COVID-19の大流行で在宅勤務に注目が集まる中、世界的に「Zoomウェビナー」、「Zoomミーティング」が急拡大しています。
Zoomウェビナーとは、Zoomを利用したオンラインセミナのことです。対してZoomミーティングとは、Zoomを利用したオンライン会議のことです。
とは
ZoomウェビナーとZoomミーティングを使えば、世界規模のイベントをバーチャルで簡単に実現できます。
この2つの最新ツールを利用することは、魅力的でインタラクティブな、様々なオンラインイベント開催に不可欠です。
10000人以上の大規模セミナーも簡単に開催できるため、世界中で利用者が急増しています。
誰でも簡単に世界レベルのオンラインイベントを開催できるこのツールは、日本でも急速に普及しはじめています。
企業や組織の大小を問わず、インパクトのあるオンラインイベントを実現することは、客マーケティングの強力な武器となるからです。
ZoomウェビナーとZoomミーティングは、企業や組織のDX改革を一気に加速させますが、2つにはいくつかの重要な違いがあります。
今回は、Zoomミーティングとは? Zoomウェビナーの特徴や違いとは? など、Zoomに関する良くある疑問について詳しく解説します。
Zoomウェビナーとは
「ウェビナー」とは、「ウェブ」と「セミナー」を混ぜた言葉です。ウェビナーは、オンライン上の聴衆のみが参加する、仮想的に開催されるイベントです。
このため、物理的な聴衆が参加するセミナーとは質的に違います。
「Zoomウェビナー」とは、誰でも簡単に利用できる最新ツール「Zoom」を利用したウェビナーです。
Zoomウェビナーを利用することで、組織や企業が主催するオンラインイベントを、インターネットを通じてコンピュータに接続された選ばれた人たちに向けて配信できます。
Zoomウェビナーの参加者とは、PC、Mac、タブレット、スマートフォンなどからウェビナーに参加する人のことです。
参加者は、音声と映像によってホストやパネリスト、講演者の映像と声を視聴できます。
また映像だけでなく、パワーポイントのスライドを配信したり、カメラを通して他のプレゼンテーションと同期して動作できます。
画面キャプチャ機能を利用して、ホストのPC画面を共有したり、アプリケーションやWebサイトを視聴者に見せることも可能です。
招待したパネリストに発言してもらったり、音声ミュート機能で参加者の音声管理も簡単です。
Zoomウェビナーを使用することは、Zoomウェビナーでのマーケティングを非常に強力なものにします。
多数の参加者がいる場合、インパクトのあるイベントを実現するためには、Zoomの豊富な機能が欠かせません。
Zoomには、他の類似ツールにはない便利な機能や高度なセキュリティが備わっています。
Zoomウェビナーとは、さまざまな顧客との対話の機会と、マーケティングの利点を活用できるツールなのです。
Zoomウェビナーで利用できる主な機能
- 参加者が、ホストやパネリストに対して質問するQ&A機能
- 参加者同士、ホストやパネリストとのチャット機能とミュート機能
- 実践セッションを有効にする
- ホスト・パネリストなどのビデオオン・オフの選択
- 音声ミュート機能のオン・オフ
- セミナー開催途中や終了後の投票機能
- セミナー開催途中や終了後のアンケート
- セミナーの詳細な比較分析と改善策の提供
- その他、マーケティングに利用できる様々な機能
- 各種機能の使い方のヘルプ機能
ウェビナー市場は、毎年力強い成長を見せています。
その理由はいくつかありますが、特にウェビナーがマーケティングに非常に効果的であることが挙げられます。
また、大幅なコスト削減も可能です。
さらにZoomウェビナーは、ライブで双方向的なものです。
教育的観点からも、ウェビナーを利用することは、非常に高度な相互作用をもたらします。
Zoomウェビナーに参加することは、早く学び、理解するのに役立つのです。
ZoomミーティングとZoomウェビナーの特徴を比較
多くの人が、「Zoomミーティングとは?」、「Zoomウェビナーとは?」、「両者の違いとは?」と疑問に思っているようです。
ZoomミーティングとZoomウェビナーは、同じような特徴と機能がありますが、いくつかの重要な違いがあります。
