SNSを中心としたプラットフォームなどで動画が果たす役割が多くなってきています。
動画は写真やテキストだけのコンテンツと比較して約5,000倍もの情報量があると言われ、短時間で多くの情報をユーザーに伝えることができる優秀なコミュニケーション手段。
そんな動画コンテンツのなかでビジネスシーンで今、多く活用されているのがWebセミナーやオンラインサロン。
そのWebセミナーやオンラインサロンを行う上でぜひ利用をおすすめするのがウェビナーツールです。
この記事ではウェビナーとはどういったものなのか、またウェビナーの活用方法とはどういったものがあるのかを解説します。
ウェビナー(Webinar)とは
さて、そもそもウェビナーとはどういった意味なのでしょうか。
ウェビナーの語源とはWebとセミナー(Seminar)を掛け合わせて作られた造語です。
WEBで行うセミナー、ウェビナーです。
Webセミナーやオンラインセミナー、インターネットセミナーとも呼ばれることもあるようです。
ウェビナーの配信方法の種類とは
ウェビナーにはライブ配信と録画配信の二つがあり、それぞれ特徴やメリットがあります。
ライブ配信と録画配信
それぞれの特徴とメリットをまとめました。
ライブ配信 | 録画配信 | |
---|---|---|
配信のタイミング | あらかじめ決められた日時に行う | 配信日時はいつでも可能 |
シチュエーション | ニュース、現場中継、パネラーなどを交えてのディスカッション、ライブ販売など | マニュアル説明や教育などの学習コンテンツなど |
メリット | ライブ感やユーザーとの双方向コミュニケーションが可能 | 早送りや一時停止など自由な視聴が可能 |
デメリット | 早送りや一時停止ができない。不慮なアクシデントに対応が必要 | 編集の手間が必要。ユーザーとのコミュニケーションがコメントやメールなどのみ |
このようにライブ配信と録画配信では目的やシチュエーションによって使い分けるのが良いでしょう。
さらに最近はこの二つの配信方法を併せて行うハイブリット配信や、擬似ライブ配信という方法もあります。
これはセミナーの講義部分などはあらかじめ録画しておいたものを配信し、その後Q&Aやディスカッション部分はライブ配信で行うというやり方。
また擬似ライブ配信とは動画そのものは録画したものを配信するが、チャットなどのコミュニケーション部分はライブで行うというものです。
これら二つの違いとは2段階で録画とライブを行うのか、同時に行うのかの違いです。
従来の会場型のセミナーとウェビナーを比較
ウェビナーとはどういうことかを知っていただいた上で、この項目では従来のセミナーとウェビナーを比較し、ウェビナーがどう優れているのか、メリットとは何かをお話しします。
会場型とウェビナーを比較
会場型 | ウェビナー | |
---|---|---|
開催方法 | 会議室や講演会場に人を集めて行う | ウェビナーツールなどを利用しインターネットで行う |
コスト | 会場費用や人件費、招待状などの費用 | ウェビナーの利用費用のみ |
準備 | イスやテーブル、録画機材、運営リソースなど | 自宅や車内から気軽に配信可能なので特別な準備は不要。録画もツール上で行える |
集客 | 会場の収容人数を考慮しながらの集客。地理的制限があるので複数回行う必要がある | 人数、地理的な制限がないので集客の自由度が高い。集客は一度で済む |
このように従来の会場型に比べウェビナーは非常に多くのメリットがあります。
さらにZoomのウェビナーなどではスマホやタブレット用のアプリも用意されており、場所や環境を選ばずにWebセミナーやオンラインサロンを開催、参加できるようになっています。
配信(ホスト)側と参加者側のメリット
それではウェビナーを開催する(ホスト)側と参加者側のメリットとはどのようなものがあるでしょうか。考えられるものは以下のものがあります。
配信(ホスト)側のメリットとは
- 従来と比較してより多くの情報を多くの人に届けることができる
- 費用をかけずに集客、配信ができる
- 画面共有機能や資料共有機能によりわかりやすく伝えることができる
- その場で質問に答えることができるなどユーザーニーズに応えやすい
やはり、ウェビナーツールなどを使ってWebセミナーやオンラインサロンを行う上で、SNSで写真や文章だけを伝えるよりも圧倒的に多くの情報量を扱えるというのが大きいでしょう。
さらに身一つとスマホやタブレットなどさえあれば気軽に配信を行えるので、準備期間や初期投資を行う必要が少ないということもあります。
またZoomなどのウェビナーツールには画面共有機能が用意されています。
画面共有機能は自分が参加者に見せたい画像やイメージのデスクトップ画面やスマホ画面を参加者に共有して見せることができるというもの。
これにより説明の最中に画面やデータなどのスライドを共有することでわかりやすく説明することが可能になりました。
資料共有も例えばBoxなどのクラウドストレージを利用することで簡単に行えます。これにより前もって資料を印刷はもちろん、配布しておくことも不要になりました。
またリアルタイムに質問を受けたり、ディスカッションを行えるのもウェビナーならではのメリットと言えそうです。
参加者側のメリットとは
では逆に参加者側のメリットとはどういうものがあるのでしょうか。
- 時間や場所に縛られずに参加できる
- 気軽に参加、退席できる
- セミナー内容やホストやパネラー、講師がどういった人かがすぐにわかるので気軽に参加できる
参加者側ももちろん時間や会場場所を気にせずに参加できるのはメリットと言えるでしょう。
これまで例えば東京に住んでいらっしゃる方が大阪会場のセミナーに出席するには時間や移動費というコストが必要でした。
しかしウェビナーであれば日本中どこに住んでいてたとしても参加は容易です。
また会場型の従来のセミナーなどでは気軽に参加、退出は人の目が気になったり、他の参加者の迷惑になるなど難しい面がありましたが、ウェビナーであれば途中参加や途中退出も行うことができます。(もちろんホストへの気遣いやマナーは必要です)
さらにこれまでは初めて参加するセミナーは参加してみないと場の雰囲気や主催者、パネラー、講師がどのような人であるかは判別できないという面がありました。
しかしウェビナーなどを使ったオンラインサロンやWebセミナーであれば過去の録画データが配信されていればすぐに確認可能。
それにより「気になるセミナーがあるから覗いてみよう」というくらいの心持ちで参加できるので気楽ですし、お友達を誘って参加するなんてことも容易です。
活用シーンや事例とは
最後にウェビナーの良さを知っていただいたところで、おすすめの活用シーンや事例をご紹介しましょう。
- ウェビナーの活用シーンや事例とはこのようなものがあります。
- 新規顧客に商品やサービスを紹介する
- オンラインサロンツールとして
- 既存ユーザーに商品やサービスの使い方などを解説するセミナーに
- 社内向けの教育ツールとして活用する
- 採用に向けた説明会として
- 社外へのコンサルテーションツールとして
このようにウェビナーの活用シーンとはといってもセミナーだけでなく様々なシーンでマーケティングに活用されています。
これからますます利用されていくであろうウェビナーから目が離せません。
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