監視システムとは?機能・サービスの種類と選び方のポイント

監視システムの導入メリットと機能の種類まとめ

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警備やセキュリティ対策のDX(デジタルトランスフォーメーション)として、監視システムを導入する企業・施設が増えています。

この記事では、監視システムの導入メリットや運用方法、またシステムの種類や選び方等を解説します。

NECネッツエスアイが提供する監視システム「OWLai(オウライ)」の特長やサービスの種類もまとめているので、合わせて参考にしてみてください。

監視システムの必要性

監視システムの必要性

まずは、監視システムの利用で期待されるメリット・効果と主な運用方法を見ていきましょう。

監視システムを利用する目的・メリット

監視システムを導入するメリットとして、以下のような点が挙げられます。

犯罪被害の防止

監視システムを運用することで、以下のような犯罪・不正行為の抑制効果が期待されます。

  • 部外者の侵入
  • 不法投棄や落書き等のイタズラ
  • 店舗利用者による万引きや恐喝 等

またAI等による違和感検知機能が搭載された監視システムであれば、のぞき見や待ち伏せといった犯罪の「前兆」を察知し、事件を未然に防ぐことも可能です。

トラブル解決の迅速化

監視システムの録画データは、以下のようなトラブルが生じた場合の証拠映像として活用することができます。

  1. 部外者の侵入による情報漏えい
  2. 空き巣による施設の損壊
  3. 店舗利用者による万引きや恐喝 等

監視システムの映像は、実際に警察の捜査資料として運用されており、その有効性が証明されています。

高い解析精度を持つ監視システムなら、より迅速に犯行人物や車両を特定することも可能となるでしょう。

監視業務の効率化

遠隔操作が可能な監視システムであれば、複数の店舗や拠点のデータを一括で管理できるため、警備業務の大幅な効率化を見込むことができます。

また警備業務にかけていた人的リソースを別の業務に充てることで、サービスの品質向上や顧客満足度の向上等にも繋げられるでしょう。

監視システムの主な運用方法

監視システムの主な運用方法

監視システムは以下のような場所で導入・運用されています。

施設の種類 運用方法
オフィス 不審者の侵入検知、従業員の勤怠管理 等
店舗 来店状況や混雑状況の把握、不審行動(万引きや盗撮)の検知 等
無人店舗 不審者の侵入および不審行動の検知 等
学校 不審者の侵入検知、イジメの発見 等
病院・福祉施設 患者の転倒やふらつき、徘徊の検知 等
駐車場 違法出庫や盗難の検知、不審者の侵入検知 等

監視システムの種類と主な機能

監視システムの種類と主な機能

続いて、監視システムや防犯カメラの種類と選び方のポイントについて詳しく見ていきましょう。

映像の保存方法の種類

監視システムの撮影データの保存方法には「レコーダー保存」または「クラウド保存」の2種類があります。

レコーダー保存

撮影した映像をHDDレコーダーに保存する種類です。

カメラとは別にHDDレコーダーを設置するスペースが必要となる他、レコーダーを壊されるとデータが消失してしまうといったデメリットがあります。

自社のみを監視対象として運用する場合はアナログ型の監視システムでも十分対応できるでしょう。

クラウド保存(ネットワークカメラ)

撮影した映像をインターネット上のクラウドサーバーに保存する種類です。

データはインターネット上で管理されるため、レコーダーのように機材の故障でデータが消失したり、デバイスそのものが盗難被害に遭ったりする等のリスクを防止できます。

複数の拠点を監視対象とする場合はクラウド保存の監視システムがおすすめです。

カメラの形状の種類

防犯カメラの形状にも様々な種類があり、主なものとして以下の3種類が挙げられます。

ボックス型(バレット型) 一般的な防犯カメラの種類です。比較的サイズが大きく目立つため、犯罪の抑制目的で設置されるケースが多いタイプです。ボックス型は屋内利用、保護ケースが装着されたバレット型は屋外利用が主となっています。
ドーム型 ドーム状のケースに入っている防犯カメラです。目立ちにくい種類のため、オフィスやエントランス等の幅広いスペースに設置されています。
PTZカメラ レンズを遠隔操作できる防犯カメラです。レンズの向きを上下左右に調整できる他、ズームイン・アウトの操作も可能です。主に商業施設等で導入されている種類です。

