最近は商品の説明会や会社の研修・面接などのツールとして、ウェビナー(Webinar)を活用する企業が増えています。
ウェビナーとは、インターネット上でセミナー動画を配信することで、オンラインセミナーやWebセミナーとも呼ばれています。
ウェビナーには様々なメリットがありますが、導入や操作などのやり方が分からなくて不安という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ウェビナーのやり方や活用方法、また導入のメリットなどを解説しています。
企業での利用におすすめのウェビナーシステムも紹介しているので、ウェビナーのやり方が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェビナーのやり方とツールの選び方
ウェビナーツールは多くの種類が存在するため、目的に合った機能が搭載されているものを選ぶ必要があります。
まずは、ウェビナーを導入する際の基本的なステップとやり方、またウェビナーツールの選び方について詳しく見ていきましょう。
ウェビナーを導入する目的
ウェビナーの導入を検討する際は、どのような目的でウェビナーを利用するのかを考えることから始めます。
例えば商品やサービスの説明会に活用する場合、お客さんをターゲットとして、商品の購入やサービスの契約につながるようなセミナー動画の作成が必要です。
また会社の研修や面接で利用する場合は、定期的に繰り返し配信できるセミナー動画の作成が求められます。
社内会議などが目的であれば、ウェビナーではなくミーティングツールの方が良いケースもあります。
ウェビナーの目的によってツールの選び方や操作のやり方も変わってくるので、ターゲットやゴールをなるべく具体的に決めておくことが大切です。
ウェビナーツールの選択
ウェビナーの目的が定まったら、豊富なウェビナーツールから目的に合ったものを選びましょう。
顧客向けのウェビナーを実施する場合は、チャットやアンケートなどコミュニケーションが図れる機能のあるツールがおすすめです。
またデータ分析などマーケティングに役立つ機能もあると良いでしょう。
一方、社内利用が目的の場合は、録画機能や予約配信など繰り返しセミナーの配信ができるような機能を持つツールが便利です。
専用機器を必要とせず、既存のデバイスで利用できるものを選ぶとコストを抑えられるのでおすすめ。
参加人数の上限や1回のセミナーで配信できる時間などは契約するプランによって異なります。
きちんと目的が決まっていると、必要な機能やプランの選定がスムーズに進むでしょう。
また1つのウェビナーツールだけでなく、複数のツールで料金や機能を比較することも大切です。
デモ版の利用ができるツールも多いので、やり方を試してから導入するツールを決定するようにしましょう。
配信環境の準備
ウェビナーを開催するには、インターネット環境が必須となります。
動画配信は容量が大きくなるため、音声や映像が途切れないように安定した通信環境を整えることが重要なポイントです。
音声・映像の質を高めたい場合は、付属するマイクやウェブカメラにもこだわると良いでしょう。
またウェビナーツールには、専用機器を使用する場合と、専用のシステムを既存デバイスにダウンロードする場合の2種類があります。
マイクやウェブカメラなども含めると導入コストが大きくなってしまうため、費用を抑えたい場合はダウンロードタイプのツールがおすすめです。
ウェビナーの実施
ウェビナーの配信は、リアルタイム配信(ライブ配信)と録画配信の2通りのやり方があります。
コメントなどでコミュニケーションをとる場合はリアルタイムでの配信がおすすめ。
その場で質疑応答ができるため、オフラインのセミナーに参加しているような臨場感を出すことができます。
社内の研修動画などは繰り返し利用する可能性があるので、録画して保存しておくと便利です。
質疑応答を行いたい場合は、録画した動画を配信しながらチャットを実施するなど「疑似ライブ配信」を行うのも1つのやり方です。
ウェビナーを開催したあとは、やり方や配信内容の改善点がないかどうかなど振り返りを行いましょう。
アンケートを実施して参加者の意見を集めるのもおすすめです。
オンラインでセミナーを開催するメリット
ウェビナーを使ってマーケティングや研修・面接を行うメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
続いて、オフラインのセミナーにはないウェビナーのメリットを紹介していきます。
開催コストを抑えられる
企業がウェビナーを導入する大きなメリットとして、イベントや研修にかかるコストを抑えられるという点があります。
商品・サービスの発表会などをオフラインで開催する場合、会場の予約やスタッフの手配など様々な準備が必要です。
当日の移動にかかる交通費や配布する資料の印刷費用なども決して安くはないでしょう。
ウェビナーであれば会場を用意する必要がなく、社内の会議室などから簡単に配信を行うことが可能。
交通費もかかりませんし、資料もデータ共有で完了するため印刷しなくて済みます。
集客率や成約率のアップが期待できる
オフラインのセミナーは特定の会場に足を運ぶ必要があり、開催地の近隣に住む方が主なターゲットとなります。
一方ウェビナーはインターネット環境さえあればどこからでも参加できるので、国内外問わず集客することが可能です。
またコメントやアンケート機能を活用して、顧客の疑問を解決したり意見を集めたりできるのもウェビナーのメリットです。
繰り返しウェビナーを開催し、顧客との関係づくりを強めていくことがウェビナー成功のポイントとなるでしょう。
ウェビナーの効果的なやり方は?
ウェビナーはオフラインのセミナーとは異なる特徴を持つため、やり方や配信する内容も変えていく必要があります。
最後に、効果的なウェビナー配信のやり方のコツを詳しく見ていきましょう。
参加者にストレスを与えない内容づくり
ウェビナーの場合、カメラの画質やマイクの音質によって参加者の評価が大きく変わります。
途中で映像や音声が途切れてしまったり、ノイズが入ったりすると参加者はストレスを感じてしまうでしょう。
ウェビナーを開催するときは、周囲の環境や機器の状態まで気を配ることが大切です。
またウェビナーの参加者は、基本的に主催者が話している映像をただ見ているだけの状態になります。
単調な映像が続くと参加者が退出してしまう可能性があるため、資料画像を映すなど画面に変化を持たせるやり方がポイント。
要所要所に質疑応答タイムを挟むなど、参加者がアクションを起こせるようなやり方もおすすめです。
事前の集客にも力を入れる
ウェビナーは従来のセミナーと違い、会場を用意する必要がありません。
コストを抑えられる反面、会場の掲示物やチラシといった集客方法が利用できないというデメリットも。
そのためウェビナーの参加者を集める場合は、SNSやブログなどWebでの告知が重要となるでしょう。
まとめ
- ウェビナーを導入する際は、目的とターゲットを明確にする必要がある
- リアルタイム配信や録画配信など、用途によって配信のやり方が異なる
- 参加者が飽きないようなウェビナーを作ることが重要
ウェビナーの内容はきちんと作り込む必要がありますが、ウェビナーのやり方自体は簡単です。
NECネッツエスアイが提供するZoomウェビナーなら、パソコンやスマホなど既存のデバイスを使ってすぐにウェビナー環境を作ることができます。
ウェビナーの導入をお考えの方はぜひお問い合わせください。
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