インターネット回線や不動産営業など、会社にはさまざまな営業電話がかかってきます。
しつこい営業電話や迷惑なテレアポの対応は、自社にとっては利益がないにもかかわらず、電話を設置している以上避けることのできない厄介な問題です。
この記事では、迷惑な営業電話を撃退するために会社ができる対策を紹介します。
営業電話への対策を放置すると業務効率が低下する
営業電話に対応しても、ビジネス的な利点はありません。
それにもかかわらず、通常の電話対応の何倍もの時間や労力を奪われてしまうので厄介です。
業務時間中にたびたび営業電話に対応しなければならない状況は、社員の業務効率やモチベーションの低下を招いてしまいます。
対応を終えるまでに時間がかかる
取引先などと電話で話す時は、お互いの時間を尊重するため、用件はなるべく簡潔にまとめて短時間の通話で済ますのがビジネスの常識です。
ところが、営業電話の場合はアポが取れるまで粘ろうとするので、通話が長くなりがちです。
断っても食い下がる相手の場合、電話1本の対応に10分以上かかってしまうこともあります。
集中力が途切れる
作業に集中しているときに電話が鳴って、対応のために作業を中断し、電話対応後に再開しようとしても、すぐに集中力が元に戻るわけではありません。
一度作業を中断すると、再び集中力を取り戻すには20分程度かかると言われています。
営業電話で業務を中断した場合には、通話に要した時間以上の損失が出ていることになります。
ストレスが溜まる
営業電話では会話を相手のペースで進められてしまうことが多く、なかなか切ることができません。
長時間拘束されて疲れてしまったり、意思疎通ができないことでイライラしたりと、精神的にも消耗します。
営業電話・迷惑電話を撃退する方法
いくら営業電話で迷惑しているからといって、法律違反や違法行為がなければ通報しても効果はありません。
それならば、迷惑な営業電話を撃退するために会社でできることを考えてみましょう。
早い段階でお断りする
営業電話では、相手のセールストークのペースにはまってしまうと断るのが難しくなります。
電話を取って営業だとわかったら、なるべく早くお断りして電話を切るようにしましょう。
電話代行サービスで対応してもらう
社員が電話に対応している以上、うまく断ることができたとしても業務の中断や集中力の低下は避けられません。
そのような場合に、会社の電話対応をアウトソーシングするという選択肢もあるのをご存じでしょうか。
電話代行は、オペレーターが電話対応を代行してくれるサービスです。
会社の電話をそのまま代行業者に転送しますので、自社の社員は電話対応や取り次ぎを行う必要がなくなります。
プロのオペレーターが電話対応を行ってくれるので、営業電話への対応も安心して任せられます。
着信ブロック設定をする
ビジネスフォンで着信拒否に設定すると、以降は電話をブロックすることができます。
同じ番号から何度も営業電話がかかってくる場合は、着信拒否にしておくと安心です。
ただし、着信拒否リストに登録できる件数には上限があります。
機種によって登録件数は異なりますが、数十件しか登録できないものも存在します。これでは、営業電話の発信元を登録していくとあっという間上限に達してしまうかもしれません。
また、一度かかってきた番号しか登録できないため、未知の番号からかかってきた場合はブロックできない点にも注意が必要です。
知らない番号や非通知は取らない
普段電話がかかってくる得意先が決まっている場合のみに限定されますが、得意先の電話番号を電話帳に登録しておき、それ以外の番号や非通知の着信は取らないという方法もあります。
ただし、この方法では新規の顧客や番号が変更になった顧客をシャットアウトしてしまうリスクを避けられません。
特に問い合わせ窓口などの一般消費者から直接入電する可能性がある部署や、会社の代表電話では使えませんのでご注意ください。
IVR(自動音声応答)で電話を振り分ける
IVR(自動音声応答)は、コールセンターなどで電話を用件別に振り分けるために使われているシステムです。
「新規のお申し込みは1を、ご契約内容の変更は2を……」といった自動ガイダンスが流れ、該当の番号を選んでいく仕組みです。
IVRでは担当部署につながるまでにいくつも選択肢が設けられている場合もあり、明確な目的がないとどの番号を選んでよいのかわからない点がポイントです。
営業電話のように「出た人に用件を話して担当に取り次いでもらいたい」という場合には手間も時間もかかりすぎるため、営業電話の業者を振り落とすことができるのです。
迷惑電話フィルタサービスを利用する
自社で受けた営業電話以外の迷惑電話発信元もブロックできるのが、迷惑電話フィルタサービスです。
このサービスでは、公的機関などから収集した迷惑電話の発信元番号をデータベース化し、該当の番号から電話がかかってきた場合にアラートを表示します。
電話機に直接装置を取り付ける必要があるため初期コストがかかりますが、導入すれば迷惑電話や営業電話に当たってしまうリスクをかなり減らすことができるでしょう。
AI対応で迷惑な電話をブロック!必要な電話にだけ対応できる「Canario(カナリオ)」
「しつこい営業電話や迷惑電話をブロックしたい、でも取引先の電話は直接つながるようにしたい」
このようなお悩みをお持ちの企業様におすすめのサービスが、NECネッツエスアイの「Canario(カナリオ)」です。
「Canario(カナリオ)」はAIの機能を用いて、電話番を自動化することができるサービスです。
電話の応答メッセージは自動音声だから、営業電話対策として有効です。
相手が担当者の名前を知っている場合、発話してもらえば名前を音声認識して電話を携帯に転送するので、外出先や在宅勤務でも取引先からの電話に応答できるようになります。
不在時のメッセージはテキスト化してくれるので、電話に出られなかった場合にも用件をすぐに確認し、適切な対応をとることができます。
記事まとめ
しつこい営業電話や迷惑なテレアポは、社員が直接電話に出るのをやめることで実質ブロックすることが可能です。
AIが電話対応を行う「Canario(カナリオ)」は、迷惑な営業電話だけではなく、電話の取り次ぎも自動化できる画期的なサービスです。
「Canario(カナリオ)」にご興味がございましたら、ぜひNECネッツエスアイにお問い合わせください。