会社にかかってくる電話は、知っている相手や得意先だけとは限りません。
中には、どこからか番号を入手し、しつこく営業電話をかけてくる業者もいます。
本記事では、営業電話に時間を奪われないために覚えておきたい見分け方・断り方を解説します。
会社で営業電話に対応するデメリット
代表電話の対応をしていると、自分の担当業務外の電話を受けなければならないこともあります。
自社のビジネスにかかわる用件であれば、会社の利益のためになるので無駄な時間ではありません。
ところが、営業電話の対応では会社に利益は生まれません。稀に有益な提案の場合もありますが、本当に自社に役立つ営業はごく少数なのではないでしょうか。
営業電話に対応しなければならない状況は、会社や社員にとって次のようなデメリットがあります。
時間を奪われる
営業電話の対応では、通常の電話に比べて1本あたりの時間が長く感じている方も多いのではないでしょうか。
営業電話のセールスパーソンは、断ってもなかなか電話を切らせてくれません。
早口でしゃべり続け、適当な所で断りたいのにこちらが口を挟む隙がないこともあります。
気づいたら5分、10分経っていた……などということもあり、頻繁に営業電話がかかってくる職場では貴重な業務時間を大幅に削られている可能性があります。
集中力が低下する
デスクで自分の業務を行っている最中に電話対応を挟むと、集中力が途切れてしまいます。
そして、一度切れた集中力は、電話が終わってもすぐには戻りません。
電話の内容が業務に必要なものであれば仕方がないのですが、全く関係のない営業電話でたびたび業務を中断させられると、実際に対応にかかった時間以上のロスになります。
ストレスやメンタル不調の原因になる
営業電話に対応した後、「話が長くて疲れた」「なかなか切らせてもらえずイライラした」など、ストレスを感じてしまうことも多いですね。
また、「営業電話のせいで自分の業務が進まない」「毎日営業電話対応ばかりでやりがいがない」など、仕事に対する肯定感や満足感も低下してしまうかもしれません。
会社への営業電話を見分けるサイン
会社にかかってくる営業電話には、わかりやすい特徴があります。
早い段階で営業電話を見抜いて断ることができるよう、見分け方を覚えておきましょう。
担当者の名前を知らない
営業電話の業者は、こちらの会社と取引があるわけではありません。
リストなどで社名と電話番号だけ見てかけていることもあり、担当者の名前を知らないため、「〇〇ご担当の方はいらっしゃいますか」「社長はいらっしゃいますか」など、担当業務や役職名で取り次ぎを求めてきます。
担当者名を知らない相手からの電話はすぐに取り次がず、担当者の指示を仰ぎましょう。
名乗らない・用件をはっきり言わない
営業電話では、担当者にたどり着く前に営業とバレると電話を取り次いでもらえないため、一次応対者には自分の名前を名乗らなかったり、用件をはっきり言わないことがあります。
こちらから用件を尋ねた時に、「ご利用中のインターネット回線の件で」などと、ぼかした言い方をする場合には営業電話である可能性が高いでしょう。
情報を聞き出そうとする
担当者名を知っていれば取り次いでもらえる確率が高くなるため、営業電話では次回のために社内の情報を聞きたがります。
担当部署の直通番号や担当者の名前を聞かれてうっかり教えてしまうことのないよう、注意しましょう。
断り方のポイント
営業電話とわかっても、なかなか断ることができずに困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
セールス電話をスムーズに断るためのポイントを確認しておきましょう。
早い段階で断る
営業電話だった場合、相手のペースにはまってしまうと断ることが難しくなります。
ダラダラと話を聞いて時間を無駄に費やしてしまう前に、早い段階でお断りするのが得策です。
はっきり断る
セールスを断る時は、はっきりと断りましょう。
「検討します」「考えておきます」などと曖昧な回答では断ったことにはならず、再度電話がかかってきてしまうだけです。
会社の代表として断る
担当者に取り次がず、一次対応者が営業電話を断っても、食い下がられてしまうことがあります。
たとえ自分には決裁権がなくても、会社の顔としてお断りするという姿勢を貫くようにしましょう。
「当社ではそのようなご提案はお断りしております」
「営業のお電話は取り次がないよう申しつかっております」
といったフレーズが使えます。
営業電話対策にも!AIが対応する「Canario(カナリオ)」
営業電話の対応に時間や労力を取られているなら、営業電話を撃退する方法も検討しましょう。
NECネッツエスアイの「Canario(カナリオ)」は、御社の社員に代わってAIが電話の一次対応を行うので、営業電話に出る必要がなくなります。
担当者名の名指しがある電話は音声認識で自動転送するので、取引先からの電話はスムーズに取り次ぎできるのも安心ですね。
記事まとめ
営業電話の見分け方・断り方のポイントを解説しました。
電話を取るまで営業電話かどうかはわかりませんが、通話が始まれば早い段階で営業電話とわかります。
業務のための貴重な時間を奪われる前にきっぱりと断りましょう。
AIが電話に応答する「Canario(カナリオ)」を使えば、社員による営業電話対応をゼロにすることも可能です。
営業電話にお困りの企業様は、ぜひ一度「Canario(カナリオ)」を試してみてください。