ウェビナーを使った2つの配信方法を紹介!メリット・デメリットも解説

DXの入口となるウェビナー。その最適な配信方法とは

注意事項
・本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としているため、弊社が関与していない取組みを含みます。
・記事内に使用されている写真・画像はイメージです。実際のプロダクトやサービスで提供される内容とは異なる場合があります。
・本ブログの内容については、記事掲載時点での情報に基づく記載となります。そのため製品に関する内容については、バージョンアップなどにより画像や操作手順等が現行のものと異なる場合がございます。

今、企業のDX化の第一歩として注目されているWebセミナー、通称「ウェビナー」。

ウェビナーには2つの配信方法があることをご存じですか?

この記事ではそれぞれの配信方法の概要とそれぞれのもつメリットやデメリットについて解説します。

ウェビナーの開催をご検討の企業様、また、配信方法でお悩みの方はぜひご覧ください。

実現急務!企業DXとは?IT化との違い

実現急務!企業DXとは?IT化との違い

DXとは、Digital Transformation(Digital X-formation)の略で、“デジタルによる変容”という意味です。

ビジネスシーンにおいては、AI・IoT・5Gといった様々なデジタル技術を活用し、ビジネスモデルやライフスタイルを変革させることを指す言葉として使われています。

DXについての明確な定義はありませんが、経済産業省の「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX推進ガイドライン)」では以下のように書かれています。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

つまり、単にIT化して終わりではなく、ITツールの導入を1つの手段として、ビジネスモデルそのものに変革をもたらすことをDXと言うのです。

そして企業のDXを進めるには、ビジネスモデルの変革に必要なITツールの選択がポイントになります。

企業のDXに欠かせないウェビナーとは?導入メリットやデメリットも紹介

企業のDXに欠かせないウェビナーとは?導入メリットやデメリットも紹介

ウェビナーの概要

ウェビナー(Webinar)とは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語であり、オンライン上で開催されるセミナー・講演会全般を指す言葉です。

導入メリット

オフライン形式のセミナーと比較して、ウェビナー配信には以下のようなメリットがあります。

  • 企業側は会場費用・交通費などの費用を削減できる
  • 参加者人数が10,000人規模の大規模なイベントが開催できる
  • 全国の顧客をターゲティングできる
  • 同じ内容を説明するときに過去のウェビナーを流用できる

このように、金銭的・時間的・体力的なコストを大幅にカットできるのがウェビナーの大きなメリット。

集客率が高まることもマーケティング戦略的には嬉しいポイントです。

また時間や場所の制約がなくなることで、気軽に参加できるようになるという視聴者側のメリットもあります。

ウェビナーが持つデメリット

  • 顧客獲得率が低い
  • 参加者とコミュニケーションがとりにくい
  • 配信トラブルが起きる可能性がある

このように、ウェビナーには主に非対面であるが故のデメリットがあります。

しかし、これらのデメリットも、以下で紹介する配信サービスの活用や配信方法の工夫によって克服することができます。

ウェビナー配信ツールの紹介

ウェビナー配信ツールの紹介

ここではウェビナー配信サービスを紹介します。

まずは、似たようなサービスである、オンライン会議ツールとの違いを解説します。

オンライン会議ツールとの違い

ウェビナーの類似ツールとしてオンライン会議ツールがありますが、この2つには以下のような違いがあります。

オンライン会議ツール ウェビナーツール
概要 全ての参加者が画面を共有し、双方向のセッションを開催するためのツール。出席者の積極的な参加を求める場合や、グループ分け操作などを行いたい場合に適しています。 バーチャルな講義ホール・講堂として活用するツール。視聴者の多いイベントや一般公開されるイベントに適しています。
主な用途 顧客対応会議・営業会議・勉強会など、小規模~中規模のグループ会議 製品発表会・教育講演会などの大規模なイベントや企業内の講話・多人数の研修
主な利用者 一般社員・研修グループなど イベントの主催者・企業の役員など