Zoomミーティングとは、一人が主催者(ホスト)となり、他の参加者も対等な立場で双方向のコミュニケーションが行えます。「バーチャル会議室」と考えるとわかりやすいでしょう。
ホストおよび参加者は、自分のPC画面を他の参加者に共有できます。
Zoomウェビナーとは、Zoomミーティングの有料アドオンを導入することで利用可能となるツールです。
Zoomミーティングとは? その主な機能
ZoomミーティングとZoomウェビナーの機能を具体的に比較してみましょう。
Zoomミーティングとは、複数の人々をつないで双方向の会議やミーティングのために設計されたツールです。
そのため Zoomミーティングは、グループ会議、チーム会議、セールスデモンストレーション、オンライン学習、オンライントレーニング、簡単な打ち合わせなどに最適です。
まずはZoomミーティングで利用できる機能を紹介していきます。
待機室(ウェイティングルーム)とは
パスコードの入力が必要ですが、ホストは待機室(ウェイティングルーム)を有効にして、参加者を選別し、イベントに招待された人だけが参加できます。参加予定のない、期待されていない参加者を排除することで、セキュリティが強化されます。
登録設定とは
Zoomミーティングのスケジュールを設定し、参加者の登録を求めるオプションです。登録ページをカスタマイズして、必要な入力項目を設定できます。
画面共有とは
会議の主催者が貴重なコンテンツを共有したり、参加者が自分の画面を共有できます。画面を共有すると、コンピュータの音声も共有され、音楽やビデオの再生を可能にします。
ホワイトボードとは
画面を共有する際に、ホワイトボードを共有できます。これにより、真っ白な画面を共有でき、そこに注釈を追加できます。教室のホワイトボードのように、絵を描いたり、文字を入力したり、ステッカーを貼ることもできます
ブレイクアウトルームとは
ブレイクアウトルーム機能により、Zoomミーティングを最大100のセッションに分割し、少人数でのディスカッションのための個別スペースを作れます。
リアクションとは
Zoomミーティング参加者は、会議中に絵文字で反応し、会議を中断することなくコミュニケーションがとれます。
投票とは
1つのZoomミーティングで最大 25 件の投票を設定および実行できます。単一選択または複数選択の投票を実施して、ミーティングへの参加を容易にします。
Zoomミーティングを主催する場合、主催者が利用できる機能とその有効化/無効化、ミュート機能のオンオフとなどの手順を理解することが重要です。
Zoomウェビナーとは? その主な機能
Zoomウェビナーとは、主催者(ホスト)がよりコントロールしやすく、参加者が音声やビデオをミュートオフにせずに参加できるため、大勢の参加者に向けてセミナーやプレゼンテーションなどに最適なツールです。
Zoomウェビナーでは、主にホストやパネリストが情報を発信します。参加者(ゲスト)は話を聞いて学び、挙手、質問、チャット、Q&A、アンケートに回答するなどでZoomウェビナーに参加できます。
Zoomウェビナーは、会社の全体会議、市議会、製品発表会、顧客会議、コンサート、宗教的な集まりなど、社内外の大規模なイベントをサポートします。
Zoomウェビナーは、ホストやパネリストが映像、音声、画面を共有できるように設計されています。また、ホストはゲストのミュートを解除することで、ゲストの発言を許可できます。
ウェビナーでは事前登録が必要で、主催者が独自の登録質問を追加できます。
参加方法の案内時に質問を追加することで、Zoomウェビナーの内容を精査したり、のちのマーケティングに役立ちます。
また、登録せず、ウェビナー開催時にリンクをクリックするだけでZoomウェビナーに参加する設定も可能です。
ウェビナーは、1回だけ開催することも、連続して開催することも、同じセッションを複数回開催するような使い方もできます。
ソース追跡URLとは
Zoomウェビナー開催時に、ウェビナー登録ページを複数の場所で共有すると、登録者がどこから来たかを確認できる固有のリンクを作成できます。
たとえば、1つのソース追跡リンクをFacebookで、もう1つをTwitterで共有して、どちらのパフォーマンスが最も高いかを確認する使い方もできます。
Q&Aとは
Q&A機能により、参加者はウェビナー中に質問を送信できます。ホスト、共同ホスト、パネリストは、送信された質問に回答できます。
