会社にはネット回線やWeb広告、不動産投資など、さまざまな内容の営業電話がかかってきます。
けれども、本当に有益な提案はごくわずか。ほとんどの営業電話は会社には必要のないセールスではないでしょうか。
本記事では、営業電話を拒否する方法を解説していますので、営業電話の対応にお悩みの企業様はぜひ参考になさってみてください。
迷惑な電話は拒否するべき理由
会社の固定電話にかかってくるのは取引先からの電話だけではありません。
会社のWebサイトに掲載されている代表電話には、営業電話や迷惑電話を含め、あらゆる用件の電話がかかってきます。
また、部署の直通番号や社員用の連絡番号なども「公開していないから安心」とは言い切れません。
何かのきっかけで流出して、一度営業電話の架電リストに登録されてしまうと、次々にセールスの電話がかかってくることになります。
営業電話・迷惑電話に対応することは、会社にとって次のような悪影響がありますので、頻繁にかかってくる場合は拒否(ブロック)することも検討してみてください。
一度つかまると拘束時間が長い
営業電話では一方的にセールストークを展開され、切りたくてもなかなか切らせてくれないことが多くあります。
最初から断るつもりでもなかなか終話することができず、気がつけば数十分経っていた、などということも少なくありません。
何度もかかってくる
特定商取引法では、勧誘電話を一度断った場合の再勧誘は禁止されています。
ですが、断られても時間をおいて「現在のご状況はいかがでしょうか」というフォローの電話がかかってくることは意外とよくあるのではないでしょうか。
また、営業電話に対してあいまいな態度を取っていたり、居留守を使って逃げていると、担当者に話を聞いてもらうまで何度もかかってきてしまうこともあります。
その都度対応しなければならないため、しつこくかかってくる場合には拒否するに越したことはありません。
社員のストレスの原因になる
営業電話を1本取っただけでも、かなり疲労感を感じるのではないでしょうか。
うまく撃退できたとしても達成感は少なく、割に合わない仕事であると言えます。
頻繁にかかってくる場合は、「営業電話のせいで自分の仕事ができない」「毎日営業電話の対応ばかりでやりがいがない」など、社員の不満やストレスの原因となってしまうこともあるでしょう。
社内の情報が洩れるリスクがある
営業電話の業者はリストなどを用いて電話をかけているため、架電先の会社を全く知らないことも珍しくありません。
そのような場合、営業電話で「ご担当はどなた様になりますでしょうか」「直通電話番号を教えてください」など、社内の情報を聞き出そうとするケースもあります。
安易に答えてしまうと情報漏えいのリスクもありますので、一次対応を行う場合には注意が必要です。
営業電話対策におすすめのサービス
営業電話に出たくない・拒否したい場合の効果的な対策には次のようなものがあります。
- 電話対応をアウトソーシングする
- 迷惑電話の番号を識別するサービスを導入する
- 自動音声で応答する
具体的にどのようなサービスがあるのかを見てみましょう。
電話代行サービス
電話代行サービスは、会社の電話対応をアウトソーシングできるサービスです。
着信を代行業者のオフィスへ転送し、オペレーターが社員の代わりに電話対応をしてくれます。
営業電話はお断りするか、用件を聞いて折り返しにするように依頼し、受電報告を見て必要なものだけ折り返すようにすれば、興味のない営業電話への対応をゼロにすることができます。
迷惑電話フィルタ
営業電話は次々に新しい業者からかかってくるため、電話機の着信拒否リストに都度登録していってもあっという間に登録件数の上限に達してしまいます。
また、着信拒否にしても新規の発信元に対しては効果がありません。
迷惑電話フィルタサービスは、迷惑電話の番号リストを利用者で共有し、着信時にアラート表示するサービスです。
リストは公的機関や契約者から収集した情報に基づくもので、未知の番号からの迷惑電話もブロックします。
IVR(電話自動応答)
IVR(電話自動応答)とは、電話の応答時に自動音声で案内をするシステムです。
「新規のご契約は1を、契約の更新は2を……」など、番号選択によって電話を振り分けすることもできます。
IVRでは有人窓口に繋がるまでにいくつも選択肢が設けられている場合もあり、効率を重視する営業電話ではIVRに繋がった途端に電話を切ることも多く、結果的に営業電話の対策にもなります。
営業電話は自動で対応!「Canario(カナリオ)」とは
営業電話や迷惑電話を拒否したいけれど、取引先からの着信にはすぐに応答したい。
そんな企業様におすすめのサービスが、電話の一次対応を自動化するサービス「Canario(カナリオ)」です。
「Canario(カナリオ)」は、IVRと電話代行サービスのいいとこ取りをしたシステム。
例えば、受電時にはこのような対応が可能です。
- 着信に応答し、自動音声で担当者名を聞く
- 担当者名を音声認識して自動で転送
- 担当者が電話に応答できない場合は伝言をテキスト化してメッセージ送信
自動音声で応答するから、営業電話や迷惑電話のブロックにも効果を発揮します。
社員が一次対応する必要がなく、業務が頻繁に中断されたり、多すぎる電話がストレスになることもありません。
一方、担当者名を指名してもらえばすぐに転送できるので、大切なお客様に手間をかけることがなくスムーズな取り次ぎが可能となります。
記事まとめ
ビジネスで電話が使われている限り、会社へのセールス・営業電話もなくならないと思ってよいでしょう。
次々にかかってくる営業電話への対策としては、着信を拒否するか、直接応答しなくて良い仕組みを作るのが有効です。
NECネッツエスアイの「Canario(カナリオ)」は、営業電話をブロックするだけではなく、電話の取り次ぎを自動化することもできますので、日々の電話業務に課題を抱えている企業様にもおすすめです。
「Canario(カナリオ)」の詳細やトライアルのお申し込みは、ぜひNECネッツエスアイへご相談ください。