海外企業・顧客とのやり取りが必要な場合は、Zoomに搭載されている翻訳字幕機能の活用がおすすめです。
この記事では、Zoomで利用できる翻訳字幕機能の概要と活用方法・メリットを解説していきます。
Zoomのライセンス契約を行っているNECネッツエスアイの特長もまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
Zoomの翻訳字幕機能とは?
翻訳字幕機能とは、ZoomミーティングやZoomウェビナー中の音声をリアルタイムで他言語に翻訳し、字幕として表示できる機能のことです。
例えば相手が英語で話している場合、自身の画面では自国の言語に翻訳された字幕を見ることができます。
まずは、Zoomで利用できる翻訳字幕機能の対応言語と対象ライセンス、また実際の使い方について詳しく見ていきましょう。
対応言語の種類
Zoomの翻訳字幕機能で相互翻訳が可能となっている言語は以下の通りです。(2023年9月時点)
日本語 ベータ | 中国語 (繁体字) ベータ | 中国語 (簡体字) ベータ |
チェコ語 ベータ | オランダ語 | エストニア語 ベータ |
フィンランド語 ベータ | フランス語 (カナダ) ベータ | フランス語 (フランス) |
ドイツ語 | ハンガリー語 ベータ | イタリア語 |
アラビア語 ベータ | ポーランド語 ベータ | 韓国語 ベータ |
ポルトガル語 | スペイン語 | ロシア語 |
トルコ語 | ウクライナ語 | ベトナム語 |
また以下の言語は英語からのみ相互翻訳がサポートされています。
ベンガル語 ベータ | デンマーク語 ベータ | ヘブライ語 ベータ |
ヒンディー語 ベータ | ノルウェー語 ベータ | ルーマニア語 ベータ |
スウェーデン語 ベータ | タミル語 ベータ |
対象ライセンス・前提条件
Zoomの翻訳字幕機能を利用するためには、本機能がバンドルされた基本ライセンスをご契約いただくか、オプションライセンスを付与することで利用可能です。
翻訳字幕機能がバンドルされている基本ライセンス
- Zoom One Business Plus
- Zoom One Enterprise Plus
上記以外の基本ライセンスをご利用の方:別途Zoom Translated Captionsライセンスを付与することで翻訳字幕機能を利用可能です。
翻訳字幕機能を使用する上で必要な前提条件
またZoomの翻訳字幕機能を利用するには、以下の前提条件を満たす必要があります。
- Zoom デスクトップクライアント バージョン5.11.9以降
- 翻訳字幕機能が有効化されていること
なお自動字幕(翻訳を行わない文字起こし)機能はライセンスの種類を問わず誰でも利用することが可能です。
管理者による事前の有効化が必要
ZoomミーティングまたはZoomウェビナーで翻訳字幕機能を有効化する手順は以下の通りです。
- 管理者またはオーナーとしてZoom Webポータル(https://zoom.us/signin)にサインイン
- 左側のナビゲーションメニューから「アカウント管理」の「アカウント設定」をクリック
- 「ミーティングにて(詳細)」をクリック
- 「翻訳版字幕」のトグルをクリック
- 確認ダイアログが表示されたら「有効にする」をクリック
アカウント内のユーザーが個別に設定を変更できないようにしたい場合は、トグルの横にある鍵アイコンをクリックして設定をロックしておきましょう。
Zoomの翻訳字幕機能を活用するメリット
続いて、Zoomの翻訳字幕機能を活用することで解決が期待できる課題やメリットについて見ていきましょう。
海外パートナー・顧客との意思疎通を加速できる
海外パートナー・顧客とやり取りを行ううえで最大の課題となるのが言語の違いです。
異なる言語で会議や商談を進める場合、相手が話していることを正しく理解できないために、誤解が生まれたりトラブルに発展したりする可能性があります。
Zoomの翻訳字幕機能を利用すれば、リアルタイムでの相互翻訳によってスムーズな意思疎通を実現できます。
