携帯電話の電源オフ中でも転送したい!対応サービスと設定方法

海外出張中や故障時など、携帯が電源オフの時も電話転送できる

携帯電話の電源オフ中でも転送したい!対応サービスと設定方法
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ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。

携帯電話でいつでも電話を受けられるようになったのは便利ですが、会議中など電話が鳴ったら困る時は、電源オフにしておくのがマナー。

この時の着信を逃したくない場合、留守番電話にしておけば、後で折り返すことができますね。

けれども、かかってきたらすぐに対応できた方がメリットが大きい場合は、「他の電話番号に転送する」という方法もあります。

この記事では、携帯電話の電源オフ時に他の電話番号へ転送する方法を解説します。

携帯電話各社のサービスは電源オフ中も転送

携帯電話各社のサービスは電源オフ中も転送

携帯電話への着信を他の電話機へ転送するサービスは、携帯キャリア各社が提供しています。

3社のサービス名称と概要は下表の通りです。

キャリア サービス 申し込み 月額使用料
NTTドコモ 転送でんわサービス 必要 無料
ソフトバンク 転送電話 不要 無料
au 着信転送サービス 不要 無料

3社とも月額使用料無料で、携帯電話の電源オフ時も電話を転送することが可能ですので、本体の故障時や海外渡航中の電話も転送することができます。

電源オフ中に設定できる?

電源オフ中に設定できる?

もうひとつ気になるのが、「携帯本体が電源オフでも転送の設定操作ができるのかどうか」ということです。

もしも携帯電話本体からしか設定できないとしたら、故障で電源が入らなくなったり、突然圏外になってしまった時に対応できません。

携帯の電源オフ時に転送設定を行う方法としては、次のような手段が用意されています。

  • 他の電話機から遠隔操作:契約携帯以外の電話機から特定の電話番号に発信することで、転送設定を行う
  • Webサイトから設定:キャリアのWebページから転送設定を行う

各社の対応状況は、この後のサービス紹介の中で解説していきます。

NTTドコモ「転送でんわサービス」

NTTドコモ「転送でんわサービス」

ドコモ携帯への着信を転送するサービスが「転送でんわサービス」です。

月額使用料 無料
申し込み 必要
転送先 固定電話、携帯電話(海外へも可能)
転送設定方法 契約携帯電話からダイヤル操作、他の電話機から遠隔操作

あらかじめ転送先登録と遠隔操作の設定を行っておけば、他の電話機(固定電話、公衆電話、ドコモ携帯電話など)からも遠隔で転送の開始・停止ができます。

海外の電話番号へも転送できるので、海外出張中に渡航先の電話で着信を受けることも可能です。

設定方法(ダイヤルボタン操作)

携帯電話のダイヤルボタンから操作する方法です。

転送先の登録

  1. 「1429」+発信ボタンを押します。
  2. 「3」を押します。
  3. 転送先電話番号を入力します。
  4. 登録した電話番号の確認アナウンスが流れます。問題なければ「#」を押します。
  5. 「#」を押してサービスを終了させ、電話を切ります。

転送開始

  1. 「1421」+発信ボタンを押します。
  2. 転送先電話番号のガイダンスが流れます。
  3. 転送先が通話中の場合に留守番電話センターにメッセージを残す場合は「1」、残さない場合は「0」を押します。
  4. 完了のガイダンスが流れたら電話を切ります。

設定方法(他の電話機から遠隔操作)

携帯電話から遠隔操作の開始設定を行うと、他の電話機から転送の開始・停止を操作できるようになります。

遠隔操作の開始

  1. 契約中のドコモ携帯電話で「159」+発信ボタンを押します。
  2. 遠隔操作を開始するには「1」、停止するには「0」を押します。
  3. 設定内容の確認ガイダンスが流れたら電話を切ります。

転送開始

  1. 090-310-1421に発信します。
  2. 契約中のドコモ携帯電話の番号を入力します。
  3. ネットワーク暗証番号を入力します。
  4. 音声ガイダンスに従って操作し、設定を完了させます。

