本記事は一般的な取組みについて記載したもので、NECネッツエスアイでの取組みを紹介したものではありません。予めご了承ください。
会社のビジネスフォンや自分のスマホでは、着信・発信履歴を見ることができますね。
直前にかかってきた相手にかける場合や不在着信に折り返すときなどに、履歴から選んで発信できるので便利です。
では、電話転送サービスなどを利用して会社の電話を自分のスマホで受けた場合、着信履歴・発信履歴はどこに残るのでしょうか。
この記事では、電話を転送している場合の履歴の確認方法を解説します。
電話転送で着信履歴が残る条件
電話転送サービスとは、特定の電話番号にかかってきた電話を別の電話に転送するサービスです。
電話を転送した場合、電話機に着信履歴が残る条件は、原則「その電話機が鳴ったかどうか」で決まります。
発信元を(A)、転送元を(B)、転送先を(C)として考えてみましょう。
- 転送元(B)の電話が鳴った後に転送先(C)へ転送された場合、発信元(A)の番号が(B)と(C)の着信履歴に残る
- 転送元(B)を鳴らさずに転送先(C)へ転送された場合、発信元(A)の番号が(C)の着信履歴に残る
- 転送元(B)で応答した後に(C)へ転送した場合、転送元(B)の番号が(C)の着信履歴に残る
細かい条件は回線の種類やサービスにより異なりますが、基本は上のような仕組みとなっていることが多いです。
固定電話の転送サービス
オフィスの固定電話を携帯電話などに転送する際に、通信事業者が提供している電話転送サービスを導入している企業も多いのではないでしょうか。
- NTT東日本・西日本「ボイスワープ」
- ソフトバンク「多機能転送」
- auひかり「着信転送サービス」
これらの電話転送サービスは回線契約のオプションとなり、自社が加入しているキャリアに申し込みを行うと利用できるようになります。
固定電話転送サービスの着信履歴表示条件・確認方法を見ていきましょう。
着信履歴が残るかどうかは転送方法によって異なる
固定電話転送サービスでは、いくつかの条件の中から転送方法を選択することができます。(転送方法はサービスにより異なります)
- 無条件転送:転送元を鳴らさず、すべての電話を転送する
- 無応答時転送:転送元を鳴らして、応答しない場合に転送する
- 話中時転送:転送元が話中だった場合に転送する
- 応答後転送:転送元で応答してから転送する
転送元を呼び出してから転送する方法では、転送元の電話機にも履歴が残ります。
ただし、話中の場合は転送元の電話機を鳴らすことができませんので、履歴は残りません。
転送先ではどの条件でも履歴が残りますが、応答後転送を行った場合は発信者の番号ではなく、転送元の番号が通知される場合があります。
転送方法 | 転送元電話機の履歴 | 転送先電話機の履歴 |
---|---|---|
無条件転送 | 残らない | 残る |
無応答時転送 | 残る | 残る |
話中時転送 | 残らない | 残る |
応答後転送 | 残る | 残る |
※上記は一例です。各サービスの転送条件詳細は、サービスを提供している事業者にご確認ください。
直接着信か転送なのかは見分けがつかない
電話転送サービスでは、転送された電話と自分の電話にかかってきた着信を見分けることができませんので、電話に出るときには注意が必要です。
会社の電話を転送している間は、知らない番号からの着信にも出る・社名から名乗るなど、ビジネスマナーに沿った対応を行いましょう。
着信履歴上でも、直接着信と転送の着信は見分けがつきません。
転送された電話のみを確認したい場合は、電話転送サービスのマイページなどで確認できることがあります。
携帯電話の転送サービス
携帯電話のキャリアも電話転送サービスを提供しています。
月額料金 | 申し込み | |
---|---|---|
NTTドコモ「ボイスワープ」 | 無料 | 要 |
ソフトバンク「転送でんわ」 | 無料 | 不要 |
au「着信転送サービス」 | 無料 | 不要 |
携帯電話キャリアの転送サービスは月額料金が無料ですので、出張時や不在時だけ使いたいといった場合にも気軽に設定することができます。(通話料は有料です)
転送元の呼び出しがある場合は転送元と転送先に履歴が残る
携帯電話の転送サービスでは「呼び出し時間」を設定できるようになっています。
転送元を数秒コールしてから転送された場合は転送元にも着信履歴が残りますが、呼び出し時間0秒のときは転送元にコールしませんので、転送先のみに履歴が残ります。
また、携帯電話では、電波の届かない所にいる場合や電源が入っていない場合には着信履歴は残りません。
コール(呼び出し) | 転送元の履歴 | 転送先の履歴 |
---|---|---|
あり | 残る | 残る |
なし | 残らない | 残る |
クラウドPBX
固定電話の転送方法の一つに、クラウドPBX(電話交換機をクラウド上に構築するシステム)を使う方法があります。
クラウドPBX環境では、スマートフォンの専用アプリを使用して会社の固定電話にスマホで対応したり、内線で通話することが可能です。
転送されてきた電話や内線でかかってきた電話は携帯電話の回線ではなく、インターネット経由で専用アプリに着信しますので、アプリを見れば履歴を確認することができます。
アプリの履歴から折り返しの発信も可能です。
自動応答・伝言メモ・履歴確認ができる「Canario(カナリオ)」
電話転送サービスを利用した場合、電話が着信する人が限られます。
名指しされた電話に本人が直接出られることはほぼなく、ほとんど折り返しとなってしまいます。
オフィスで電話を取る場合に比べて、電話対応と伝言メモ作成などの後処理で負担が大きくなってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このような問題を解決してくれるのが、NECネッツエスアイの電話転送サービス「Canario(カナリオ)」です。
「Canario(カナリオ)」ではAIが電話の一次対応を行い、担当者の名前を聞き取って携帯電話に自動転送できるので、担当者が直接電話に出られる機会が増えます。
応答できない場合はAIが伝言メモを作成。発信元番号やテキスト化したメッセージを送ってくれるので、いつでも内容の確認が可能となります。
通知はメールやビジネスチャットで受信可能。保存しておけば着信履歴としても使えます。
記事まとめ
各社の電話転送サービスを利用して電話転送中も、着信履歴は残ります。
けれども、ほとんどが取り次ぎの場合は、電話番号をメモに書き写したりすることになるので手間がかかりますね。
電話のほとんどが取り次ぎといった状況でしたら、「Canario(カナリオ)」で電話対応を自動化するのがおすすめです。
担当者不在時の折り返しも自動でテキストが作成されるので、連絡先の書き間違いなどのヒューマンエラーもなくなり、業務効率化や生産性アップも期待できます。
「Canario(カナリオ)」の詳細は、ぜひこちらからお問い合わせください。
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