本記事は一般的な取組みについて記載したもので、NECネッツエスアイでの取組みを紹介したものではありません。予めご了承ください。
ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。
テレワーク化推進の影響により、会社の固定電話への着信を携帯へ転送する「電話転送機能」を導入する企業が増えています。
しかし「サービス導入を検討しているけれど、コストが気になる」「より電話業務を効率化できるサービスを知りたい」という方も少なくありません。
そこで今回は、各通信キャリアが提供している電話転送サービスの内容と利用料金を紹介していきます。
会社の固定電話への着信を携帯へ転送するだけでなく、電話の取りこぼしや伝言ミスを防止できる便利なサービスも紹介していきますので、サービス導入をお考えの方は是非参考にしてみてください。
電話転送機能とは?
電話転送機能とは、会社や事務所などの固定電話回線に着信しようとした通話を、指定した固定電話や携帯といった他の回線に転送する機能です。
近年では、テレワーク・在宅勤務を推進する企業が増加傾向にあり、それに伴って、電話応対業務が大幅に改善される電話転送機能を導入する企業も増えてきました。
電話機がある場所でしか対応することのできなかった固定電話宛の着信に、テレワーク・在宅勤務中の社員や外出中の担当者が直接対応することができます。
また、電話転送サービスは電気通信事業者(以下通信キャリア)が付加サービスとして提供しています。
転送時の通話料金は、発信者から転送元までは発信者、転送元から転送先までは転送元が負担するのが一般的です。
各通信キャリアの電話転送機能とサービス利用料金を紹介
まずは、各通信キャリアが提供している電話転送サービスを紹介していきます。
通信キャリアによって名称が異なりますが、どれも着信した電話を別の電話回線に転送するサービスです。各通信キャリアの電話転送サービスと月額料金は以下のとおりです。
キャリア | 電話転送サービス |
---|---|
NTT東日本・西日本 | 自動着信転送サービス「ボイスワープ」 |
ソフトバンク | 多機能転送サービス |
KDDI光ダイレクト(au) | 着信転送サービス |
これらのサービスを利用することで、会社の固定電話への着信を指定の固定電話や携帯で対応することができます。それぞれの利用料金を見ていきましょう。
ただし、いずれの利用料金も初期費用(工事費)などを支払い済みであることが前提で記載しています。
初期費用は1万円程度~であることがほとんどです。初期費用についての詳細は、自社で契約をお考えの通信キャリアにてご確認ください。
NTT自動着信転送サービス「ボイスワープ」の利用料金
NTTの自動着信転送サービス「ボイスワープ」は、ひかり回線・アナログ/ISDN回線によって利用料金が異なります。まずは自社で利用している回線の種類を確認しましょう。
また、自動着信転送サービス「ボイスワープ」は、転送元の電話を呼び出さずに即座に転送する無条件転送と、転送元の電話を呼び出して、応答がないときにだけ転送する無応答時転送の設定が可能です。
さらに、外出先の電話機からリモートコントロールにて転送の開始・停止・転送先の変更を行うこともできます。
NTT自動着信転送サービス「ボイスワープ」の利用料金は以下のとおりです。
ひかり回線
NTTのひかり電話申込時に自動着信転送サービス「ボイスワープ」を同時申し込みする場合、下記の工事費が減額されます。
月額使用料金 | 550円(税込) |
---|---|
通話/通信料金 | 発信者から転送元までの通話/通信料金は、発信者負担。 転送元から転送先までの通話/通信料金は、契約者負担。 |
工事費 | 2,200円(税込) |
アナログ/ISDN回線
月額使用料金 | 事務所用:880円(税込) |
---|---|
通話/通信料金 | 発信者から転送元までの通話/通信料金は、発信者負担。 転送元から転送先までの通話/通信料金は、契約者負担。 |
工事費 | 不要 |
ソフトバンク「多機能転送サービス」の利用料金
ソフトバンク(SoftBank)の「多機能転送サービス」の利用を開始するには、契約回線の電話機から、回線契約者が自分で転送設定を行う必要があります。
また、契約電話回線、またはリモートコントロールにて、転送の開始・停止・変更が可能です。