機能の種類

監視システムや防犯カメラに搭載されている主な機能の種類は以下の通りです。

全ての機能を導入する必要はないため、施設の規模や種類に応じて使い分けるようにしましょう。

全方位撮影 360℃の撮影が可能なカメラの種類です。ドーム型のカメラに搭載されているケースが多く、撮影の死角がないといった特徴があります。
音声の録音 映像の撮影だけでなく、音声の録音が可能な種類もあります。マイクやスピーカーが内蔵されたカメラであれば、監視システムを通じて警告を発するといったことも可能です。
防塵・防水 屋外設置の防犯カメラはIP規格で選ぶのもポイントの1つです。IP00~IP68まで規格が存在し、一般的にはIP66以上が望ましいとされています。
光学ズーム カメラの焦点距離を調整して特定の被写体を拡大する機能です。映像を拡大しても画素数が低下せず、鮮明な映像として確認できるというメリットがあります。
動体検知 フレーム間で大きな変化があった場合に検知する機能で、アラートとして通知を受け取ったり、遠隔で映像を確認したりできるのが特徴です。
混雑検知 撮影範囲内における人口密度の高まりを検知する機能です。新型コロナウイルスの対策として近年導入が加速しています。

おすすめツール【OWLai】の概要とサービスの種類

おすすめツール【OWLai】の概要とサービスの種類

ここからは、NECネッツエスアイが提供する監視システム「OWLai(オウライ)」の特長やサービスの種類を紹介していきます。

OWLai(オウライ)とは

OWLaiは、AIを利用した映像データの解析によって、様々なプロセスの改善を実現する監視システムです。

OWLaiの特長は以下の通りです。

  • 豊富で選べるAI……豊富な種類から利用シーンに合わせたAIの組み合わせが可能です。
  • 高い解析精度……NECネッツエスアイのSlerとしての経験と自社実践に基づく高品質なサービスを提供します。
  • かんたん導入……既存カメラとの組み合わせやAPI連携の活用で素早く導入・運用を開始できます。

OWLaiのサービス項目

OWLaiのサービス項目

OWLaiで利用できるサービスの種類は以下の通りです。

違和感検知 姿勢推定の技術を活用し、普段とは異なる行動をとる人物を違和感として検知します。
車両入退場自動化 車両の入退場管理をAIカメラが実施することで、コストや手間の削減が可能です。
交通量カウント ナンバープレートの読み取りによって様々な種類のデータを計測・集計します。
来訪車見える化 ナンバープレートの読み取りによって来訪車をデータ化します。
混雑状況見える化 人が集まる場所のカメラ映像をAIでリアルタイムに解析します。
白杖車いす検知 白杖を持つ人や車いすに乗る人を認識し、現場の係員に通知することが可能です。
施設侵入監視 AI技術と映像監視ソリューションの組み合わせで検知精度が高い、誤報を限りなくなくした監視システムを提供します。
画像鮮明化 目視では確認が難しい暗所等の画像を自動処理し、視認性の向上を実現します。

OWLaiを導入することで、AIの活用による映像解析・データ蓄積・デバイス監視・通知機能等を実現できます。

また以下は、OWLaiの基幹システムの1つであるAsilla(アジラ)が公開している実演動画です。

AIカメラが侵入者を検知して即時通知することにより、これまで見落としていた迷惑行為や不審行動を速やかに発見できる様子がよく分かるので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

  • 犯罪行為の抑制や警備業務の効率化といった観点から監視システムを導入する企業が増えている
  • 監視システムは録画の方式やカメラの形状、搭載機能等に様々な種類があり、要件に応じて適切な種類を選択することが大切
  • サービスの充実度や性能で選ぶならNECネッツエスアイの「OWLai」がおすすめ

NECネッツエスアイでは監視システムの設計から保守・運用、また業務改善(コンサル)に至るまでをワンストップのサービスとして提供しています。

外部のクラウドサービスとの連携やカスタマイズ等も対応可能ですので、監視システムの導入をお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

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