セールス・マーケティングの場がオンラインに移行する中で、「オンライン接客ツール」に注目が集まっています。
この記事では、オンライン接客ツールの概要と、中でも人気の高いツール「LiveCall」の特徴をご紹介。
iOSアプリ版LiveCallの機能や使い方なども解説しているので、店舗用のデバイスとしてiPadやiPhoneを導入している企業様はぜひチェックしてみてください。
各業界で注目!アプリでも利用できるオンライン接客ツール「LiveCall」とは
LiveCallは、デスクトップ・AndroidのブラウザおよびiOSアプリで利用可能なオンライン接客ツールです。
まずは、Web会議ツールとオンライン接客ツールとの違い、またLiveCallの特長について詳しく見ていきましょう。
Web会議ツールとオンライン接客ツールの違い
Web会議ツールとオンライン接客ツールは、どちらもビデオ通話の機能を主軸とした、双方向型のコミュニケーションツールです。
2つの大きな違いは、Web会議ツールが法人同士の商談(BtoB)を想定しているのに対し、オンライン接客ツールは個人に対する商談(BtoC)向けの機能が特化している点です。
例えば、代表的なWeb会議ツールの「Zoom」には、ホストや参加者といった役割がありますが、権限に違いがあるのみで基本操作はどちらも同じ仕様となっています。
一方LiveCallをはじめとするオンライン接客ツールでは、ユーザー(顧客)・スタッフ・管理者の役割によって機能やUIが明確に分けられています。
またオンライン接客ツールの場合、顧客側のアプリインストールを必要としないため、ECサイトなどからシームレスに導線を構築できる点もWeb会議ツールとの違いの1つです。
オンライン接客システムを導入するメリット
オンライン接客ツールを導入することで期待できるメリットとして、以下が挙げられます。
- ビデオ通話でのヒアリングや詳しい商品説明を行うことで、コンバージョン率・顧客単価のアップが期待できる
- 1対1での丁寧な接客によって顧客満足度を高めることで、ファンやリピーターの獲得を見込める
- 遠方の顧客に対しても同品質の接客を提供できるため、実店舗の有無にかかわらないマーケティングが可能
- 1人のスタッフが複数拠点の接客を担当できるなど、人材配置の効率化やテレワーク化に活用できる
一般的な通販の場合、商品ページに記載されている写真や説明文から情報を得ることになりますが、これだと「自分に似合うか分からない」「機能をいまいち理解できない」と、離脱される可能性も少なくありません。
一方オンライン接客ツールを活用すれば、コーディネートを提案したり、スタッフによる説明を行ったりといったことができるため、購入率の向上を見込めるでしょう。
また1対1で接客を行うことによって、スタッフに対する信頼度・満足度が高まり「次もこのスタッフにお願いしたい!」と思ってもらえる可能性もあります。
オンライン接客ツールなら接客の場所・時間の制約もなくなるため、都心部にしか店舗がない場合でも地方の顧客を獲得しやすくなるなど、企業側のメリットが大きいのもおすすめポイントの1つです。
LiveCallの特徴
「LiveCall(ライブコール)」は、ビデオ通話・テキストチャット・予約カレンダーといった機能が搭載されたBtoC向けオンライン接客ツールの1つです。
アパレル・コスメ・不動産など、国内の各業界で高いシェア率を誇っており、主に以下のような特徴があります。
- 顧客側に専用アプリをインストールしてもらう必要がなく、パソコン・スマホのブラウザからワンクリックで通話を始められる
- ロゴの設定やカラー変更ができ、ブランドイメージを崩すことなくサービスを提供できる
- 即時通話型・予約通話型・ウィジェット型など、サービスに適した導線の構築が可能
- 直感的に操作できるインターフェイスとなっており、ITツールの操作に不安のある方でも使いやすい
- スタッフのログイン状況や通話履歴を素早く確認でき、管理者にとっても使い勝手が良い
LiveCallはBtoCに特化したオンライン接客ツールのため、顧客側の使いやすさはもちろん、スタッフや管理者にとっても扱いやすいUIとなっています。
これからオンライン接客を始めたい・ビデオ通話を活用したサービスを構築したいとお考えの企業様は、ぜひLiveCallの導入をご検討ください。
iOSアプリ版LiveCallの主な機能と活用方法
LiveCallはデスクトップ・AndroidのブラウザおよびiOSアプリで利用することができます。
WebRTCテクノロジー搭載で、顧客側にアプリのインストールを求めることなく、ワンクリックでビデオ通話を開始できるのが特徴です。
ここでは、iOSアプリ版のLiveCallに焦点を当て、アプリ内で使える主な機能と活用方法について解説していきます。
店舗にiPadを設置していたり、従業員用にiPhoneを配布していたりする企業様はぜひチェックしてみてください。
iOSアプリ版LiveCallの主要機能
iOSアプリ版LiveCallで利用できる主な機能には以下のようなものがあります。
アプリ版の機能 | 詳細 |
---|---|
ビデオチャット | iOSアプリ上でビデオ通話を行うことができます。ビデオのオン・オフ設定も可能です。 |
テキストチャット | ビデオ通話と並行してテキストチャットを行うことができます。 |
フロント/リアカメラの切り替え | スタッフの顔を見せるときはフロントカメラ、商品を見せるときはリアカメラに切り替えるといった使い分けが可能です。 |
QRコードの読み込み | ECサイトや広告に掲載したQRコードからビデオ通話へ誘導することができます。 |
エージェントコンソール | iPhoneを持ち歩きながら通話を受信することができます。 |
着信時の通知 | エージェントコンソールにログイン時、スリーブ状態になっていてもバックグラウンドから通話を受信し、着信音およびメッセージによる通知を受け取ることが可能です。 |
iPadに最適化 | iPhoneだけでなくiPadのディスプレイサイズにも最適化されます。 |
アプリを活用したオンライン接客のやり方
iOSアプリ版LiveCallを活用したオンライン接客のやり方として、以下の例をご紹介します。
QRコードを発行して通販への経路を拡大
iOSアプリ版のLiveCallでは、ビデオ通話へ誘導する手段の1つとして、QRコードの利用が可能です。
ECサイトやチラシ広告、また店内のスペースなどにQRコードを掲載することで、そこから直接ビデオ通話へアクセスしてもらえるようになります。
ECサイトやチラシ広告経由で商品を目にした方をビデオ通話へ誘導できれば、詳細な商品説明・ヒアリングによる購入率の向上を見込めるでしょう。
エージェントコンソール機能で簡単に通話を開始
iOSアプリ版LiveCallは、オンライン接客を行うスタッフ向けの「エージェントコンソール」機能に対応しています。
これまではデスクトップやノートパソコンの前で受信を待機していなければなりませんでしたが、この機能によってiPhoneでも通話を受信できるようになりました。
店内で作業している途中でもすぐに通話を受けることができますし、接客を続けながら提案したい商品の場所まで移動するといったことも可能です。
まとめ
- オンライン接客ツールはビデオ通話やテキストチャット機能を搭載したBtoC向けのサービス
- LiveCallは顧客側のアプリインストールを必要とせず、ECサイトなどから直接通話を開始できるのが特徴
- LiveCallはiOSアプリ版もリリースされており、QRコードの読み込みやエージェントコンソールといった機能を利用できる
オンライン接客ツールには様々な種類がありますが、中でもLiveCallはUIの分かりやすさと機能性の高さが人気のツールとなっています。
iOSアプリ版を導入することでより便利に活用できるので、すでにLiveCallを利用中の企業様も改めて機能を見直してみてはいかがでしょうか。