本記事は一般的な取組みについて記載したもので、NECネッツエスアイでの取組みを紹介したものではありません。予めご了承ください。
ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。
電話転送サービスを利用すると、社員が電話を転送する手間を省けます。事務処理にかける時間が少なく済むため、その時間を別の業務に有効活用できるのがポイントです。
しかし、電話転送サービスを利用したことがないと、毎月の利用料金がどれくらいになるのか相場がつかめずに困ってしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、自動着信転送サービス「ボイスワープ」を代表とする電話転送サービスの一般的な利用料金を紹介します。記事の後半では、コスト負担以外の電話転送サービスのデメリット、それを改善するために有効な方法を解説します。
電話転送サービスの利用料
電話転送サービスにかかる料金は、サービスを利用するために必要な工事費用と月額基本料の2つで構成されていることが多いです。
例えば、NTTのひかり電話の自動着信転送サービス「ボイスワープ」であれば、工事費用が1回につき税込2,200円、月額使用料が税込550円となります。
アナログ・ISDNの場合、事務所用と住宅用とで料金が異なります。今回は住宅用の料金設定は割愛しますが、事務所用に電話転送サービスを利用する場合は工事費用不要で、月額使用料が税込880円です。
電話転送サービスの設定が完了すると、いつでもかかってきた電話を指定の電話番号に転送可能な状態になります。
なお、別途、通話料を支払うことで電話転送サービスを利用できる仕組みとなっていることを忘れないようにしましょう。
転送元の電話番号に発生する通話料
電話転送サービスを利用する場合に注意したいのが、転送元の通話料を負担しなければいけない点です。
通常の電話であれば通話料は電話をかけてきた相手が負担します。しかし、電話転送を設定した場合、電話をかけてきた相手が本来負担する通話料を電話を受けた側(転送した側)が負担しなければいけないシステムになっているのです。
したがって、電話転送サービスを利用する際はサービス自体の利用料だけでなく、通話料も負担しなければいけません。
この通話料の仕組みは、電話転送サービスを本格的に利用する前に知っておくべきポイントと言えるでしょう。
費用面だけじゃない?企業が電話転送サービス利用する際のデメリット
電話転送サービスを利用する際は、通話料の負担についてだけでなく、他のデメリットも理解しておくことが大切です。
この章では、電話転送サービスを設定するデメリットとして「通話料の負担について」を含む以下3つが考えられます。
- 電話の転送費用(サービス利用料金・通話料)が高い
- 転送先を1つしか指定できない
- 着信した電話から折り返すと電話番号が異なる
それぞれ順番に内容を確認していきましょう。
電話の通話料・転送費用が高い
前述の通り、転送サービスを利用すると着信を受けた人の通話料もまとめて負担しなければいけません。そのため、自社で電話対応するよりも、コスト負担が大きく可能性が高いです。
例えば、社員の外出が多い会社や電話対応ができる人員が少ない状況の企業だと、転送サービスの通話料・転送費用の負担が重くのしかかるでしょう。
もちろん、何かしらのサービスを利用するためにはそれなりの料金を負担しなければいけませんが、会社として転送サービスを設定する場合はコスパを考えることが重要になってきます。
転送先を1つしか指定できない
これは、契約する転送サービスによって異なりますが、一般的には転送先は1つしか設定できないことが多いです。そのため、もし電話を転送した先で携帯をとってもらえなければ、そこで終わりになってしまいます。
転送先を1つしか設定できない転送方法だと、1人の社員がさまざまな電話内容に対応しなければいけない事態に陥ります。小規模の会社であれば対応可能かもしれませんが、比較的大きい規模感の会社だとなかなか難しいでしょう。
サービス契約を複数する方法もありますが、そうなると通話料や利用料金の負担が大きくなるというジレンマがあります。
着信した電話から折り返すと電話番号が異なる
電話が来たタイミングで対応できない場合、折り返しで連絡することになります。しかし、電話を転送された側からすると、もともと電話をかけた人の番号が分からない状況になるのです。
また、知らない番号から連絡がかかってくると、相手に不審に思われるケースもめずらしくありません。場合によっては、折り返しの電話に出てもらえない可能性もあるでしょう。
通話料が安いCanario(カナリオ)でコスト負担を解決!
Canario(カナリオ)は、NECネッツエスアイが提供するAIを用いた転送サービスです。通常の転送サービスと違ってAIが対応することもあって、全体的に料金が安めに設定されています。
通話料も料金プランごとに設定された時間までの利用であれば、無料で利用可能です。
また、Canario(カナリオ)はWebでの申し込みが可能。必要情報を入力して申し込みが完了すると、オペレーターから確認の電話がかかってくるためこれに対応する必要があります。
確認が完了すると申し込み書類が郵送で届くため、必要書類を用意して返送しましょう。
まとめ
電話転送サービスを設定すると、着信があっても自動で携帯電話などに転送してくれるため非常に便利です。業務効率の改善につながるケースもあるでしょう。
しかし、連絡してきた相手の通話料まで負担しなければいけない点を考えると、料金設定が高めに感じられるかもしれません。費用負担以外にも、転送先の指定が限定されていたり、電話を折り返した場合に不都合が生じたりなどのデメリットがあります。
電話転送サービスのこうした問題点が気になる場合は、NECネッツエスアイのCanario(カナリオ)の利用がおすすめです。AIが自動で電話転送をしてくれるだけでなく、月額料金1万円から契約できます。
Canario(カナリオ)の利用方法や設定方法について、詳しく知りたい方はお気軽にご連絡ください。