インターネットが普及した現代では、SNSや動画広告を使った様々なマーケティング手法が導入されています。
中でも注目を集めるマーケティング手法として、オンライン上でのセミナーが挙げられます。
セミナーと言えば、リアルタイムで双方向のコミュニケーションができるという点で以前より人気のマーケティング手法です。
近年のオンライン化によって、セミナーは更に多くの可能性を持つようになりました。
ここでは、オンラインセミナー(=ウェビナー)の特徴とマーケティングにおけるメリットを解説しています。
おすすめのマーケティングツールも紹介しているので、セミナー配信をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェビナー(Webinar)とは?
ウェビナーとは、「Web(ウェブ)」と「Seminar(セミナー)」を組み合わせた造語で、主にビジネスの世界で使われています。
インターネットを使って講義や商品紹介などをすることを指し、オンラインセミナーとも呼ばれます。
まずは、ウェビナーと従来のセミナーの違い、またウェビナーの配信方法について詳しく見ていきましょう。
オフラインのセミナーとはどう違うのか
ウェビナーはオンライン上で開催されるため、どこからでも自由に参加でき、主催者とスムーズなコミュニケーションがとれるのが利点です。
従来のセミナーと比較して参加のハードルが低く、マーケティングの幅を広げることが可能となりました。
その他、ウェビナーとオフラインのセミナーには以下のような違いがあります。
ウェビナー | オフラインのセミナー | |
---|---|---|
開催方法 | インターネットを使った配信 | 特定の会場で実施 |
必要な事前準備 | 配信用の資料作成 | 当日の資料作成・印刷/会場準備/スタッフの手配/ |
コスト | ウェビナーシステムの利用料金 | 会場のレンタル料金/スタッフの人件費/移動にかかる交通費 など |
参加者の制限 | なし | 会場に応じた定員あり/会場まで足を運べる人のみ |
このように、ウェビナーは低コストで開催でき、かつ大勢の集客を期待できる便利なツールなのです。
配信方法の種類(リアルタイム・録画)
ウェビナーツールでは、セミナー動画の配信方法を以下の2つから選択することが可能です。
- リアルタイム配信(ライブ配信)
- 録画配信
リアルタイム配信(ライブ配信)
リアルタイムでセミナーを配信する場合は、あらかじめ配信日時を設定して通知する必要があります。
参加者は配信のタイミングで動画を視聴できる人に限られますが、質疑応答などのコミュニケーションを図れるのがメリット。
その場で商品やサービスに対する不安を解消できるため、高いマーケティング効果が期待されます。
録画配信
録画配信の場合、事前に録画したセミナー動画をいつでも見られる状態で配信することが可能です。
参加者とのコミュニケーションは図れませんが、セミナー当日に参加できなかった人も動画を視聴できるというメリットがあります。
また録画した動画を指定の日時に配信し、質疑応答も実施する「疑似ライブ配信」という方法もマーケティング手法の1つです。
マーケティングにおけるウェビナー活用のメリット
ウェビナーツールを使ってマーケティングを行うメリットには以下のようなものが挙げられます。
- 新規の見込み客を獲得できる
- 既存の顧客との関係構築
- セミナー開催のコスト削減
それぞれを詳しく見ていきましょう。
新規の見込み客を獲得できる
ウェビナーシステムによっては、セミナー参加の際にアカウント登録が必要となるケースも少なくありません。
その場では契約に繋がらなくても、メールやウェビナー配信を継続することで最終的に見込み客が顧客となる可能性は十分に考えられるでしょう。
顧客リストを増やしていくことは、オンラインでのマーケティングにおいて非常に重要なポイントです。
会場開催のセミナーと比較して参加ハードルの低いウェビナーは、最初の1歩を踏み出してもらうためにおすすめのマーケティングツールと言えます。
既存の顧客との関係構築
ウェビナーはメールや電話と異なり、大勢の参加者とリアルタイムでコミュニケーションをとることができます。
音声やチャットを通じて直接質疑応答を行うことで、参加者との関係づくりにも役立つでしょう。
リアルタイム配信のウェビナーなら疑問や不安をその場で解消できるため、参加者側にとってもメリットの大きいツールです。
セミナー開催のコスト削減
ウェビナーではインターネットを利用してセミナー配信を行うため、会場準備や人員確保などのコストが一切かかりません。
また当日会場まで足を運ぶ必要もなく、移動の交通費などもかけずに開催することが可能です。
参加者も自宅やカフェなど好きなところからセミナーに参加できます。
日本国内または世界中のユーザーを見込み客にできるのも、ウェビナーをマーケティングに活用する大きなメリットと言えるでしょう。
おすすめマーケティングツール「Zoom」
最後に、ウェビナーマーケティングにおすすめのツール「Zoom」の機能を紹介していきます。
ZoomはもともとWeb会議を行うためのミーティングツールですが、ウェビナー用のツールとしても活用できます。
Zoomウェビナーの特徴や主な機能は以下の通り。
- 最大100~10,000人まで参加可能
- 記録されたデータによるオンデマンド視聴
- 参加者の分析・レポートの取得
- Facebook・YouTubeのプラットフォームからのライブ配信
- パネリストと視聴者の切り替え
- 「手を挙げる」アクションとチャット形式での質疑応答
- ウェビナーの収益化オプション など
Zoomウェビナーはリアルタイム配信と録画配信の両方に対応している他、質疑応答に適した機能も搭載されています。
参加者の分析なども可能となっており、マーケティング戦略の資料として有効活用できるでしょう。
またZoomウェビナーは専用の機器を必要せず、既存のデバイスを使って導入することができます。
そのため他のウェビナーツールと比較して導入コストが安く済むというのもメリットです。
まとめ
- ウェビナーとは、インターネット上でセミナー配信を行うマーケティング手法の1つ
- 顧客獲得やコスト削減などのメリットがある
- ミーティングにもウェビナーにも活用できるZoomの利用がおすすめ
ウェビナーはBtoC・BtoBといった様々なシーンで有効なマーケティング手法です。
商品の販売やサービスの周知など、目的に合わせたウェビナーを作って定期的に配信することで、高い効果が期待できるでしょう。
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