双方向のコミュニケーションが必要な企業の会議・ミーティングにはオンライン会議ツール、セミナーや講演会・研修など一方向で配信する場合はウェビナーが向いています。

すでにオンライン会議ツールのみ導入している場合も、用途に応じてウェビナーと切り替えられるように機能を追加しておくと便利です。

人気のウェビナー配信サービス

DX化が推進される中、ウェビナー配信サービスは増加傾向にあります。

ここでは、人気のウェビナー配信サービスを4つ紹介します。

Zoom

Zoomは世界中で利用されているビデオ会議ツール。

デスクトップだけでなくモバイル向けのアプリもあり、デバイスを選ばず参加できる点がZoomの魅力です。

またZoomには、「Zoomウェビナー」という追加カスタムサービスが存在します。

Zoomウェビナーではホスト(主催者)によって参加者の権限をパネリストと視聴者の二種類で管理することが可能です。

さらにアンケートや投票、Q&A等を実施できる機能が充実。

Zoomではリアルなセミナーに近い形態でウェビナーを開催することが可能です。

Cisco Webex Events

ライブ配信・録画配信どちらにも対応可能なウェビナーツール。

Webex自体の機能はシンプルですが、業界のメジャーアプリ100種以上と連携可能で、活用可能性は非常に高いツールです。

支払い機能や参加者のフォローアップ機能などが搭載されており、ウェビナーの準備段階から終了後まで幅広いサポートを受けられるのも魅力の一つ。

ネクプロ ウェビナー

シンプルで簡単操作が可能な使いやすいウェビナーツール。

インストール不要で、ライブ配信と録画配信どちらにも対応しています。

さらにどんなデバイスからも視聴可能。

オンラインセミナーを課金制にしたり、受講する会員の管理、受講状況の把握から分析まで対応しています。

V-CUBEセミナー

最大10,000台のデバイスに同時配信できる、強力なウェビナーツール。

インストール不要で、ライブ配信と録画配信どちらにも対応しています。

導入後のサービスも充実しており、オンラインセミナーについて知見がなくても、専門スタッフがフォローアップをしてくれます。

2つのウェビナー配信方法を紹介

2つのウェビナー配信方法を紹介

主なウェビナー配信ツールは2通りの配信方法に対応しています。

ここではウェビナーの2つの配信方法の概要をご紹介します。

リアルタイム配信(ライブ配信)

リアルタイム配信(ライブ配信)とは、特定の日にち・時間にウェビナー配信を行う方法のことです。

ライブストリーミング配信とも呼ばれる配信方法で、YouTube Liveなどの配信と近い仕組みです。

参加者と主催者でコミュニケーションを取りながら進めていくことができるのがリアルタイム配信(ライブ配信)の特徴。

そのため、企業のマーケティング戦略として導入すれば高い顧客獲得率が期待できます。

録画配信

録画配信とは、あらかじめ撮影しておいたウェビナー動画を、特定の期間で配信する方法のことです。

リアルタイムのウェビナーでは、時間の都合により参加できる方が限られますが、録画配信の場合、視聴者は自分の好きな時間に配信を見ることができます。

そのため、リアルタイムのウェビナーに比べて集客率や参加率の向上が期待できます。

また録画配信については、視聴者側の再生方法によって「オンデマンド配信」と「ダウンロード配信」の更に2種類に分けられます。

オンデマンド配信

オンデマンド配信とは、オンデマンドでいつでもウェビナー動画の視聴ができるようにする仕組みのことです。

例えばYouTubeなどは、オンデマンド配信の1つと言えます。

録画したウェビナー動画を配信する際、視聴のみで保存はできないようにしたいといった場合にオンデマンド配信を活用します。

ダウンロード配信

ダウンロード配信とは、デバイスのローカル部分に動画を保存し、ダウンロードが完了したあとで再生する仕組みのことです。

動画のダウンロードを済ませておくことで、インターネット通信ができないオフラインの環境でも視聴できるというメリットがあります。

それぞれの配信方法の比較一覧

リアルタイム配信(ライブ配信)・録画配信(オンデマンド配信)・録画配信(ダウンロード配信)の比較は以下の通りです。

リアルタイム配信 録画配信(オンデマンド) 録画配信(ダウンロード)
リアルタイム再生 できる できない できない
オフライン再生 できない できない できる
ローカル保存 できない できない できる
端末のストレージ容量 消費しない 消費しない 消費する

