新入社員や若手社員を対象とした社員研修においては、受講者との活発なコミュニケーションがより重要となります。
この記事では、質問ツール「Slido」を活用した社員研修の実施アイデアと、社員研修で新入社員や若手社員からの質問を引き出すメリットについて解説していきます。
「社員研修で思うような反応が得られない」「コンテンツに変化がほしい」とお悩みの方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
社員研修でより多くの質問を引き出すメリット・効果
まずは、社員研修で新入社員や若手社員からの質問を引き出すメリット・効果について詳しく見ていきましょう。
受講者の意見を収集できる
社員研修の進行が一方通行になってしまうと、講座の内容が正しく伝わっているのか、また十分な理解を得ているのかが分からず、その後の改善や見直しを適切に行うことが難しくなります。
一方、新入社員や若手社員とのコミュニケーションが活発に行われていれば、受講者の理解度を確認したり、意見・質問から潜在的な課題を発見したりすることができるようになります。
新入社員や若手社員から収集した質問はフィードバックの資料等にも活用できるため、社員研修の質を高めていくうえで欠かせないデータの1つだと言えるでしょう。
質問に応じて研修内容を調整できる
新入社員や若手社員からの質問に合わせて社員研修の内容を変更したり、各コンテンツの時間配分を調整したりすることで、より満足度の高い社員研修を実現できる点もメリットの1つです。
受講者の理解度や興味・関心の寄せ方を確認できるという意味でも、社員研修中の定期的な質問タイムの設定はメリットがあると言えます。
参加型の研修になることで集中力を維持しやすい
社員研修をオンラインで実施する場合、途中で受講者の集中力が切れてしまう可能性が考えられます。
受講者の集中力低下を防ぐには、質問タイムや投票といった参加型のコンテンツを用意して、新入社員や若手社員が主体性を持ちながら視聴できるような環境を整えることが大切です。
また司会役の社員を配置して、社員研修の進行にメリハリを持たせるといった対応も良いでしょう。
社員研修におすすめのインタラクションツール【Slido】
社員研修の満足度を高めるには、質疑応答や投票、アンケートといった参加型コンテンツによる積極的なコミュニケーションの形成が不可欠です。
続いて、社員研修に活用できるおすすめのインタラクションツール「Slido」の特長と機能を見ていきましょう。
Slidoの特長
Slidoは、質疑応答・投票・アンケート等に利用できる機能が搭載されたインタラクションツールの1つです。
受講者側のアカウント登録を必要とせず、完全匿名による利用が可能となっていることから、質問や投票を行う際の心理的ハードルを下げられるのが特長です。
この仕組みを社員研修に導入すれば、研修中の発言や意思表示が少ない社員にも積極的な意見交換を促せるようになるでしょう。
Slidoでできること
Slidoに搭載されている主要機能一覧と活用方法は以下の通りです。
質疑応答機能(Q&A)
- 研修参加者からの質問をオンラインで受け付け
- 匿名対応で大人数の場でも質問しやすい
- 「Like」ボタンで共感の意思表明が可能
- モデレーション機能で不適切な質問をフィルター制御
Slidoの質疑応答機能を利用すれば、社員研修を進めながら随時質問を受け付けられるため、事前にどんな質問が届いているのかを確認して回答を用意するといった対応が可能です。
また「Like」機能やモデレーション機能によって注目度の高い質問をピックアップすることができるため、どの質問を優先すべきかといった順位をつけやすい点もメリットと言えます。
Live polls(投票)
- 研修参加者の意見を投票形式で収集
- リアルタイムに意見を収集して結果を共有
- 投票結果は自動でグラフやチャートに出力可能
Slidoには以下の様々な投票形式が備わっており、社員研修の内容に合わせて自由に使い分けることが可能です。
Multiple choice機能 | 参加者の意見を素早く収集するのに役立ちます。 |
---|---|
Word cloud機能 | 意見をワードクラウド化することでキーワードの抽出が可能です。 |
Quiz機能 | 上位5名をランキング表示できます。研修のエンターテインメント性向上に役立ちます。 |
Rating機能 | 最大10段階の星の数でイベントの満足度等を可視化できます。 |
Open text機能 | アンケートにおける自由記述等におすすめです。 |
Ranking機能 | 重要度順にランク付けする等、意見に順列させることができます。 |
Ideas(アイデア)
- アイデアブレーンストーミングで社員のアイデアを収集
- 研修前にアイデアの収集を行うことも可能
Slidoのアイデア機能では、特定のテーマに対する意見・質問等をリアルタイムで収集することができます。
リンクを共有すればいつでも回答を受け付けられるため、社員研修を開始する前の事前アンケートとして活用する方法もおすすめです。
Event analytics(分析)
- 投票率・投票結果を素早く分析
- 分析結果はエクスポート可能
- 研修中に分析結果を公開して参加者と共有することも可能
Slidoの有料プランを契約すれば、投票結果等の各種データをエクスポートすることも可能です。
どのような質問が多く出たのか、またどのような意見に票が集まったのかを把握することで、以降の社員研修を改善するための資料として活用できるでしょう。
【参考】アイスブレイクの質問にもSlidoを有効活用
ここからは、SlidoのLive polls(投票)機能を活用したアイスブレイクのアイデアを紹介していきます。
クイズ|社長の一番好きな○○は?
クイズ形式の投票機能を利用して、新入社員や若手社員とのコミュニケーション促進を図るアイデアです。
「社長の好きな本は?」「これまでの人生で思い出に残っている出来事は?」等、社長や経営陣のプライベートな情報をクイズにすることで、新入社員の緊張をほぐしたり、コミュニケーションのきっかけを生み出したりする効果が期待できるでしょう。
またSlidoにはクイズの正答率ランキングを表示する機能も搭載されているため、社員研修でのアイスブレイクはもちろん、研修内容の理解度チェック等にも活用できます。
ワードクラウド|休日はどんなことをして過ごす?
アイスブレイクに活用しやすい機能の1つとして、ワードクラウドによる投票機能が挙げられます。
クイズのように問題・回答を用意する必要がなく、その場の雰囲気で様々な質問を投げかけられるのが特長です。
ワードクラウドを用いる際は「休日はどんなことをしている?」「どの社食メニューが一番好き?」等、単語で回答しやすい質問を選ぶのがおすすめです。
評価投票|会社の仕事には慣れてきた?
Slidoの投票機能には、質問に対して最大10段階で評価を付けることができる「レーティング」機能があります。
仕事の満足度やモチベーションを10段階評価で確認することにより、仕事に対する潜在的な課題を発見したり、研修内容の再検討に役立てたりすることができるでしょう。
記事まとめ
- 社員研修で受講者の質問を引き出すことにより、効率的な意見収集や満足度向上といったメリットが期待できる
- 社員研修中に質問タイムや投票コーナーを設けるなら、質疑応答機能に特化した人気ツール「Slido」の活用がおすすめ
- Slidoは受講者からの質問を収集できるだけでなく、講師側のアイスブレイク等にも用いることができる
NECネッツエスアイでは、本記事で紹介したインタラクションツール「Slido」の導入サポートを実施しています。
新入社員や若手社員を対象とした社員研修での意見交換・アイスブレイクに役立つツールとなっているので、導入をお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください。