コスメやスキンケア等の化粧品を販売する美容メーカーにて、オンライン接客を活用した新たなマーケティングが注目を集めています。
この記事では、オンライン接客の概要と美容業界における導入メリット・事例等をまとめています。
美容業界での導入率が高いおすすめのオンライン接客ツールも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン接客とは?
まずは、オンライン接客の概要と美容業界における導入メリットについて詳しく見ていきましょう。
オンライン接客の概要とツールの種類
オンライン接客ツールとは、従来の店舗接客と同様のサービスをオンライン上でも実現できるようにしたデジタル技術・ITツールのことです。
オンライン接客を導入する際は、専用の接客ツールをECサイト等に設置する方法が一般的で、主なツールとして以下のようなものが挙げられます。
チャット型ツール | 1対1でテキストのやり取りを行うツール。匿名での問い合わせに対応したり、顧客に対してアンケートを実施したりできます。チャットの対応をスタッフが行うのか、もしくはAIが行うのかという仕組みの違いよって、更に有人型・無人型の2種類に分類されます。 |
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ポップアップ型ツール | 特定のタイミングで画面上に表示される案内・広告のこと。顧客の属性に合わせて表示させる内容を変えられるため、特にアプローチしたい商品やサービスを紹介する場合に役立ちます。 |
ビデオ通話型ツール | ビデオ通話を通して顧客と直接コミュニケーションをとるツール。スタッフの表情や商品の詳細を画面越しに伝えられるため、店舗での接客に最も近い仕組みを構築できます。 |
オンライン接客が注目を集める理由
美容業界でオンライン接客の導入が加速している背景には、2019年末から続く新型コロナの感染流行があります。
美容商品を扱う店舗の場合、カウンターでのタッチアップ(コスメのお試し)や肌質診断等、店員と顧客が至近距離でやり取りするサービスが多く、コロナ禍ではこうしたサービスを休止せざるを得ない状況となりました。
そこで、コロナ禍に適したカウンターサービスの提供を目的にDXを行う企業が増え、結果としてオンライン接客の導入率が急速に増加したというわけです。
美容業界におけるオンライン接客の導入メリット
美容業界の企業がオンライン接客を導入するメリットとして、以下のような点が挙げられます。
非接触・非対面の接客で新型コロナの感染対策に有効
オンライン接客の導入は、非対面・非接触でのサービス提供や新型コロナウイルスの感染対策に有効です。
美容業界は新型コロナの影響を強く受けており、これまで通りの売上やサービスを維持するにはDXへの取り組みと徹底した感染対策が不可欠と言えるでしょう。
来店のハードルを下げられる
コスメショップや化粧品カウンターに直接来店する場合、店舗までの移動時間やアクセス方法の検討が必要です。
オンライン接客を導入していれば、顧客側は自宅にいながらスタッフとやり取りしたり、店舗の美容商品を確認したりすることが可能となります。
子どもがいて外出できない方、また仕事が忙しくて店舗に行く時間が取れない方など、何らかの理由で来店にハードルがある顧客の囲い込みに役立つでしょう。
実店舗に近い環境で接客サービスを提供できる
より店舗に近い環境で接客を行えるとして、美容業界で高い人気を集めているのが、スタッフの顔や商品を画面越しに映せるビデオ通話型のオンライン接客ツールです。
自宅にいながら店舗と同品質の接客を受けられるというのは、近くに店舗がない地方の顧客に対するアプローチにもなるため、実店舗の有無に関わらない広域でのマーケティングに役立つでしょう。
オンライン接客ツールを導入している美容業界の事例を紹介
続いて、実際にオンライン接客ツールを導入している美容業界の事例を紹介していきます。
オンラインカウンセリングの導入で男性顧客の利用率を向上
ある老舗の化粧品メーカーでは、ビデオ通話型ツールを用いたオンラインカウンセリングが実施されています。
オンラインカウンセリングの基本的な流れは以下の通りです。
- カウンセリング:肌やメイクに関する悩みをヒアリング
