管理者としては従業員が営業電話に対応すると、業務効率が悪化する可能性があるため煩わしく感じるでしょう。
そこで本記事では、ビジネス向けに営業電話の断り方を解説します。基本的なポイントはもちろん、注意点なども含めて紹介するのでぜひ役立ててください。
ビジネス向け:営業電話の断り方の基本
さっそく、営業電話の断り方の基本となるポイントを確認しましょう。
営業電話の断り方1:早めに用件を確認する
営業電話はできるだけ話を長引かせようと、なかなか用件を伝えてこないケースが多いです。
ビジネスを成功させるための手法の一つではありますが、かかってきた営業電話の対応をする側としては用件が分からない状態で長く会話を続けてしまうと時間の浪費となるため注意が必要です。
このため、ビジネスの場で営業電話を受けたときは、できるだけ早いタイミングで相手の用件を訪ねることが大切です。
「恐れ入りますが、どのようなご用件でしょうか」などのフレーズを使ってみましょう。
このとき、「○○の担当者様はご在席でしょうか」などと取り次ぎを依頼されることはありますが、営業電話である場合、着信を取り次いでしまうと他の従業員の時間を奪うことになります。
まずは落ち着いて用件を確認し、営業電話でないことを確認してから必要に応じて着信を取り次ぐようにしてください。
営業電話の断り方2:断る意思をはっきり伝える
営業電話であることが分かったら、相手にセールスを断る意思をはっきり伝えます。
例えば、
- 「申し訳ございませんが、弊社では新規のお取引は控えております」
- 「(商品・サービスが)必要な場合は弊社から連絡いたしますので、今後のご連絡は不要です」
- 「お手数おかけいたしますが、電話先のリストから弊社を外していただけますか」
といったフレーズを使えば、断る意思をきちんと表すことができます。
営業電話の断り方3:丁寧な口調で断る
「営業電話は不必要」と考える方が多いかもしれませんが、たとえ今は必要なくとも、将来的に会社として営業電話をかけてきた会社と取り引きする可能性があります。
このため、営業電話を断るときはビジネスマナーのある丁寧な断り方を意識することが大切です。
感情的にならないように十分注意してください。
「失礼ですが」「お手数ですが」といったクッション言葉をうまく使って対応する方法もおすすめです。
社内で営業電話がかかってきたときの応対マニュアルを作成し、こうしたフレーズを周知する方法も有効です。
営業電話を断る際の注意点とは
ここまで営業電話がかかってきたときの基本となる断り方を解説してきましたが、ビジネスの場でやり取りするうえで注意したいポイントもいくつか存在します。
あいまいな表現を避ける
営業電話を丁寧に断ろうという意識が強いと、ついあいまいな表現をしてしまう場合があります。
例えば
- 「○○の担当者は外出中です」
- 「本日○○の担当者は会社に戻りません」
といった表現をすると、営業電話をかけてきた相手に「後でかけなおせば対応してもらえる」と判断される可能性があります。
不快な思いをさせない
繰り返しになりますが、営業電話をかけてきた相手は将来会社同士でやり取りする可能性もゼロではありません。
営業電話の対応が煩わしいと感じるあまり強い口調になってしまう場合もあるかもしれませんが、ビジネスの場に相応しい対応をとるようにしましょう。
相手に不快な思いをさせないよう、言葉選びや口調に配慮します。
相手に電話の主導権を渡さない
話の主導権を握られてしまうとなかなか着信の用件を聞き出せなかったり、電話を切ろうにも切れなかったりなどの問題が生じる可能性があります。
このため、電話中はできるだけ自分が主導権を握るように意識することが大切です。
主導権を握れば、営業電話を長引かせずにしっかり断ることができるでしょう。
ビジネスでは営業っぽくない着信がくることもある
営業電話には多くの手法がありますが、なかには一見すると営業電話と感じない着信もあります。
営業電話であることに気づかずに対応すると、時間を取られてしまうため注意が必要です。
例えば、
- 担当者につなぐように頼まれる
- こちらが話すタイミングを与えてくれない
といった着信は、営業電話である可能性があるので気を付けましょう。
セールスの着信に従業員が対応する場合に発生する問題とは
営業電話の断り方を紹介しましたが、そもそも営業電話がかかってくることでいろいろな問題が生じます。
ここでは会社として見逃せない3つの問題をチェックしましょう。
営業電話の問題1:業務に充てる時間が削られる
営業電話がかかってきて受話器を上げると、セールストークが始まります。
電話をかけてきた相手はあの手この手で長く話をしようとしてくるため、断り方を身に付けている従業員でも受話器を置くまでに時間がかかってしまう場合もあるでしょう。
こうなると、営業時間の対応に従業員の時間が割かれてしまい、本業に充てる時間が少なくなってしまいます。本来終わらせなければいけない仕事が終わらず、残業が発生する可能性もあります。
営業電話の問題2:機会ロスになることもある
営業電話の対応をしている間に、会社としてビジネスチャンスになりうる着信がくることもあるでしょう。
営業電話のために、本来対応できたはずの着信がとれないことで、機会ロスが生じてしまいます。
営業電話の問題3:担当の従業員がストレスを感じる
営業電話の数が多いなどのケースは、着信対応担当の従業員がストレスを感じてしまう場合があるため注意が必要です。
営業電話の対応に追われて本業がなかなか進まず、仕事に対するモチベーションが低下する恐れもあります。
従業員の満足度が低いと退職してしまう可能性もあるため、会社にかかってくる営業電話の状況に応じた適切な対応方法の検討が必要不可欠です。
ビジネス向け:セールスの着信を断るおすすめの方法とは
営業電話の断り方を説明してきましたが、「そもそも営業電話を取りたくない」「迷惑だから会社にかかってこないようにしたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
こうした場合はしつこい営業電話をすぐに撃退・シャットアウトできる、NECネッツエスアイの電話転送サービス「Canario(カナリオ)」を導入する方法をおすすめします。
営業電話の対応を省略できるのはもちろん、AIが自動で着信を転送してくれるため従業員が社外に出ているときやテレワーク中でも、電話業務に対応できます。
料金プランはBasic、Standard、Premiumの全部で3つあり、利用できる機能が異なります。下表で各プランの料金と使用できる機能をまとめたので確認してみましょう。
プラン名 | Basic | Standard | Premium |
---|---|---|---|
1人あたりの月額料金(税込) | 748円 | 1,078円 | 1,628円 |
名前の取り次ぎ | ○ | ○ | ○ |
名前の取り次ぎ+伝言のテキスト化 | × | ○ | ○ |
一斉架電 | ○ | ○ | ○ |
一斉架電+伝言のテキスト化 | × | ○ | ○ |
IVR | × | ○ | ○ |
無料電話 | なし | あり 1人10分まで | あり 1人30分まで |
内線との連携 | × | × | ○ |
今ならCanario(カナリオ)の機能を1カ月無料で体験することができますのでぜひこの機会にお問い合わせください。
営業電話の断り方まとめ
会社に設置した固定電話には、営業電話がかかってきます。
ビジネスにおける営業電話はなかなか避けられないものであるため、断り方をマスターしておくことが大切です。
「全従業員に営業電話の断り方を身に付けてもらうことが難しい」「営業電話の対応で本業に充てる時間が少なくなっている」といった問題がある場合は、電話転送サービスを利用するのもひとつの方法として有効です。
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