理者側の許可設定で異なります。
またZoomウェビナーの投票機能はメニュー内に存在せず、ホストが投票を実施した場合にポップアップ表示される仕組みです。
投票は基本的に選択式となっているので、自身の考えと一致する選択肢をクリックして送信しましょう。
ウェビナー配信を視聴するメリットと注意点
ここからは、ウェビナーに参加するメリットと参加時の注意点について解説していきます。
メリット①どこからでも参加できる
従来のセミナーは、参加する際に指定の会場まで移動しなければならなかったため、近隣の会場でないと参加が難しいというデメリットがありました。
一方、ウェビナーの場合はインターネット環境さえ整っていれば自宅やカフェ等の好きな場所から参加できます。
また録画配信のウェビナーであれば、視聴するタイミングや時間帯も自由に決められるため、仕事や子育て等でまとまった時間を確保しづらい方にとってメリットの大きい仕組みと言えるでしょう。
メリット②録画機能によって繰り返しチェックできる
参加者側での録画が認められているウェビナーや、ダウンロード方式で配信されるウェビナーの場合、オンライン・オフラインを問わずいつでも何度でも動画を再生することができます。
繰り返し配信内容を確認できるウェビナーは、その場で内容を理解する必要があった従来のセミナーと異なり、自分のペースで理解を深められるという点が大きなメリットと言えるでしょう。
またウェビナーは参加者側のマイク・カメラがオフの状態で実施されるケースが多いため、家事や育児をしながら片手間に視聴し、後から気になった部分を見直すといった使い方も可能です。
ネット環境のトラブルには注意
ウェビナーに参加する際、インターネットの通信環境によっては接続が不安定になる場合があるという点には注意が必要です。
特にウェビナーでは動画を利用するため、電波状況の悪い場所から参加すると思うように視聴できない可能性が高いでしょう。
こういったトラブルを避けるためにも、ウェビナーに参加する際はWi-Fi環境が整った場所を選ぶことが大切です。
まとめ
- Zoomウェビナーへの参加で必要となるのは、インターネット接続が可能なデバイス(PC・スマホ等)のみ
- Zoomウェビナーの場合、参加者はチャットやリアクション、質疑応答等の機能を利用できる
- 従来のセミナーと異なり、場所や時間の制約を受けずに自由なタイミングで参加できるのがウェビナーのメリット
コロナ禍の影響等もあり、近年は就職活動や社内研修といったシーンでもZoomウェビナーが活用されています。
Zoomウェビナーへの参加が必要となったときに操作方法で困らないよう、事前に機能の使い方や動作確認の方法をチェックしておくようにしましょう。
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