Zoomのチャット機能を活用すれば、ミーティング中でもファイル送信を行うことができます。
この記事では、Zoomミーティング中にファイル送信を行うための設定方法と手順を解説。
ファイル送信ができないときに活用したい画面共有の使い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Zoomミーティング中にファイル送信を行う手順
まずは、Zoomミーティング中にファイル送信を行うための事前準備・操作方法を見ていきましょう。
前提条件
ミーティング中のファイル送信を行うには、以下のバージョンのZoomを利用していることが条件となります。
- Windowsバージョン 4.6.10(20033.0407)以降
- Macバージョン4.6.10(20041.0408)以降
古いバージョンのZoomを利用している方は、以下の方法でアップデートを行っておきましょう。
- Zoomアプリのホーム画面右上にあるユーザーアイコンをクリック
- 「アップデートを確認」をクリック
- 「更新が利用可能」と表示された場合は「更新」をクリック
なおファイル送信の機能はZoomの有料版だけでなく、無料版でも利用することができます。
事前準備:ミーティング中のファイル送信を有効化する
ミーティング中のファイル送信を行う場合、事前にファイル送信の機能を有効化しておく必要があります。
アカウント単位・グループ単位・ユーザー単位でファイル送信を有効化する手順はそれぞれ以下の通りです。
アカウント全体にファイル送信の有効化を設定する
- ZoomのWebサイト(https://zoom.us/)にアクセスして管理者としてサインイン
- ナビゲーションメニューから「アカウント管理」をクリック
- 「アカウント設定」をクリック
- 「ミーティング」タブを開き、ファイル送信設定の欄までスクロール
- ファイル送信のステータストグルをクリックして有効化
- 確認ダイアログが表示された場合は「オンにする」をクリック
特定のグループにファイル送信の有効化を設定する
- ZoomのWebサイト(https://zoom.us/)にアクセスしてサインイン
- ナビゲーションメニューから「ユーザー管理」をクリック
- 「グループ管理」をクリック
- 設定を加えたいグループをクリックし
- 「設定」タブを開き、ファイル送信設定の欄までスクロール
- ファイル送信のステータストグルをクリックして有効化
- 確認ダイアログが表示された場合は「オンにする」をクリック
ファイル送信の有効化を自身に設定する
- ZoomのWebサイト(https://zoom.us/)にアクセスしてサインイン
- ナビゲーションメニューから「設定」をクリック
- 「ミーティング」タブを開き、ファイル送信設定の欄までスクロール
- ファイル送信のステータストグルをクリックして有効化
- 確認ダイアログが表示された場合は「オンにする」をクリック
共有できるファイルの種類を制限する場合
Zoomアカウントのオーナーまたは管理者権限を持つ方は、セキュリティ対策の一環としてファイル送信できる拡張子の種類を制限することができます。
送信できるファイルの種類を制限する場合の手順は以下の通りです。
- ZoomのWebサイト(https://zoom.us/)にアクセスして管理者としてサインイン
- ナビゲーションメニューから「アカウント管理」をクリック
- 「アカウント設定」をクリック
- 「ミーティング」タブを開き、ファイル送信設定の欄までスクロール
- 「指定のファイルタイプのみを利用できます」をチェック
- 許可するファイルの拡張子を入力(複数入力する場合はカンマで区切る)
- 「保存」をクリック
チャット機能を使ったファイル送信の操作方法
実際に、Zoomミーティング中にファイル送信を行う手順は以下の通りです。
- Zoomデスクトップクライアントを起動し、ミーティングを開始
- 画面下部のメニューから「チャット」をクリック
- 「ファイル」をクリックし、参照先を選択
- 参照先から該当のファイルを選択し「開く」をクリック
ファイルを受信した参加者は、チャット欄に表示される「ダウンロード」をクリックすることで、送信されたファイルをローカルに保存できます。
ファイル送信ができないときはZoomの共有機能を活用
ファイル送信が許可されていない場合や、ファイル送信の機能を利用できない端末で会議に参加している場合には、画面共有を用いたファイル共有がおすすめです。
続いて、画面共有機能を使って特定のファイルを共有する手順について詳しく見ていきましょう。
スマホ・タブレットはミーティング中のファイル送信に未対応
2022年5月現在、ミーティング中のファイル送信機能に対応しているのはPC版Zoomのみとなっています。
通常のチャット機能からファイルの送受信を行うことはできますが、ミーティング中のチャットでファイル送信を行う場合、スマホ・タブレット側では確認できない点に注意が必要です。
スマホ・タブレットから会議に参加しているユーザーがいる場合は、ミーティング中のファイル送信を避けるようにした方が良いでしょう。
画面共有機能で特定のファイルを共有する方法
ミーティング中のファイル送信が難しい場合は、画面共有機能を使ってファイルを共有する方法がおすすめです。
特定のファイルを画面共有する手順は以下の通りです。
- Zoomアプリを起動してミーティングを開始
- 画面下部のツールバーにある「画面共有」をクリック
- 一覧から「画面」または共有したいファイルを選択
- 「共有」ボタンをクリック
この他、クラウドストレージにファイルをアップロードし、そのリンクをチャット経由で送信するという方法も1つです。
リンクであればスマホ・タブレット側でも受信されるため、データのダウンロードが必要な場合はこちらの方法も活用してみましょう。
まとめ
Zoomのミーティングチャットを活用すれば、メールなどを起動することなく、Zoom内から直接ファイルを送受信することができます。
会議の資料をスムーズに共有できる便利な機能ですので、Zoomを利用している方はぜひファイル送信の操作を覚えておきましょう。