ZoomはパソコンやiPad・iPhone・Androidスマホなど様々なデバイスで利用できるWeb会議ツールです。
Zoomにはあらかじめミーティングの内容を録画・録音する機能が搭載されています。
別途動画のキャプチャソフトなどをインストールする必要がないため使い勝手が良く、多くの企業で採用されているWeb会議ツールです。
ここでは、Zoomで利用できる録画機能の特徴とメリット、また実際の操作方法についてまとめています。
Zoomの録画機能は議事録の代わりとしても活用できるので、業務の効率化を図りたいといった場合にもぜひ参考にしてみてくださいね。
Zoomには2種類の録画方法がある
Zoomでは会議内容を録画・録音することができます。
保存方法には「ローカル保存」と「クラウド保存」の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
まずは、Zoomで録画した動画データを保存する方法について詳しく見ていきましょう。
ローカル保存
ローカル保存の場合、録画した動画データはパソコンに直接保存されます。
保存先のフォルダは自分で設定できるので、コンピューター内やUSBなど任意の場所を指定しておきましょう。
ローカル保存は無料ライセンスでも利用することが可能です。
クラウド保存
クラウド保存の場合、録画データはクラウドノストレージに保存されます。
パソコンだけでなくスマホやタブレットなどモバイル端末からのレコーディングも可能です。
こちらはZoomの有料ライセンスを契約しているユーザーのみの機能となっており、無料ライセンスでは利用することができません。
ローカル保存とクラウド保存の違いは保存先がどこになるのかという点です。
ローカル保存でも問題はありませんが、クラウド保存の方がより便利に活用できるのでおすすめ。
Zoomのクラウド保存のメリットについて、次の項目で詳しく紹介していきます。
クラウドレコーディングのメリット
クラウドに録画した動画データを保存することをクラウドレコーディングと呼びます。
ここからは、ローカルではなくクラウドでレコーディングを行うメリットを詳しく見ていきましょう。
動画の共有が簡単にできる
ローカル保存した動画データを共有する場合、メールに添付したりYouTubeにいったんアップロードしたりといったひと手間が必要です。
しかしZoomのクラウド保存なら、保存先のURLを通知するだけで共有できます。
共有される側もURLをクリックするだけで良いので、双方の操作を短縮できるのが大きなメリットと言えるでしょう。
また共有されていないローカルデータの場合、保存先のパソコンでないと内容を確認することができません。
一方クラウド保存であれば、スマホやタブレットなど別のデバイスからZoomアカウントにログインしても内容を見ることが可能です。
更に、クラウド保存ならエンコード(変換)にかかる時間を短縮することもできます。
ローカル保存の場合は変換が完了するまでパソコンを立ち上げておく必要がありますが、クラウド保存ならネット上で自動的に処理されます。
待ち時間を他の業務に充てられるため、業務の効率化にも役立つでしょう。
デバイスの容量を圧迫しない
クラウドレコーディングではデータがサーバー上に保管されるため、PC本体の容量を使うことがありません。
パソコンの中身をスッキリさせておきたい場合に便利。
クラウド保存されたデータは必要に応じてローカルへダウンロードすることも可能です。
文字起こしができる(英語のみ)
Zoomで録画したデータから自動的に文字起こしをしてくれる機能もあります。
現在対応しているのは英語のみですが、今後日本語にも対応することが期待されています。
クラウドの容量に注意
クラウド保存ならパソコンの容量を圧迫せずに録画データを記録しておくことが可能です。
ただし、クラウドレコーディングに利用できるストレージには上限があるという点に注意が必要。
有料ライセンスの場合、初期状態の上限は1GBとなっています。
ローカルへのダウンロードや不要データの削除など、上限を超えないように適宜整理しておきましょう。
有料のストレージを追加購入することもできるので検討してみてくださいね。
Zoomの録画機能の使い方
ここまで、Zoomでの録画データの保存とクラウドレコーディングのメリットを紹介してきました。
最後に、実際にZoomで録画を行う方法や録画データを再生する方法などを確認してみましょう。
手動でレコーディングを行う
録画機能を操作できるのは、会議のホストとなるユーザーのみ。
ホスト以外の視聴者が録画を行いたい場合は、ホストからの許可が必要となります。
Web会議が始まると、メニューの中にレコーディングの項目が表示されます。
このボタンをクリックすることで、レコーディングの開始および停止の操作が可能です。
自動でレコーディングを行う
全てのミーティングを記録したい場合は、手動ではなく自動でレコーディングを行うように設定すると簡単です。
ログイン後の設定ページから自動録画を指定することができます。
ミーティングが終了すると、録画した動画データを保存するかどうか確認されるので、必要に応じて保存する・しないを判断しましょう。
録画したデータの再生方法
ローカルに保存した場合は、保存先のファイルを開くことで動画の再生が可能です。
クラウド保存の場合は、Zoomのブラウザから録画データの確認や再生を行うことができます。
参加者への共有方法
クラウドレコーディングで録画したデータであれば、保存先のURLを通知するだけで共有が完了します。
Zoom内のチャットやメールでURLの通知を行いましょう。
クラウド保存できるのは1GBまでなので、重要なデータをダウンロードしたり、不要データを削除したりしてこまめに整理するのがおすすめです。
まとめ
- Zoomにはローカル保存とクラウド保存の2種類があり、クラウド保存は有料ライセンス限定となっている
- 共有しやすく容量を圧迫しないなど、クラウドレコーディングには様々なメリットがある
- 有料ライセンスの場合もクラウド保存の容量には上限があるため、こまめな整理が必要
Zoomの録画機能は、社内ミーティングや取引先との打ち合わせ、またセミナーや研修など幅広いシーンで役立つ機能です。
画面共有やグループ分けなどその他の機能も充実しているので、Web会議ツールの導入をお考えの方はぜひZoomを検討してみてくださいね。
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