またZoomなら英語以外にも中国語・韓国語・ドイツ語・イタリア語等の幅広い言語との相互翻訳が可能なため、グローバルに活躍する企業や訪日外国人とのやり取りが多い企業で特に役に立つでしょう。
海外商談の属人化を抑止できる
グローバル企業やインバウンド関連の企業では、多言語に対応できる人材の確保が大きな課題となっています。
また多言語スキルのある人材に業務負担が偏ったり、対応が属人化したりする点も課題の1つと言えるでしょう。
Zoomの翻訳字幕機能を利用すれば、多言語スキルの有無を問わず、誰でも海外商談に臨むことができます。
これにより、業務負担の偏り軽減や属人化の抑止が可能となる他、人材不足の解消等も見込めるようになるでしょう。
議事録作成の効率化にも役立つ
Zoomの翻訳字幕機能で翻訳された会話内容は、文字起こしのデータとして保存・管理することができます。
このデータを活用すれば、後からミーティング内容を聞き直して翻訳したり文字起こしをしたりする必要がなくなるため、議事録作成の業務効率化が可能となるでしょう。
Zoomの場合、ミーティングのホストがライセンス所持者であれば、全ての参加者が翻訳字幕機能を利用できる仕組みとなっています。
議事録作成を担当する社員がライセンス所持者である必要がないため、翻訳字幕機能の利用に伴うコストを抑えられるという点もZoom利用のメリットの1つと言えるでしょう。
ライセンス契約はNECネッツエスアイにお任せ
Zoomの翻訳字幕機能を利用するには、対象ライセンスまたは追加アドオンの契約が必要です。
ここからはZoomのライセンス提供および導入・運用支援を実施している「NECネッツエスアイ」の特長を詳しく見ていきましょう。
豊富な導入実績とノウハウ
NECネッツエスアイは国内の正規販売店第1号として、これまでに10,000社を超えるZoom導入実績があります。(※2017年9月~2020年11月までの実績累計)
2021年度には国内No.1(世界No.2)の販売実績を達成する等、豊富な導入経験に基づくノウハウを提供できる点がNECネッツエスアイの大きな強みです。
NECネッツエスアイなら、長年にわたって培ったZoom導入の知識・技術を活かして、個別の要件に合わせた最適なZoom環境の提案・構築を実現することが可能です。
関連サービスの導入サポートも広く対応
NECネッツエスアイでは、ミーティングやウェビナーをより効果的に実施するための様々なサービス・ソリューションを提供しています。
Zoom Phone | チャットやビデオ会議等のコミュニケーションを統合した音声クラウドサービスです。デバイスの手配や管理の負担を削減し、スムーズなテレワーク化を実現します。 |
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Zoom contact center | AIチャットボットやビデオ通話等のWebチャネルを統合したコンタクトセンター向けサービスです。リアルタイムでの状況把握・管理により、顧客対応の効率化や問い合わせ業務のテレワーク化を実現します。 |
Neat | Zoom Roomsの一体型製品です。人感センサ等の最新機能と連携することで、参加者が快適に過ごすための空間構築を実現します。 |
Zoomはセキュリティ機能も充実しており、平時の業務利用はもちろん、BCP対策としても効果的なツールです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するうえでも欠かせない存在の1つとなっているので、導入をお考えの企業様はぜひ一度NECネッツエスアイまでご相談ください。
記事まとめ
- 翻訳字幕機能は、Zoomミーティング・ウェビナー中の音声をリアルタイムで他言語に翻訳して字幕表示する機能のこと
- 翻訳字幕機能を活用することで、海外商談におけるコミュニケーション強化や属人化の抑止が可能となる
- Zoomのライセンス契約なら、豊富な導入実績を持つNECネッツエスアイの利用がおすすめ
NECネッツエスアイなら、個別の要件・要望に応じた最適なZoom環境の提案と構築を実現できます。
海外企業との会議・商談が多い場合や、訪日外国人とのやり取りがある場合等は、ぜひ一度NECネッツエスアイまでご相談ください。