本記事は一般的な取組みについて記載したもので、NECネッツエスアイでの取組みを紹介したものではありません。予めご了承ください。
ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。
電話転送は、特定の電話番号にかかってきた電話を他の電話番号で受けるサービスですが、その場合、着信履歴に残る番号はどの番号になるのでしょうか。
転送している電話機の番号が表示されたのでは、着信がすべて同じ電話番号からとなってしまい、かけてきた相手もわからなければ、着信を見て折り返すこともできませんね。
転送サービスを検討されている方に向けて、発信元の番号を確認する方法や、会社の番号で発信できるかなど、気になる点をまとめました。
電話転送で発信元の番号を表示するメリット
自分の携帯電話に電話がかかってきたらまず、発信者の番号を見るのではないでしょうか。
もしも非通知だった場合にはちょっと構えてしまうこともありますし、非通知には一切応答しないという人もいるかもしれませんね。
転送された電話の場合も、出る前に番号がわかるに越したことはありません。
相手がわかれば必要な準備ができる
表示されている番号が知っている番号だったり、電話帳に登録されている知り合いだった場合には、電話に出る前にどんな用件かだいたい想像がついてしまうこともあるのではないでしょうか。
また、お客様や取引先からなら、今進行中のあの案件のことかな、と予測をしたり、応答前にさっとファイルから書類を取り出しておくことができるかもしれませんね。
誰からかわからない電話に出ていきなり話を始めるよりも、発信元を見てどんな電話なのかが推測できれば心の準備ができ、落ち着いて電話に応答できます。
折り返しの連絡先がわかる
電話に出られなくて相手に折り返す場合、着信履歴からダイヤルすることが多いのではないでしょうか。
これは、着信履歴に相手の電話番号が残っているからできることです。
着信履歴に番号が表示されていなかったり、残っている番号が転送設定した電話の番号だったりすると、折り返すことができないので相手から再度かかってくるのを待つしかありません。
出たくない電話をシャットアウトできる
発信元の電話番号が表示されていない場合、誰からかわからないので電話に出て確かめるしかありません。
結果、迷惑電話や出たくない相手からの電話に当たってしまうこともありえます。
番号が表示されていれば、心当たりのない電話番号や非通知の場合は「電話に出ない」という選択ができ安心ですね。
ボイスワープで発信元を確認する方法
NTTの電話転送サービス「ボイスワープ」で転送を行った場合、発信元の電話番号が表示できるかどうかを確認してみましょう。
携帯へ転送:何もしなくても表示できる
今ではすっかり当たり前となってしまっていますが、携帯電話には発信者電話番号通知機能が搭載されていますので、何もしなくても番号表示ができます。
ボイスワープで転送した電話の場合も、きちんと発信元の番号が表示されるようになっています。
固定電話へ転送:ナンバー・ディスプレイで表示する
携帯電話と異なり、実は固定電話では、オプションを付けなければ発信元の電話番号を表示することはできません。
「ナンバー・ディスプレイ」は、かけてきた相手の電話番号を電話機に表示するNTTのサービスです。
ボイスワープで固定電話に番号表示するためには、転送を受ける電話で「ナンバー・ディスプレイ」を契約すれば、発信元の電話番号を表示することが可能になります。
ボイスワープの番号表示の注意点
電話の転送を行うと、通常の発着信とはいろいろと勝手が違うことに気がつきます。
ボイスワープで転送を行う場合は、以下の点に注意してください。
自分の番号にかかってきた電話とは区別がつかない
ボイスワープで転送されてきた着信でも発信元の電話番号が表示されることがわかりましたが、ここでもう一つ注意しなければならないことがあります。
確かに相手の電話番号が表示されているのですが、着信時の表示や履歴を見ても、自分の番号にかかってきた電話と転送された電話を見分けるものがないのです。
自分が対応すべきか・折り返しは必要かどうかといったことは、かかってきた相手などから判断するしかありません。
折り返すと自分の番号が通知される
会社の固定電話にかかってきた電話を携帯電話に転送した場合、着信履歴から折り返しても、固定電話の番号からの発信にはなりません。
相手の電話にはこちらの携帯電話の番号が表示されてしまいますので、相手に携帯の番号を知らせたくない場合や、プライベート携帯を使っている場合には特に注意しなければなりません。
電話転送サービス「Canario(カナリオ)」には秘匿発信機能も!
「携帯電話からでも固定電話と同じように電話対応したい」とお悩みでしたら、NECネッツエスアイの電話転送サービス「Canario(カナリオ)」はいかがでしょうか。
Canario(カナリオ)は、電話対応の課題をワンサービスで解決できるオフィス電話サービスです。
相手の声を音声認識して電話を担当者の携帯につなぎますので、どこにいても自分あての電話をもれなく拾うことができます。
「得意先からの電話待ちのために外出できない」といった悩みも、Canario(カナリオ)があれば解決です。
出られなかった電話はメッセージをテキスト化してくれるので、折り返しの要否や連絡先で迷うこともなくなります。
こちらから折り返すときは、あらかじめ登録した番号を発信元として表示することができますので、相手に携帯番号を知られる心配もありません。
Canario(カナリオ)なら会社の電話番をまるごと任せておけるので、電話を気にすることなく業務に集中することができますよ。
記事まとめ
- 携帯電話は標準で発信元の番号表示機能が搭載されている
- 固定電話で発信元の番号を表示するには、「ナンバー・ディスプレイ」の契約が必要
- ボイスワープでは、自分にかかってきた電話と転送されてきた電話を区別できない
- 折り返しで相手に携帯電話番号を知らせたくないなら、番号秘匿発信機能つきのサービスがおすすめ
これまでの電話転送サービスでは、転送元の判別や携帯からの発信に課題があり、複数の電話サービスを併用して対応している企業も多くありました。
NECネッツエスアイが提供するCanario(カナリオ)は、ワンサービスでオフィスの電話対応に関する悩みを解決することができます。
御社に最適なプラン選びなど、詳細はこの記事を監修しているNECネッツエスアイへお気軽にご相談ください。