自宅でのテレワーク中は、誰にも見られないからと化粧をせずに仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
1人で作業しているときは化粧をしていなくても問題ありませんが、急きょミーティングなどが入り、化粧をする暇もなくZoomに向かわなければならないといった状況も考えられます。
そんなときに役立つのが、Zoomに標準搭載されているビデオフィルターの機能です。
この記事では、ビデオフィルターを使った疑似メイクの方法と、合わせて活用したいZoomの便利機能を紹介していきます。
化粧する時間がない場合におすすめ!Zoomのビデオフィルター機能
ビデオフィルターとは、自分の顔にフレームやアクセサリーを設定して、見た目を変えられる機能のことです。
以前はお楽しみ機能としての要素が強かったフィルター機能ですが、最近は眉毛やリップの雰囲気を変えられる化粧系のフィルターが登場しています。
まずは、ビデオフィルターの利用に必要なパソコンスペックと、実際の設定方法について見ていきましょう。
ビデオフィルター機能の必要スペック
Zoomのビデオフィルター機能を利用するには、デバイスが以下の前提条件を満たしている必要があります。
Windows
- Windows用のZoomデスクトップクライアント 5.2.0(42619.0804)以降
- 64ビットOS
- Intel第4世代以降のi3・i5・i7・i9プロセッサまたはAMD Ryzen 3・5・7・9プロセッサ
Mac OS
- macOS用のZoomデスクトップクライアント 5.2.0(42634.0805)以降
- macOS 10.13 or higher
- Intel第4世代以降のi3・i5・i7・i9プロセッサまたはAMD Ryzen 3・5・7・9プロセッサ
ビデオフィルター(スタジオ効果)の設定手順
Zoomのビデオフィルター機能を使って疑似的に化粧を行う方法は以下の通りです。
事前にビデオフィルターの化粧機能を設定する場合
- Zoomアプリを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- 「背景とフィルター」をクリック
- 「ビデオフィルター」をクリック
- 画面右下にある「スタジオエフェクト」をクリック
- 任意の化粧機能(眉毛・ひげ・リップカラー)を選択
ミーティング中にビデオフィルターの化粧機能を追加する場合
- Zoomアプリを起動してミーティングを開始
- 画面下部のメニューから「ビデオ」の横にある「△」をクリック
- 「ビデオフィルターを選択」をクリック
- 画面右下にある「スタジオエフェクト」をクリック
- 任意の化粧機能(眉毛・ひげ・リップカラー)を選択
- 「×」をクリック
ビデオフィルターと合わせて使いたいおすすめ機能
Zoomにはビデオフィルターの他にも外見の雰囲気を変化させられる機能が複数搭載されています。
ビデオフィルターの化粧機能と併用することで更にZoomでの見え方を良くできる可能性があるので、こちらも一通り確認しておきましょう。
外見補正機能
外見補正機能とは、映像にソフトフォーカスをかけることで肌を滑らかに見せられる機能です。
雰囲気を柔らかく見せる効果が期待できるので、化粧をしていなくてもバレにくくなります。
外見補正の設定方法は以下の通りです。
Windows・Mac
- Zoomアプリを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- 「ビデオ」をクリック
- 「外見を補正する」をチェックして有効化
- スライダーでフィルターの強弱を調整
iPad・iPhone・Android
- Zoomアプリを起動
- 「設定」をタップ
- 「ミーティング」をタップ
- 「外見を補正する」をタップ
- スライダーでフィルターの強弱を調整
画面の明るさ調整
Zoomを利用する環境がやや暗い場所である場合は、映像の明るさ調整機能を用いることで改善が期待できます。
Zoomアプリを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- 「ビデオ」をクリック
- 「低照度に対して調整」チェックして有効化
基本的には自動で明るさ調整が行われますが、調整方法を「手動」に切り替えることで、スライダーを使った細かい調整も可能となります。
HDビデオ設定
Zoomでは720pおよび1080pの高品質のHDビデオを利用できるので、画質を高めて映りを良く見せるとう方法も選択肢の1つです。
HDビデオを有効化する方法は以下の通り。
- Zoomアプリを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- 「ビデオ」をクリック
- 「HD」をチェックして有効化
なお、現在は新型コロナウイルスによる需要急増に伴い、HDビデオの機能はProfessional以上のアカウントかつ最大2人までの会議でのみ利用可能となっています。
また1080pのビデオはBusiness以上のアカウントが必要です。
バーチャル背景
バーチャル背景とは、映像の背景(人物以外の部分)に任意の画像・動画を設定できる機能のことです。
自動的に人物と背景を識別して画像の適用を行うため、部屋の様子を隠したい場合などに役立つ機能となっています。
またZoomのバージョン「5.2.0」以降では、PowerPointのスライドをバーチャル背景として設定することも可能になりました。
バーチャル背景の設定方法は以下の通りです。
- Zoomアプリを起動
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定」をクリック
- 「背景とフィルター」をクリック
- 「バーチャル背景」をクリック
- 任意のバーチャル背景を選択(取り消す場合は「None」をクリック)
Zoomの機能で疑似的に化粧する方法まとめ
- Zoomのビデオフィルターの一種であるスタジオエフェクトを利用することで、化粧をしているように見せられる
- 化粧のエフェクトが浮いて見える場合は、外見補正機能でソフトフォーカスをかける方法がおすすめ
- バーチャル背景機能を活用すれば、部屋の様子も隠すことができる
化粧をしていない状況で急きょオンライン会議・打ち合わせなどが入ってしまった場合は、ビデオフィルターや外見補正機能で化粧しているように見せる方法がおすすめです。
また今回紹介した機能の他にも、Zoomには様々な便利機能が搭載されているので、時間を見つけて一通り試してみてはいかがでしょうか。
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