ソフトバンク(SoftBank)の「多機能転送サービス」は、付加サービスパックを利用すればお得に利用することができます。ただし、ISDN1500の場合は付加サービスパックを利用することができません。自社で利用している回線の種類を確認してから申し込むようにしましょう。
月額使用料金 | 800円(税込)/番号 |
---|---|
通話/通信料金 | 発信者から転送元までの通話/通信料金は、発信者負担。 転送元から転送先までの通話/通信料金は、契約者負担。 |
工事費 | 不要 |
auひかり「着信転送サービス」の利用料金
auひかりのサービスは、転送時の通話料金が転送先によって異なります。
転送先が携帯電話だった場合は、通常の携帯宛通話料金よりも安い通話料で利用することができます。
また、こちらのサービスも他の通信キャリアのものと同様に、契約電話回線、またはリモートコントロールにて、転送の開始・停止・変更が可能です。用途により「無条件転送」「スケジュール転送」「話中転送」の3つの機能を利用することができます。
月額使用料金 | 550円(税込) |
---|---|
通話/通信料金 | 発信者から転送元までの通話/通信料金は、発信者負担。 転送元から転送先までの通話/通信料金は、契約者負担。 |
初期費用(登録料) | 無料 |
転送時の通話料金
転送先 | 電話サービス(全時間帯一律) |
---|---|
auケータイ宛/1分 | 17.05円(税込) |
上記以外宛/1分 | 17.6円(税込) |
NECネッツエスアイのCanario(カナリオ)利用料金を紹介
この記事を監修しているNECネッツエスアイも電話転送サービス「Canario(カナリオ)」を提供しています。
月額11,000円(税込)+プラン利用料金で利用することができます。
また、Canario(カナリオ)は、会社の固定電話への着信を指定の携帯電話に転送するだけではなく、電話転送に関する様々な機能が搭載されています。「電話業務をより改善したい」とお考えの方に最適です。
- 電話番をAIが代行し転送と取次を同時に行う名前取次
- 迷惑電話や営業電話など、不要な電話はAIが対応
- 大事な電話に出られなくても、内容をテキストで確認できる伝言テキスト化機能
- 営業時間を設定し、営業時間外はAIが電話番を代行する営業時間設定
- 担当者不明の問い合わせにも対応できる一斉架電機能
これらの機能は、プランによって利用できるものが異なります。プランごとの利用可能な機能については以下の表を参考にしてみてください。
プラン名 | Basicプラン(月額税込:748円/人) | Standardプラン(月額税込:1,078円/人) | Premiumプラン(月額税込:1,628円/人) |
---|---|---|---|
名前取次 | 〇 | 〇 | 〇 |
一斉架電 | 〇 | 〇 | 〇 |
名前取次+伝言テキスト化 | × | 〇 | 〇 |
一斉架電+伝言テキスト化 | × | 〇 | 〇 |
IVR | × | 〇 | 〇 |
内線連携※NEC製のPBXと接続いただきます | × | × | 〇 |
無料電話※利用者間で無料通話分をご共有いただけます | なし ※必要に応じてオプションの通話パックをご購入いただけます | 1人10分まで | 1人30分まで |
Canario(カナリオ)を利用することで、会社の固定電話への着信を指定の携帯電話に転送するだけではなく、伝言ミスや電話の取りこぼしを防ぐことができます。
電話業務に課題を抱えている方、テレワークの導入に困っている方は是非この機会にCanario(カナリオ)をご利用ください。
プラン設定や利用方法についてのお問合せもお待ちしております。
記事まとめ
今回は、NTT・ソフトバンク・auが提供している電話転送サービスの利用料金を紹介してみました。
ただし、いずれの利用料金も初期費用(工事費)などを支払い済みであることが前提で記載しています。ランニングコストや機能の内容を加味して「電話回線を別のキャリアに移したい」という方は、初期費用も考慮してキャリアを選びましょう。
また会社の固定電話への着信を、iPhoneやスマホなどといった指定の携帯電話に転送するだけではなく、「電話業務をより改善したい」とお考えの方には、Canario(カナリオ)がおすすめです。
テレワークの導入にお困りの方、電話業務に課題を抱えている方は是非一度ご相談ください。