本記事は一般的な取組みについて記載したもので、NECネッツエスアイでの取組みを紹介したものではありません。予めご了承ください。
ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。
電話転送サービスとは、その名のとおり、最初に着信を受けた電話器から別の番号へ転送するサービスのことです。
例えば、会社に設置した固定電話で電話転送サービスを利用すれば、社員が会社にいなくても着信を取りこぼす心配がありません。
そんな便利な電話転送サービスですが、転送先のデバイスで確認できる番号は最初に発信した相手のものなのか気になるケースもあるでしょう。
また、転送された電話に対応できず、折り返す際に相手先へ表示される番号がどうなるのか、というのも気になるところです。
そこで本記事では、電話転送サービスを利用した際に表示される番号について詳しく見ていきます。
電話転送時に表示される番号は?
電話転送サービスは各キャリアから提供されています。
そこでこの章では、サービスごとに転送先で表示される番号、折り返し時に相手先で表示される番号を確認していきましょう。
NTT「ボイスワープ」で表示される番号
NTTが提供するボイスワープでは、設定状況によって転送先に表示される番号が異なります。具体的には、以下のとおりです。
- 応答後転送を設定している場合:着信を転送してきた電話器の番号が表示される
- 話中時転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
- 無条件転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
- 無応答時転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
上記から、転送設定をしている電話で一度着信を受けてから別の番号へとばす場合にのみ、最初に電話をかけてきた相手の番号ではなく、着信を転送する転送元の番号が転送先で表示されることが分かります。
なお、着信を折り返す際は、折り返すときに使用した電話器の番号が相手先に表示されます。
普段から使用している社用携帯であれば相手先もすんなり電話に出てくれるかもしれませんが、社員個人のスマホからかけると見慣れないナンバーで相手先が対応してくれない可能性があります。
引用元:https://www.isdn-info.co.jp/display/attention04.html
SoftBank「多機能転送サービス」で表示される番号
SoftBankの「多機能転送サービス」は、転送先が「番号表示サービス」もしくは「ナンバー・ディスプレイ」を契約している場合に、以下のとおり番号が表示される仕組みになっています。
- 応答後転送を設定している場合:着信を転送してきた電話器の番号が表示される
- 話中時転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
- 無条件転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
- 無応答時転送を設定している場合:最初に電話をかけてきた相手の番号が表示される
こちらのサービスも、折り返し時に相手先に表示される番号はそのときに発信した電話器のものになります。
したがって、社員個人で私用している携帯を使用すると、相手先に伝えたくない情報が伝わってしまうので注意が必要です。
引用元:https://www.softbank.jp/biz/set/data/otoku/pdf/guide_forward.pdf
auひかり「着信転送サービス」で表示される番号
auひかりの「着信転送サービス」の公式サイトを確認すると、「転送先の電話機には、発信者の電話番号が表示される場合があります。」と記載があります。
詳細は記載されていないため、auの着信転送サービスの利用を検討していて、転送先で表示される電話番号がどうなるのか知っておきたい場合はあらかじめ問い合わせて確認することをおすすめします。
転送された電話を折り返す際は、転送元ではなく、発信した電話器の番号が相手に通知されることを覚えておきましょう。
引用元:https://www.au.com/internet/service/auhikari/phone/option/forwarding/
通話時に表示される番号の設定に悩んでいる場合の解決策
ここまでの解説で、会社に設置した固定電話の着信を転送した場合、応答後転送以外は最初に電話をかけた相手の番号が転送先へ通知されることがほとんどであることが分かりました。
しかし、問題は着信を転送したときに社員が対応できず、折り返しが必要になった場合です。
社員全員が社用携帯を持っているなら、それほど大きな問題にはならないかもしれませんが、そうでない場合は社員個人の私用携帯・スマホを使わざる得ないケースもあるでしょう。そうなると、相手先に社員の個人情報がばれてしまいます。
この問題を解決するためにおすすめなのが、NECネッツエスアイが提供する電話転送サービスCanario(カナリオ)です。
Canario(カナリオ)はAIが自動で着信を取り次ぎ・転送するサービスで、「秘匿発信機能」を利用すれば社員個人が持つ携帯の番号が相手に通知されることがありません。
あらかじめ設定しておくことで、発番された050番号が相手に通知されます。
この他にも、Canario(カナリオ)には複数の番号を同時に呼び出す一斉架電、伝言を文字起こししてチャットツールなどで確認できる伝言テキスト化機能など多数の機能が搭載されています。
NECネッツエスアイが提供するCanario(カナリオ)を利用することで、電話転送時に気になる問題を解決できるためぜひこの機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
電話転送サービスは、応答後転送以外であれば、最初に発信した相手の番号が転送先へ通知されます。ただし、応答後転送の場合は、通信元の番号が表示されるケースがあるため注意が必要です。
また、転送先の社員が通話に対応できず、折り返す際は基本的にそのときに発信する電話器の番号が通知されます。
社員に社用携帯を配布しておらず、私用のスマホなどで電話を折り返す必要があるならNECネッツエスアイの電話転送サービスCanario(カナリオ)を利用する方法がおすすめです。
料金など詳しい内容が気になる方は、ぜひお気軽にご連絡ください。