小売・流通業界で加速している店舗DXとは?デジタル移行の課題や事例を紹介

「DXとは?」という疑問を解消すべく小売業界向けDXの概要を解説

小売・流通業界で加速している店舗DXとは?デジタル移行の課題や事例を紹介
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インターネットの普及や新型コロナウイルス感染症の流行を背景に変化した消費者の行動は、流通・小売業界の在り方をも変えています。

新型コロナウイルスによるパンデミックは、日本におけるデジタル化の遅れを露見させただけでなく、多くの企業の経営における危機感を強めました。

この記事では、現在小売・流通業界で急務とされているDX(デジタルトランスフォーメーション)の概要を解説していきます。自社の現状のみならず、流通・小売業界全体が抱えている課題を鑑みてDXを推進しましょう。

流通・小売業界の現状と課題

流通・小売業界の現状と課題

流通・小売業界が現代、そして未来において生き残っていくためには、従来のマーケティング方法やワークフローを継続していくのではなく、新たな戦略を用いてサービスの新規価値を創造していく必要があります。

戦略を見出したり、今ある課題を解決するために、まずは現状の把握が必要です。そこで、流通・小売業界の現状や時代の変化について解説していきます。

モノが売れない時代

1999年以降長く続いていたデフレーション(物価が持続的に下落する現象)の影響で、労働者の賃金も下落。モノが売れない時代へ突入してしまい、流通・小売業界は大打撃を受けます。

その最中、発展していたIT技術がインターネットやスマートフォンを生み、社会へ普及していったために、人々の消費行動はモノを購入することよりも体験することへ傾倒していきます。

また、今や生活の一部となったシェアリングエコノミーやサブスクリプションといった新しいサービスが流行し、車、家電、衣類などあらゆるモノが“共有”されるようになったのです。

商品の質が向上して長持ちするようになったことも、買い換え需要や消費者の購買意欲が低下したことの原因と言えるでしょう。

コロナ禍により変化した消費者行動

感染拡大が収まらない中、外出を控えるようになった消費者が節約志向になり、更にモノが売れない状況が生まれてしまいました。

またコロナ禍により消費者の行動が大きく変化し、店舗に行かずにECサイトで商品を購入したり、非接触での決済を実現するキャッシュレス決済やモバイルオーダーが好まれる傾向が強くなってきています。

ECサイトの台頭

インターネットやスマートフォンの普及により、ECサイトが台頭。コロナ禍と相まって、実店舗での売上に大きな影響を与え続けています。

アメリカでは大型ショッピングモールが次々と閉店をやむなくされ、UBSが2019年4月に発表したレポートでは、2026年までにアメリカ国内で7万5000店もの小売店が閉店すると予測されているのです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

上記のような現状と課題を解決すべく、流通・小売業はDXを推進する必要があります。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、進化したIT技術を駆使して人々の生活をより良いものへと変革させることです。

経済産業省が令和元年7月に発表した「『DX推進指標』とそのガイダンス」では、DXは以下のように定義されています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

引用元:『DX推進指標』とそのガイダンス

「『DX推進指標』とそのガイダンス」でも述べられているように、デフレーションの影響を受け、ECサイトが台頭し、消費者行動が変化したニューノーマル時代において、企業が競争上の優位性を確立するためにはDXが必要不可欠です。

企業がDXを進めることは消費者の生活をより良いものへと変革させるだけでなく、業務効率の向上、コストカット、生産性向上などの企業形態やビジネスモデルの変革も実現することができます。

時代の変化に伴ったDXが急務となっている

新型コロナウイルス感染拡大の影響で時代や社会の変化が止めどなく繰り広げられている現代において、企業は競合他社よりも早くDX環境を整備し、成功させることで競争上の優位性を確立する必要があります。

しかし、従来のビジネスモデルが根付いている流通・小売業界の方には「どうやってDXを成功させたらいいのかわからない」「何から始めたら良いのかわからない」という方も少なくありません。

