大容量でかつ無料で利用できるクラウドストレージサービスは存在する?

無料のクラウドストレージはビジネス利用できる?大容量が必要な場合におすすめのサービスとは

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スマホやタブレット、モバイルデバイスの普及により、いつでもどこでも手軽にファイルを閲覧したりシェアしたりすることができるクラウドストレージサービスは非常に身近なものとなっています。

日常生活に欠かせないものであるからこそ、「大容量」かつ「無料」のサービスを求める方も少なくありません。

本記事では、これからクラウドストレージ導入を考えている方や、サービスの乗り換えを検討中の方に向けて、大容量・無料のクラウドストレージにはどのようなものがあるかを解説していきます。

大容量クラウドストレージが求められている背景

大容量クラウドストレージが求められている背景

クラウドストレージは、物理的な制限がなくどこからでもデータにアクセスできるのが魅力。

さらに、現代では一人ひとりが所有するデータの量が爆発的に増加しており、さらに高解像度の画像やビデオも登場しているため、大容量であることもストレージ選びの重要な条件となっています。

特にビジネスでは、データのバックアップや災害時の復旧が容易なクラウドストレージをオンプレミスサーバーの代替とする企業も増えているため、より大きな容量を安全に保管できるクラウドストレージが必要とされるようになってきました。

無料で使えるクラウドストレージサービス

無料で使えるクラウドストレージサービス

では、実際に無料でサービスを提供しているクラウドストレージを見ていきましょう。

こちらで紹介しているプランはいずれも1名での利用を想定した個人向けのサービスですが、完全無料・無期限で利用することができるものです。

また、容量も個人用のデータを保存するには十分な大容量となっています。

Google Drive(15GB)

Googleアカウントを作成すれば無料で15GBのクラウドストレージが提供される「Google Drive」。

特に、GmailやAndroidスマホをお使いの方には馴染みのあるサービスなのではないでしょうか。

Google DriveにはメールやGoogleフォトのデータが自動保存される以外に、ドキュメントやPDF、画像、動画などをアップロードすることもできます。

個人所有の写真や文書を保存する用途であれば、15GBで足りるという方も少なくないでしょう。

OneDrive(5GB)

「OneDrive」はマイクロソフトが提供するクラウドストレージで、無料のMIcrosoftアカウントを作成するだけで5GBまでのデータが保存できます。

OneDriveの特徴は、Office製品との連携です。

無料で使えるWeb版Office・モバイル版Officeで作成したデータの保存にはOneDriveが必要になるため、Officeと併せてお使いの方も多いサービスです。

Dropbox(2GB)

「Dropbox」では、アカウントを作成すれば2GBまでのデータをクラウドに保存することができます。

パソコン用Dropboxアプリからは、エクスプローラーの「Dropbox」内に保存したデータをクラウドに同期してくれるので、ファイルのアップロードや変更を簡単に反映させられるのが特徴です。

容量は2GBと少なめですが、他のデバイスから参照したいファイルや他の人へ共有したいファイルのみを一時的に保管するならば十分であることも多いでしょう。

無料版には限界がある!企業が求めるオンラインストレージのポイント

無料版には限界がある!企業が求めるオンラインストレージのポイント

多くの企業にとって、コスト削減は大きな課題です。

しかし、クラウドストレージに関しては、価格面のみで無料版を選択するのはあまりおすすめできません。

この章では、クラウドストレージをビジネス利用する場合に重要なポイントを解説していきます。

保存領域が大容量・拡張性がある

個人向けサービスでは15GBでも大容量と言えますが、企業のデータ量はスケールが異なります。

ファイルサーバーのように組織全体のメインのデータ保存場所として利用する場合には、数百GB~数TBの容量が必要となるでしょう。

また、将来的にビジネスが拡大した場合、データを他のサービスに移行するのは非常に面倒ですね。

このため、容量を拡張できるか、あらかじめ容量無制限のサービスを導入しておくこともポイントです。

強固なセキュリティ対策

企業が取り扱うデータには、機密情報、顧客データ、知的財産など、重要な情報が含まれています。

これらのデータがサイバー攻撃により流出した場合、企業の信用失墜、顧客の信頼喪失など深刻な結果を招く可能性があります。

クラウドストレージはインターネット経由でアクセス可能なため、企業のデータを不正アクセスやデータ漏洩から守る強固なセキュリティ機能が備わっていることが重要です。

ユーザー管理がしやすい

ユーザー管理がしやすい

多くの従業員を抱える企業にとって、データにアクセスできるユーザーを厳格に管理することは必須です。

例えば、各ユーザーの職務・役職などにより必要なデータのみにアクセスできる権限設定や、退職した従業員が企業のデータにアクセスできなくするなどの処置は欠かせません。

無料クラウドストレージや個人向けのサービスでは、管理者による権限のコントロールができない場合がありますので、企業で利用する場合はユーザー管理に対応した法人向けプランの導入が推奨されます。