- レッスン:美容アイテムを使ったメイクアップのテクニックをレクチャー
- 美容アイテム紹介:おすすめの化粧品・コスメの提案
オンライン上でこうしたサービスを受けられるようになったことで、来店にハードルを感じていた男性顧客からの利用率が増加する等の成果が出ています。
ワークショップや座談会等の独自企画を展開
ある大手の化粧品メーカーでも、ビデオ通話型ツールによるオンラインカウンセリングが行われています。
全国にある1,600のショップにオンライン接客が導入されており、月平均で2,000名以上の顧客がサービスを利用しているとのこと。
またこちらの企業では、ワークショップやオンラインレッスン、モニター座談会といった様々な企画が開催され、口コミでも話題を呼んでいます。
バーチャルメイクの実施でEC売上アップ
ある化粧品メーカーでは、ECサイト上でコスメのお試しができる「バーチャルトライオン」のサービスを提供しています。
化粧品やヘアカラー商品等、計100種類以上の美容アイテムがシミュレーションに対応しており、仮想のタッチアップを行なったうえで購入を判断できるのが特徴です。
こちらの事例では、ECサイトの売上や顧客満足度の向上といった成果を達成しています。
美容業界で高い導入率を誇る人気ツール【LiveCall】
ここからは、美容業界での導入率が高い人気のオンライン接客ツール「LiveCall」について紹介していきます。
導入するツール選びでお悩みの美容メーカー様はぜひチェックしてみてください。
Livecallの主な機能
LiveCallはBtoC向けの機能に特化したビデオ通話型のオンライン接客ツールです。
ユーザー(顧客)・スタッフ・管理者という3パターンのUIが用意されており、役割ごとに必要な機能だけが表示される分かりやすさが魅力となっています。
LiveCallに搭載されている主な機能は以下の通りです。
通話基本機能 | ビデオ通話・音声通話/テキストチャット/ファイル送信/通話自動振り分け/通話メモ保存/リアルタイムステータス/通話モード切替/通話メニュー など |
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通話オプション機能 | 録画・録音/優先着信/通話転送/三者間通話/画面共有/位置情報/通話前・通話後アンケート/遠隔操作/免責事項の表示 など |
予約機能 | 予約カレンダー/予約メニュー/事前アンケート/リマインドメール/ユーザー登録/カード決済 など |
管理機能 | モニタリング/通話履歴/CSVダウンロード/Googleアナリティクス連携 など |
化粧品・コスメ販売店にLiveCallをおすすめする理由
美容業界の企業にLiveCallの導入をおすすめする理由として以下が挙げられます。
- ビデオ通話によるヒアリングや商品提案によって、成約率・顧客単価のアップ効果が期待できる
- 1対1の丁寧な接客で顧客満足度を高められれば、知人などに紹介してもらえる可能性が高まる
- 遠方の顧客に対しても同品質の接客を提供できるため、店舗の地域に左右されないマーケティングが可能
LiveCallはビデオ通話型のオンライン接客ツールであるため、コスメの色味やテクスチャを映しながら具体的な提案を行える点が特徴です。
店舗から離れたエリアの顧客を獲得するチャンスにもなるため、オンラインでの問い合わせ・相談件数を増やしたいとお考えの企業様はぜひLiveCallの導入をご検討ください。
まとめ
- コロナ禍をきっかけに、オンライン接客を活用したカウンターサービスのDXに取り組む美容メーカーが増えている
- オンライン接客を導入することで、来店ハードルの引き下げによる利用率増加や新規顧客獲得といったメリットが期待できる
- オンライン接客を導入している美容メーカーでは、男性顧客の成約率やEC売上の向上といった成果が出ている
NECネッツエスアイでは、美容業界での導入率が高い「LiveCall」の販売を行っています。
LiveCallとの連携やカスタマイズが可能なソリューションも提案可能ですので、業務のオンライン化でお悩みの企業様はぜひ一度ご相談ください。
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