そこで、先端のIT技術やノウハウを基に、デジタルを活用した実効性のあるソリューションを提供してきたNECネッツエスアイが提供する「小売業界向けDXサービス」を紹介します。

NECネッツエスアイが提案する小売業界向けDXサービスとは

NECネッツエスアイが提案する小売業界向けDXサービスとは

”お客様のデジタルシフトを共創で実現する”というコンセプトを掲げるNECネッツエスアイは、60年以上前からお客様の現場に向き合い、実効性のあるソリューションを提供してきました。

そこで蓄積された経験と知識、そして最先端のIT技術を掛け合わせ、流通・小売業界の企業・団体様に「小売業界向けDXサービス」を提案します。

時代の変化や市場のトレンドに対応可能な「店舗向けソリューション」では以下の3つのサービスを流通・小売業界の皆様に提供しております。

  1. 使いやすさNo.1に選ばれたオンライン接客サービス「LiveCall」
  2. 顧客動態可視化サービス「PictLess」
  3. LINE連動注文サービス「モバイルオーダーサービス」

それぞれのサービスが流通・小売業界の課題解決策として最適化されています。詳しく解説していきます。

使いやすさNo.1に選ばれたオンライン接客サービス「LiveCall」

LiveCall

オンライン接客サービス「LiveCall」とは、ブラウザからそのままウェブ接客が可能なオンライン接客ツール。サービスに携わる全ての人に使いやすくデザインされているBtoC専用システムです。

非接触・非対面での接客を実現するため、外出を控えるようになった顧客にも店舗同様にサービスを提供することができます。

店舗でも実現できなかった1対1の双方向コミュニケーションを実現できるため、顧客ロイヤリティを向上させたり、アップセル・クロスセルを促すこともできます。

使いやすさNo.1のオンライン接客サービス!
「LiveCall」詳細はこちら

顧客動態可視化サービス「PictLess」

PictLess

顧客動態可視化サービス「PictLess」とは、映像を使わずセンサーで店舗内外の通行量や滞留を可視化するサービスです。

店舗内や通路等の混雑度や動線を比較し、販促効果の可視化。

購買までの顧客動線の分析し、顧客の行動をデータ化することで、売上や収益向上も見込めます。店舗レイアウトの改善に効果的です。

LINE連動注文サービス「モバイルオーダーサービス」

モバイルオーダーサービス

LINE連動注文サービス「モバイルオーダーサービス」とは、店頭に並ばずに使い慣れたLINEから簡単に注文ができるサービスです。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、店舗販売員との接触機会を最小限に抑えることを求める顧客が多くなったため、その需要に応えるべくモバイルオーダーサービスを導入する飲食店が増えています。

モバイルオーダーサービスを活用することで、非対面かつ着席したままのオーダーも実現。顧客の利便性向上を実現できるため、感染症対策としても有効です。

またNECネッツエスアイでは、「小売業界向けDXサービス」以外にも弊社の豊富なノウハウを活かしたさまざまなサービスで御社のDX転換を強力にサポートできます。

「業務のデジタル化やデータ運用に踏み込めていない」「何から始めればいいのかわからない」など、業務のDXにお困りの流通・小売業界の企業様・団体様はご相談下さい。

記事まとめ

記事まとめ

この記事では、現在小売・流通業界で急務とされているDX(デジタルトランスフォーメーション)の概要をはじめ、流通・小売業界全体が抱えている課題を解説しました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、進化したIT技術を駆使して人々の生活をより良いものへと変革させることです。

また、企業がDXを進めることで消費者の生活をより良いものへと変革させ、さらに企業が競争上の優位性を確立することも可能です。

NECネッツエスアイでは、小売業界のDX転換ソリューションとして「小売業界向けDXサービス」を提供しています。業務のDXにお困りの小売業界の企業様・団体様はご相談下さい。

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symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

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