【Microsoft 365】プランの変更・アップグレードの方法を解説

Microsoft 365のいずれかのプランを契約している状態で、別のプランへの変更が必要になったという場合は、管理センターから手続きを行うことが可能です。

この記事では、Microsoft 365のプランの変更およびアップグレードの方法を解説していきます。

Microsoft 365のプラン名が変更されている点についても触れているので、合わせて参考にしてみてください。

注意：2020年に一部サービスの名称が変更

はじめに、現在のMicrosoft 365に含まれているプランの一部は、旧Office 365から名称が変更されたものであるという点を理解しておく必要があります。

名称が変更になっているプランの一覧は以下の通りです。

旧称	現在名
Office 365 Business Essentials	Microsoft 365 Business Basic
Office 365 Business Premium	Microsoft 365 Business Standard
Microsoft 365 Business	Microsoft 365 Business Premium
Office 365 Business	Microsoft 365 Apps for business
Office 365 ProPlus	Microsoft 365 Apps for enterprise

なお変更されたのは各プランの名称のみであり、プランに含まれる機能やサービスに変更はありません。

「プランの変更をしていないのに突然名前が変わった」と不安になる方もいるかもしれませんが、引き続き同じ内容のサービスを利用できるのでご安心ください。

Microsoft 365のプランをアップグレードする

業務内容が変化したり、機能の拡充が必要になったりした場合には、Microsoft 365の契約プランをアップグレードすることができます。

続いて、Microsoft 365の契約プランをアップグレードする方法と、アップグレードの操作を行えない場合の原因・対処方法について詳しく見ていきましょう。

アップグレードの手順

Microsoft 365の契約プランをアップグレードする手順は以下の通りです。

管理センターにアクセス
「課金」をクリック
「お使いの製品」をクリック
アップグレードするサブスクリプションを選択
「サブスクリプションの詳細」をクリック
「製品の詳細とアップグレード」をクリック
「組織に推奨されるアップグレードの表示」をクリック
必要なプランを選択し「アップグレード」をクリック
必要なライセンス数・支払い方法を設定し「購入手続きに移動」をクリック
住所・請求先情報・品目等を確認し、変更がない場合は「完了」をクリック

購入手続きが完了したあとは、すぐに新しいサブスクリプションを利用することができます。（※アップグレードの処理に数分程度かかる場合があります。）

アップグレードできないケース

上記の手順で「アップグレードの表示」をクリックしてもプランが表示されないという場合は、何らかの理由で自動アップグレードを利用できない状態にあることを意味します。

自動でアップグレードができない主なケースは以下の通りです。

ユーザー数がライセンス数を上回っている
現在のサブスクリプションの設定が完全でない、またはサービスが利用できない状態にある（期限切れ等）
すでに別のプランへの変更が進行中となっている
与信審査が保留中となっている

上記のような理由から自動アップグレードを利用できない場合でも、次章で紹介する方法で手動でのプラン変更を行うことにより、問題なく処理できる可能性があります。

手動でMicrosoft 365のプランを変更する

ここからは、手動でのプラン変更手続きが必要となるケースと、具体的な操作方法を解説していきます。

手動でのプラン切り替えが必要なケース

Microsoft 365の契約プランの変更を手動で行う必要があるケースは以下の通りです。

アップグレードのタブにプランが表示されない
アップグレードのタブにプランが表示されているものの、希望するプランがない（現在より下位プランに変更したい場合等）
アカウントに含まれるユーザーのうち一部のみを別のプランに移行したい

手順1.新しいサブスクリプションの契約

手動でMicrosoft 365のプラン変更を行う場合は、はじめに以下の方法で変更先となる新しいサブスクリプションの契約を行います。

管理センターにアクセス
「課金」をクリック
「サービスを購入する」をクリック
購入したいプランを選択し「詳細」および「購入」をクリック
必要なライセンス数・支払い方法を設定
現在ライセンスを持っていないすべてのユーザーにライセンスを割り当てるかどうかを選択
「今すぐ支払う」をクリック
「次へ」をクリック
支払い情報を入力して「注文」をクリック

手順2.購入したサブスクリプション・ライセンスを確認

新しいサブスクリプションの購入が完了したら、以下の手順で内容の確認を行いましょう。

管理センターにアクセス
「課金」をクリック
「お使いの製品」をクリック

元々契約していたサブスクリプションと、新しく購入したサブスクリプションがアクティブの状態で一覧表示されることが確認できたら次の手順へ進みます。

手順3.ライセンスの再割り当てを行う

Microsoft 365のプラン変更を手動で行った場合、ユーザーの割り当ての変更も手動で行う必要があります。

全員を移動させる場合でも自動割り当ては行われませんので、以下の手順で再割り当てを行いましょう。

1人のユーザーのライセンスを再割り当てする

管理センターにアクセス
「ユーザー」をクリック
「アクティブなユーザー」をクリック
「ライセンスとアプリ」をクリック
「ライセンス」欄の中から割り当てるライセンスをチェック
「変更の保存」をクリック

複数のユーザーのライセンスを一度に再割り当てする

管理センターにアクセス
「ユーザー」をクリック
「アクティブなユーザー」をクリック
ライセンスの再割り当てを行うユーザー欄の横にある○をチェック
画面上部にある「…（その他のアクション）」をクリック
「製品ライセンスの管理」をクリック
「既存の製品ライセンスの割り当てを置き換える」をクリック
「次へ」をクリック
割り当てるライセンスを「オン」に切り替える
「置換」をクリック
「閉じる」をクリック

手順4.不要となったライセンスの削除

全てのユーザーを新しいサブスクリプションに再割り当てした等、これまで契約していたサブスクリプションが不要になった場合は、以下の手順でライセンスの削除を行います。

管理センターにアクセス
「課金」をクリック
「お使いの製品」をクリック
キャンセルするサブスクリプションにカーソルを合わせる
「…（その他の操作）」をクリック
「サブスクリプションのキャンセル」をクリック
キャンセルする理由等、必要に応じてフィードバック内容を入力
「保存」をクリック

記事まとめ

2020年にOffice 365からMicrosoft 365に名称変更された際、一部のプランについても名称が変更されている
Microsoft 365のプランをアップグレードする際は、管理センターのアップグレードから素早く手続きできる
アップグレードできない場合や個別にアップグレードを行いたい場合は、手動でプラン変更の手続きを行う必要がある

Microsoft 365には法人向けのライセンスが豊富に用意されており、企業の規模や業務内容に合わせて最適なプランを選べるようになっています。

プランの変更手続きもWeb上で簡単に行えるため、業務内容の変化に応じて適宜ライセンスの見直しを行うようにしましょう。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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