ソフトバンク「転送電話サービス」

ソフトバンク「転送電話サービス」

ソフトバンクの携帯電話転送は「転送電話サービス」です。

月額使用料 無料
申し込み 不要
転送先 固定電話、携帯電話、PHS
転送設定方法 携帯電話本体から操作、Webサイトから操作

ソフトバンクでは、Webサイト「My Softbank」からの転送設定に対応しています。

ネットさえつながればどこからでも設定できるため、スマホや電話機が近くになくてもパソコンから転送設定が可能です。

転送の種類は次の2種類です。

  • コールしてから転送
  • コールせずに直接転送

電源オフ時や圏外の場合は「直接転送」が適用されます。

設定方法(Web)

ソフトバンクのサービス「My Softbank」にログインして設定する方法です。

  1. 転送電話のメニューから「指定の電話番号に転送」にチェックを入れます。
  2. 転送先の電話番号を入力します。
  3. 呼び出し時間を設定し、「次へ」を押します。
  4. 「設定」を押すと完了です。

設定方法(iPhone本体)

スマホの機種によっては、電話機本体から設定することもできます。

一例として、iPhone本体からの設定手順を紹介します。

  1. 「設定」をタップします。
  2. 「電話」をタップします。
  3. 「自動電話転送」をタップします。
  4. スイッチをオンに切り替えます。
  5. 転送先の電話番号を入力します。

以上で完了です。コントロールセンターのステータスバーに転送中を示すアイコンが表示されます。

au「着信転送サービス」

au「着信転送サービス」

auの「着信転送サービス」も、申し込み不要で利用できるサービスです。

月額使用料 無料
申し込み 不要
転送先 固定電話、携帯電話
転送設定方法 携帯電話から特番発信、他の電話機から遠隔操作

転送方法は5種類あり、設定時には各サービスに対応した番号にダイヤルします。

電源オフ時は「圏外転送」が適用されます。

種類 説明
フル転送 着信をすべて転送
無応答転送 着信に応答できない時に転送
圏外転送 圏外や電源オフの時に転送
話中転送 通話中の着信を転送
選択転送 手動で転送(iPhoneと一部のスマホでは使用不可)

設定方法(特番発信)

契約携帯電話から特定の番号に発信して設定する方法です。

iPhone6以降の携帯電話に対応しています。

  • フル転送開始:1424+転送先番号
  • 無応答転送・話中転送開始:1422+転送先番号
  • サービス停止:1420

設定方法(他の電話機から遠隔操作)

他の電話機からの遠隔操作は、サービスの停止のみ対応しています。

  • 転送開始:非対応
  • フル転送サービス停止:090-4444-1429に発信
  • 全ての転送サービス停止:090-4444-1430に発信

設定方法(スマホ本体)

スマホ本体から転送を設定する手順は端末により異なります。

auのサポートサイトで機種ごとの取扱説明書を入手し、ご確認ください。

通話料金に注意

通話料金に注意

携帯キャリア各社の電話転送サービスは、月額使用料は無料ですが、転送中は料金がかかる点に注意が必要です。

通常は発信時のみ通話料がかかりますが、電話転送利用時は、着信に対しても転送元から転送先への通話料が発生します。

使い方によっては、通信料金が高額になる場合もありますのでご注意ください。

転送していることが多い場合や通話が長くなりがちな場合は、通話定額プランの利用も検討してみましょう。

また、転送設定で他の電話機から遠隔操作した場合にも通話料金がかかります。

まとめ

まとめ
  • 携帯キャリア3社の転送サービスは、電源オフ時の転送にも対応
  • ドコモの場合は事前に申し込みが必要
  • 転送中は通話料金がかかる点に注意

携帯各社の電話転送サービスは電源オフにも対応しているため、圏外の時や故障で起動できない時の非常手段としても使えます。

あらかじめ転送先などの設定を済ませておけば、遠隔操作やWebページからも転送開始・停止ができる場合があります。

契約キャリアのサービス内容と設定方法をご確認のうえ、ご利用ください。

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