ウェビナー終了後、Q&Aレポートをダウンロードし、送信された質問を確認できます。
例えば、ウェビナー後のフォローアップをより的確に行うために、参加者がどのような質問やトピックについて質問したかを確認できます。
ウェビナー後のアンケートとは
ウェビナーのスケジュール設定時に、イベント後に表示されるアンケートを設定できます。
この機能は、イベントの進行状況やコンテンツの評価などに関するフィードバックを得るのに最適です。
参加者のビュー管理とは
ウェビナーでは、パネリスト、スピーカー、プレゼンテーションを同時に表示する3画面サポートがあります。
さらに、ホストは複数のユーザーのビデオにスポットライトを当て、出席者がこれを視聴できます。
ストリーミングとは
Zoomウェビナーでは、YouTube Live、Facebook Live、または独自のストリーミングプラットフォームにライブ配信することで、より多くの視聴者にリーチできます。
参加可能人数とプランの違い
ZoomミーティングとZoomウェビナーでは、参加可能人数にも違いがあります。
Zoomミーティングでは、ライセンスに応じて、無料ライセンスは最大100人、それ以上はライセンスの規模に応じて最大1000人の同時参加が可能です。
Zoomウェビナーでは、ライセンスに応じて、500人から最大50,000人の参加者まで拡張可能です。
参加人数 | |
---|---|
Zoomミーティング | 定員 無料ライセンスで最大100人。プランと大規模ミーティングのアドオンに応じて最大1000人 |
Zoomウェビナー | ライセンスに応じて、500〜50,000名の参加者 |
Zoomウェビナー活用のメリットとは
ZoomミーティングとZoomウェビナーの機能や違いをもう一度確認してみましょう。
Zoomミーティングとは、オンライン会議のことです。社内ミーティング、打ち合わせ、顧客との商談などの使い方ができます。カメラを通じてお互いの顔が映り会話できたり、音声ミュート機能のオンオフができます。しかしホストがミーティングを完全に管理したり、パネリストが発言するなどの機能はありません。
一方のZoomウェビナーとは、オンラインセミナーのことです。ホスト、パネリストが主な主催者となり、ゲストを招いて行われます。参加者は、ホストがミュート機能を解除したときに発言できます。小規模な商品説明会をしたり、世界規模の大人数参加イベントなどのに向いています。
Zoomウェビナーの最大の利点は、「マーケティング機能」です。Zoomウェビナーには、マーケティングに活用できる機能が豊富に用意されています。
Zoomウェビナー開催前であれば、参加登録機能に「質問」を追加設定できます。質問の追加設定により、Zoomウェビナー参加者の属性(性別、年齢、地域、参加目的など)を詳細に把握できます。
Zoomウェビナー開催中には、質問、Q&A、参加者同士のチャット、挙手、アンケート機能を利用できます。
さらにZoomウェビナー開催後にも、ウェビナーの詳細解析と分析レポート、参加者へのアンケート、URL推移機能などを利用できます。
Zoomウェビナーの様々な機能を活用することで、企業のマーケティング活動やその効果を最大化できます。
Zoomウェビナーは、オンライン上のセミナー開催ツールですが、その後ろには様々なマーケティング機能が隠されているのです。
まとめ
「Zoomミーティングとは?」、「Zoomウェビナーとは?」、「両者の違いとは?」の疑問について、詳しく解説しました。
初めてZoomウェビナーを開催する方も、次回のZoomウェビナーをより充実させたい方も、事前の準備が欠かせません。
Zoomウェビナーを安全に開催し、顧客マーケティングを成功させたいなら、NECネッツエスアイのウェビナー配信支援サービス・金融DXサービスをご検討下さい。
Zoomオンラインイベントの支援はもちろん、スタジオ環境の構築、カメラ設定、ミュート機能、パネリストの活用法、各種料金や費用、契約手順など、NECネッツエスアイの豊富な経験と長年の実績を元に、包括的にご支援いたします。
【関連記事】合わせて読みたい
Zoomを使った大規模ミーティングならウェビナーライセンス契約がおすすめ
【Zoom】ミーティングでアンケートを行う2つの方法を紹介