Zoomを利用する際に「表示言語が英語になっているため日本語に直したい」、あるいは「多国籍企業のため日本語から英語に変更したい」といったケースがあります。
この記事では、OSごとの表示言語の設定方法と、言語の切り替えがうまくできない場合の原因・対処法を解説。
表示言語の設定はいつでも変更できるので、必要に応じて切り替えられるよう、各デバイスでの操作方法をチェックしておきましょう。
Zoomの表示言語を英語から日本語に切り替える手順
2022年5月現在、ブラウザ版およびアプリ版のZoomで対応している言語は以下の13言語です。
- 日本語
- 英語
- 中国語(簡体字と繁体字)
- 韓国語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ロシア語
- スペイン語
- トルコ語
- ベトナム語
まずは、日本語や英語をはじめとする上記の各言語に表示を切り替えるためのスペック要件と手順について詳しく見ていきましょう。
前提条件
Zoomの表示言語を日本語や英語に変更するためのスペック要件は以下の通りです。
- Windows:デスクトップクライアント バージョン3.5.53922.0613 以降
- macOS:デスクトップクライアント バージョン3.5.53922.0613 以降
- Linux:デスクトップクライアント バージョン3.5.53922.0613 以降
なおポーランド語およびトルコ語を利用する場合は、各OSのバージョン5.8.6以降が必要です。
パソコンからZoomの表示言語を変更する手順(Windows・Mac・ブラウザ版)
パソコンでZoomを利用する場合の表示言語の変更方法は以下の通りです。
Windows
- Zoomデスクトップクライアントを起動する
- Windowsタスクバーの右下にある通知トレイアイコンの「^」をクリック
- 通知トレイア内にあるZoomのアイコンを右クリック
- 「言語の切り替え」にカーソルを合わせる
- 日本語や英語(English)など希望の言語をクリック
言語設定を変更すると自動的にZoomが再起動し、設定した言語に切り替わります。
なお再起動の際にサインアウトしてしまうことがあるため、その場合は再度サインインし直しましょう。
Mac
- Zoomデスクトップクライアントを起動する
- DockのZoomアイコンを右クリック(またはオプションキーを押しながらクリック)
- 「言語の切り替え」にカーソルを合わせる
- 日本語や英語(English)など希望の言語をクリック
- ポップアップを確認して「切り替える」をクリック(英語から日本語に切り替える場合は「Switch to Japanese」)
言語設定を変更すると自動的にZoomが再起動し、設定した言語に切り替わります。
再起動の際にサインアウトしてしまった場合は、Windowsの場合と同様再度サインインし直しましょう。
ブラウザ版(Windows・Mac共通)
- ZoomのWebサイト(https://zoom.us/)にアクセス
- ページ末尾までスクロール
- ページ末尾の右下にある「言語」のドロップダウンをクリック
- 日本語や英語(English)など希望の言語をクリック
ブラウザ版の場合は、言語設定を変更するとその場でページ内の言語が切り替わります。
スマホからZoomの表示言語を変更する手順(iOS・Android)
スマホ・タブレットでZoomを利用する場合の表示言語の変更方法は以下の通りです。
iOS
iPhone・iPadなどのiOS端末では、デバイスに設定されている言語がZoomにも反映されます。
そのため、Zoomの言語を変更したい場合は、以下の手順でデバイスの言語設定を変える操作が必要です。
- ホーム画面にある「設定」アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「言語と地域」をタップ
- 「iPhone(iPad)の使用言語」をタップ
- 日本語や英語(English)など希望の言語をタップ
- 「完了」をタップ
言語設定の変更後にデバイスを再起動することで、設定した言語に切り替わります。
Android
AndroidもiOSと同様、デバイスに設定されている言語がZoomに反映されるため、以下の手順でデバイス側の言語設定を変更しましょう。
- ホーム画面にある「設定」アプリをタップ
- 「言語と入力」をタップ
- 日本語や英語(English)など希望の言語をタップ
言語設定を変更したあとは、自動的にZoomの表示言語が切り替わります。
言語設定が変更できない場合の原因と対処
前述した方法で言語設定を変更しても、表示が日本語(または英語など)に切り替わらない場合があります。
以下に表示言語が切り替わらない場合の原因と対処方法をまとめているので、一通りチェックしてみましょう。
ブラウザ版の場合
ブラウザ版Zoomの場合、ブラウザ側の情報が古いままになっていると、言語設定ができない可能性があります。
まずはブラウザの更新情報を確認し、最新の状態になっていることを確認しましょう。
また、キャッシュ(パソコン上で使用する機会の多いファイルを一時保存したもの)が溜まっていると、Webサイトの挙動が重くなったり、操作しても反応しなかったりすることがあります。
この場合は一度キャッシュデータを削除し、ブラウザを整理したうえでZoomに再アクセスすることで改善が期待できるでしょう。
アプリ版の場合
デスクトップクライアントの場合は、Zoomの言語設定に必要なスペック要件を満たしていないことが原因となっている可能性があります。
アプリの更新情報を確認し、Zoomを最新版に更新した状態で再度言語設定を変更してみましょう。
デスクトップクライアントの更新情報を確認する手順は以下の通りです。
- Zoomアプリのホーム画面右上にあるユーザーアイコンをクリック
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「更新が利用可能」と表示された場合は「更新」をクリック
なおスマホ・タブレットの場合は、App Store(またはGoogle Play)で更新の確認・アップデートの実施を行うことができます。
その他、パソコンやスマホ・タブレットなどのデバイス本体を再起動することで言語設定を切り替えられるケースもあります。
Zoomの言語設定を英語から日本語に変更する方法まとめ
- パソコンの場合は、Zoom起動後にタスクバー(Mac:dock)から操作することで言語設定を変更できる
- スマホ・タブレットは本体の言語設定を変更することでZoom側の言語も自動的に変更される
- 表示が日本語(または英語など)に切り替わらない場合は、ブラウザ・アプリの情報を更新する
Zoomは日本語や英語をはじめ、13言語もの多言語に対応している高性能なミーティングツールです。
多国籍企業や外国人スタッフのいる企業でも導入しやすいツールとなっているので、ミーティングツールの導入・運用でお悩みの企業様はぜひ一度ご相談ください。