ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。
あらかじめ登録した番号に着信をとばすことができる電話転送。リモートワークが広がりを見せるなか、電話転送を活用する企業も増えてきました。
会社や店舗に設置した固定電話の周りに人がいなくても、着信をとりやすい番号へ着信がとばされるため取りこぼしの防止などにつながるメリットがあります。
しかし、営業時間終了後にかかってきた電話も転送されてしまい、困っているという人も多いのではないでしょうか。
この問題を抱えている場合に確認したいのが、電話転送を行う時間設定です。
本記事では、電話転送の時間設定を行うべき理由や設定方法を解説します。
電話転送の時間設定を行うべき理由・メリット
電話転送を行うスケジュールを設定すれば、電話転送の利用開始・停止を切り替える手間が省けます。
あらかじめ設定時間が来れば、自動で電話転送に切り替わるので便利です。
電話転送の利用開始・停止の切り替えを忘れることも防止できるのがポイントです。
電話転送の時間設定のやり方を確認
では、実際にキャリアが提供している電話転送サービスにおける時間設定のやり方を見ていきましょう。
今回は、インターネットで設定方法が公開されているauひかりの着信転送サービスのやり方を紹介します。
auひかりの着信転送サービスの設定方法
auひかりの着信転送サービスでは、無応答転送を利用している場合に転送時間設定が可能です。
時間設定の手順は以下のとおりです。
- セルフページメニューを開く
- 「着信転送の変更」を選択する
- 「設定変更」を選択する
- 転送元の番号を選択する
- 「スケジュール転送 転送先設定」を選択する
- 転送先の番号を選んで「OK」を押す
- 設定内容を確認し「OK」を押す
- 「着信転送 設定メニューに戻る」を選択する
- 「スケジュール転送 転送先設定」を選択する
- 登録済の番号を選び、スケジュールを設定する
引用元:「KDDI 光ダイレクト」/「auひかり ビジネス」/「KDDI-IPフォン」 セルフページ ご利用マニュアル
なお、auひかりの着信転送サービスでは、日付指定、曜日・祝日指定、時間帯指定が可能です。
各キャリアの利用料金を比較
下表で各キャリアの利用料金を確認しましょう。
サービス名 | スケジュール機能の有無 |
---|---|
auひかり(着信転送サービス) | 要問い合わせ |
ソフトバンク(多機能転送サービス) | 税込330円(番号あたり) |
NTT(ボイスワープ) | 要問い合わせ |
auひかりの着信転送サービスは時間設定には対応しているものの、料金の詳細はauひかりへ直接問い合わせて確認してください。
ソフトバンクの多機能転送サービスは、ひとつの番号あたり税込330円の利用料金がかかります。
時間設定が必要な番号の数が多いと、かなり費用の負担が大きくなります。
時間設定機能の利用でどれくらいの費用がかかるのか、一度見積もってから利用を検討するようにしましょう。
NTTのボイスワープはインターネット上に、時間設定ができるか否かが記載されていませんでした。
NTTのボイスワープの利用を検討している場合は、直接NTTに問い合わせ確認しましょう。
まとめ
電話転送のなかには時間設定に対応しているものが存在します。
着信を転送するスケジュールをあらかじめ設定しておくことで、切り替えの手間を減らせたり、作業のし忘れを防止できたりします。
時間設定が可能な電話転送サービスは、キャリアが提供しているものだけではありません。
たとえば、NECネッツエスアイのCanario(カナリオ)も営業時間の設定が可能です。
AIが自動で取り次いでくれたり、一斉に複数の番号に対して同時に電話できたりなどの機能も多数搭載されているので気になる人はお気軽にお問い合わせください。
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