クラウドストレージとは?ローカル保存との違いやメリット・デメリットを解説

クラウドストレージとは?ローカル保存との違いやメリット・デメリットを解説

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近年、働き方の変革や業務効率化が求められるようになりさまざまなサービスやツール、システムが登場しています。

その中の一つ「クラウドストレージ」とはどのようなソリューションなのか今回はITライターである私がわかりやすく、かつ丁寧に皆様にお話していきます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

クラウドストレージとは


クラウドストレージとは従来は紙やPC上に保存していた書類やデータ類をオンライン(クラウド)上で保管、管理するサービスのこと

会社で働いていると、膨大な紙の書類から該当の情報を取り出すのに苦労したり、PC上の保存ファイル名が分かりづらい、見つからないといった苦労は誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

従来の紙や物理的な保管場所(PCやHDなどが該当します)とは異なり、データは全てオンライン(クラウド)に保管されていますので、その場所に行かなくてもインターネットを通じて欲しい情報にアクセスすることが可能になります。

ローカル保存(ローカルストレージ)とは

PCに備わるデータ保存領域を指します。ローカルストレージは物理的な端末内部にデータを保存、対してクラウドストレージはオンライン上にデータを保存します。

クラウドストレージとローカルストレージの比較

クラウドストレージ ローカルストレージ
データの格納場所 物理的保存領域 オンライン上
データ保存量 契約により無制限も可能 有限
データへのアクセス インターネットがある場所ならどこでも可能 PCやHDDがある場所にいる必要がある
バックアップ 容易に自動で行う 手動で行う

クラウドストレージ導入のメリット4つ


近年、クラウドストレージの需要が高まっている背景にはいくつか重要なメリットの存在が挙げられます。

代表的なメリットは以下の4つが挙げられます。

  1. 働き方改革や新型コロナウイルスの影響による在宅ワークの増加
  2. 業務効率化やデータ共有・共同編集作業などの需要の高まり
  3. セキュリティ対策やバックアップの強化の必要性
  4. 柔軟なビジネス環境への対応

それぞれをもう少し詳しくみていきましょう。

働き方改革や新型コロナウイルスの影響による在宅ワークの増加

ビジネス環境は、ビジネス環境は、国からの働き方改革の指導や新型コロナウイルス拡大による急速な在宅ワークの広がりなど、大きな変化を迎えています。

在宅ワークやテレワークが進むと従業員が様々な場所からデータやファイルにアクセスする機会が増えますので、その際にはクラウドストレージがピッタリというわけです。

従来の紙によるファイリングや会社のPC内にデータを置いてあると(ローカル保存)、ファイルやデータにアクセスするためにわざわざ会社に出向かなくてはいけません。

クラウドストレージならデータやファイルはオンライン上にありますから、自宅や外出先から容易にアクセス可能です。

業務効率化やデータ共有・共同編集作業などの需要の高まり

従来のファイル閲覧や編集などは名前の付け替えや保存場所の入れ替えなどに手間やコストがかかってしまっていました。

しかしクラウドストレージを利用することでそれらの手間やコストを削減することができ、かつデータを簡単に社内で共有でき、クラウド上にあるファイルに同時に編集を行う共同編集機能などを使えば業務効率化ができるようになっています。

セキュリティ対策やバックアップの強化の必要性

企業だけでなく個人で情報に関するセキュリティ意識が高まっています。データ流出は企業のイメージや信頼を損ね、個人であればプライバシーが侵害されてしまいます。

PCや書類にデータを保存しているとパソコンへのハックや書類の紛失などがリスクとしてありますが、きちんとしたクラウドストレージサービスを利用すれば二重認証や高いセキュリティ技術によりデータは安全に守られます

またデータへのアクセスの履歴をとることもできるので、誰がアクセスしたかも容易に確認可能となるでしょう。

またバックアップも大事な要素です。人的なエラーだけでなく地震や火災などの予期せぬアクシデント時にはローカル保存だと大事なデータや書類が失われてしまいますが、クラウドストレージなら自動でバックアップが取られているので安心です。

柔軟なビジネス環境への対応

最後に柔軟なビジネス環境への対応もクラウドストレージが求められている理由となります。従来のローカル保存だとデータ管理や保存領域の確保が追いつかなくなることが多くなります。

誰しも外付けHDがいっぱいになってしまい、新しくHDを買い直して手間をかけてデータを移した。でも怖くて前のHDを廃棄することができなくスペースをとってしまう、なんていう経験をお持ちではないでしょうか。

クラウドストレージであればビジネス環境の変化や規模の拡大、縮小に容易に対応でき、コストの削減も可能となるでしょう。

また常にオンラインでアップデートが受けられるために最新のバージョンを利用できるので、より事業規模や内容に応じた機能を使えるようになる可能性があるのも見逃せません。

デメリットや導入時に気をつけるべき点とは


このようにたくさんのメリットがあるクラウドストレージですが、もちろんデメリットや気をつけるべき点もいくつかはあり、知っておくと良いです。

インターネットの接続が必要

クラウドストレージのデータはオンライン上に保存されますので、インターネット環境がないとデータにアクセスすることができません。

またやりとりをするデータが大きい場合には安定したインターネット環境が求められます

コストがかかる

二つ目のクラウドストレージ導入のデメリットはコスト、費用面です。もちろんPCやHD、自社サーバーに保存するとしてもコストはかかってくるので、クラウドストレージのみのデメリットではありません。

また、クラウドストレージの導入によって削減できるコストや新たに生み出せる利益が存在するのも事実です。この詳細についてはまた別の記事でご紹介させていただきます。

サービスによってはセキュリティに不安があるものも

クラウドストレージサービスと言ってもたくさんの有料のもの、無料のものと種類が存在します。

コストや機能にもサービスによっては差がかなりありますので、選び方には注意が必要です。

特に気にするべきはセキュリティ面。無料や一部有料クラウドストレージサービスの中にはセキュリティが脆弱なものも存在します。

大事なデータを扱うクラウドストレージサービス。コストや機能面とともに安全性も確実にチェックするのが良いでしょう。

まとめ


いかがだったでしょうか、今回はクラウドストレージとは?という基本的な情報やクラウドストレージ導入にあたりメリットやデメリットとはどういったものがあるのかを解説してきました。

ポイントをまとめると以下のようになります。

  • クラウドストレージとはオンライン上にデータを保存・管理するサービスのこと
  • 従来のローカル保存に比べ、格段に利便性が向上している
  • 働き方の変革や企業規模に合わせて利用できるので、ビジネス利用に向いている

クラウドストレージ導入によりビジネスの利便性や業務効率が向上するだけでなく、安全な情報の取り扱い、人手をかけないデータバックアップの自動化を実現することができます。

ぜひ興味がある方はクラウドストレージ導入のご検討をおすすめいたします。

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