操作の習得が容易

せっかくクラウドストレージを導入しても、社内に定着しなければ意味がありません。

従業員個人のITスキルには差があるため、操作が複雑で高機能なサービスよりも、操作がわかりやすい・誰でも使いやすいクラウドストレージであることも重要です。

サポートが充実している

トラブル発生時に速やかに問い合わせができるサポート体制があるかどうかもチェックしておきましょう。

無料サービスの場合、サポート範囲や連絡手段が限定されていることもあり、迅速な問題解決が難しい場合もあるので注意が必要です。

ビジネス利用におすすめの大容量クラウドストレージ3選

ビジネス利用におすすめの大容量クラウドストレージ3選

では、企業がビジネスで利用する場合に適した大容量・高セキュリティを満たすクラウドストレージにはどのようなものがあるのでしょうか。

日本国内で評判の高い3つのサービスを紹介します。

信頼性No.1のセキュリティ「Box」

Boxは、世界中の大手企業や政府機関でも採用されている信頼性の高いクラウドストレージサービスです。

注目すべき特徴は、「Business」以上の法人向け有料プランにおいて

”ストレージ容量とユーザー数が無制限”

であること。

容量の上限がないから、大容量のデータベースや高解像度の動画も空き容量を気にすることなく保存でき、データが増えた場合にも追加料金はかかりません。

さらに、Office 365(Microsoft 365)、Salesforce、Google、Slackなど1500以上の外部アプリと連携できるので、クラウドストレージを介してアプリ間のコンテンツを一元的に管理することが可能です。

Business Business Plus Enterprise
公式価格(ユーザー/月・税込) 1,710円 2,850円 4,200円
ユーザー数 3人~無制限 3人~無制限 3人~無制限
ストレージ容量(1ユーザーあたり) 無制限 無制限 無制限
単一ファイルのアップロード容量上限 5GB 15GB 50GB
アプリ統合 1 10 無制限
外部コラボレータ 課金対象 無制限 無制限
Webアプリでの電子サイン 無制限 無制限 無制限
アクセス制御・共有権限設定
標準統合(Microsoft 365、Google Workspace、Slack)
SSLおよび保存データ暗号化
二要素認証
データ漏洩防止
シングルサインオン
高度な管理とコントロール
高度なモバイル保護
パスワードポリシー
電子透かし

使いやすさ抜群「Dropbox Business」

操作の容易さ・使いやすさという点でおすすめなのが「Dropbox Business」です。

個人向け・無料版と同じく、パソコンからは「Dropbox」フォルダが自動的にクラウドへ同期されます。

ローカルファイルを操作する感覚で使えるため、日常的にパソコンを使っている方ならば操作で戸惑うことはありません。

Dropboxでは、チーム全体で9TB以上の大容量を提供。

チームで容量を共有していますので、社員ごとにデータ量が偏っている場合でも無駄なくストレージを利用できます。

Business Business Plus
対象 小規模チーム 大規模チーム
公式価格(ユーザー/月) 1,500円 2,400円
ユーザー数 3人以上 3人以上
ストレージ容量 チーム全体で9TB~ チーム全体で15TB~
ファイル転送 100GBまで 250GBまで
ファイルの復元 削除から180日以内 削除から1年以内
権限 管理者の設定 管理者役割の階層化の設定
セキュリティ コンテンツの把握 不審なアクティビティの通知・コンプライアンスのトラッキング

日本企業に馴染みやすい「セキュアSAMBA」

セキュアSAMBA

国産のクラウドストレージサービスである「セキュアSAMBA」。

日本人にとって馴染みやすいインターフェイスと、海外製のクラウドストレージには見られないきめ細やかなサポートが特徴で、初めてクラウドストレージを導入する企業様にも安心感の高いサービスです。

組織全体でストレージ容量を共有しており、ユーザー数が増減しても料金が変わらないため、予算管理がしやすいのもポイントと言えるでしょう。

スモールプラン スタンダードプラン ビジネスプラン
初期費用 15,000円 25,000円 35,000円
月額費用 15,000円 25,000円 35,000円
ユーザー数 50名 無制限 無制限
容量 100GB 300GB 500GB
サポート 電話・メール 電話・メール 電話・メール

Box導入なら正規販売店のNECネッツエスアイへ

Box導入なら正規販売店のNECネッツエスアイへ

個人向けクラウドストレージの中には大容量かつ無料のサービスもありますが、ビジネスレベルの要件を満たさない場合がほとんどです。

大容量・高セキュリティ・充実したサポート体制が必要な企業様には、法人向けの有料サービスを契約することを強くおすすめします。

本記事を監修しているNECネッツエスアイは、法人向けクラウドストレージの中でも信頼性とセキュリティに定評がある「Box」の正規販売店です。

用途や規模に合わせた最適なプランをご提案させていただくだけではなく、導入作業の不安を解消する「導入支援パック」などのソリューションもご用意しております。

クラウドストレージを検討されている企業様はぜひ一度、弊社へご相談ください。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

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