【リアルタイム配信】メリットとデメリット

【リアルタイム配信】メリットとデメリット

まず、リアルタイム配信(ライブ配信)のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

生放送の形で開催できるため、視聴者の反応やコメントなどをリアルタイムで確認できるのが特徴。

またパネリスト機能(参加者に発言権を持たせる機能)を活用することで、視聴者との会話が可能になります。

このように、双方向のコミュニケーションを取り入れられる点もリアルタイム配信のメリットと言えるでしょう。

デメリット

リアルタイム配信は、事前に動画を編集しておくことができないことがデメリットだといえるでしょう。

そのため、当日の操作や進行のミスに対応できる準備や、視聴者を飽きさせない工夫が求められます。

また、配信環境が整っていないとウェビナーをスムーズに進行することができず、ユーザー離れにつながってしまうので注意が必要です。

【録画配信】メリットとデメリット

【録画配信】メリットとデメリット

次に、録画配信のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

録画配信には事前に動画を編集してクオリティを上げたり、アーカイブとして別のウェビナーに流用したりできるといったメリットもあります。

また、時間にとらわれないので多くの人に見てもらえるというのもメリットといえるでしょう。

デメリット

録画配信ではリアルタイムでのやり取りができないことがデメリットといえるでしょう。

録画配信はリアルタイム配信と比較するとどうしても一方的になってしまい、飽きられてしまうなど離脱の原因になります。

また、もう一つデメリットとして、案件確約につながりにくいことが挙げられます。

会場集客型のセミナーやリアルタイム配信の場合と違い、直接契約を促すことができないので、マーケティング戦略的には難しい方法だといえるでしょう。

「Zoomオンライン配信サービス」をご紹介

「Zoomオンライン配信サービス」をご紹介

まずはセミナーや説明会、会議といったイベントのみオンライン化していきたいという企業様には、ウェビナー支援に特化した「Zoomオンライン配信サービス」が便利です。

Zoomオンライン配信サービスでは、Zoomウェビナーを用いたウェビナー配信環境の構築代行・運用支援として、以下のサービスを提供しています。

Zoom配信用スタジオ
貸出サービス
日本橋(東京都)スタジオの貸出および専任オペレーターによる配信機器の操作支援を行います。必要機材の揃ったスタジオを2時間からレンタルできる他、要件に合わせたカスタマイズも可能です。
お客様先Webinar
配信支援サービス
指定の場所へ専任オペレーターを派遣し、ウェビナーマーケティングの支援を行います。配信プランの提案・機材の手配・当日の進行などを一括でサポートすることができます。
スタジオ構築サービス 要件に合わせた配信スタジオの構築(レイアウト・什器・配線工事など)を行うサービスです。配信用スタジオ(ハイエンドモデル)・簡易配信用スタジオ(ミドルクラスモデル)・個人配信ブース(エントリーモデル)を基準に、任意のカスタマイズにも対応します。
その他のサポート Zoom製品に関する問い合わせやイベント設定支援、スタジオオペレーター育成などのサポートも実施。また同時通訳サービスやオンライン研修サービスといったプランもあります。

必要に応じてプランをカスタマイズすることもできるので、ウェビナー配信や会社のDX全般でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

リアルタイムのウェビナーをもっと盛り上げたいなら「Slido」がおすすめ

リアルタイムのウェビナーをもっと盛り上げたいなら「Slido」がおすすめ

ウェビナーは、参加者とのコミュニケーションを充実させるなど、インタラクティブなものにすることでより効果的になります。

ここでご紹介する「Slido」は、ウェビナー中のアンケートやQ&Aを実施することができる機能を多く取り揃えています。

ウェビナーをマーケティング戦略としてより効果的にしたい方はぜひ参考にしてみてください。

リアルタイム配信におすすめの「Live polls」機能

リアルタイムのウェビナー配信には「Live polls」という、アンケートやQ&A機能の活用がおすすめ。

Live pollsの各機能は以下の通りです。

機能 概要
Multiple choice 選択式の投票機能。参加者の意見を簡単に収集。
Word cloud 意見をワードクラウド化し、キーワードを抽出可能。
Quiz クイズ機能。エンターテインメント性を向上。
Rating 評価投票機能。最大10段階でイベントの満足度を可視化。
Open text フリーフォーマット入力機能。アンケート時の自由記述等に有効。
Ranking 重要度順にランク付け。意見に順列させることが可能。

録画配信におすすめの諸機能

もちろんSlidoの機能は、録画配信でも活用することが可能です。

録画配信型のウェビナーで活用できる機能は以下のようなのがあります。

Ideas機能

イベント前に参加者から意見や質問を収集することが可能。

参加者の疑問や興味にあわせてイベントの内容を決定することができるので、イベントプランの作成に役立ちます。

Rating、Open text機能 (Live polls)

Live pollsのこれら2つの機能はイベント後のアンケートに活用することができます。

また、これらの機能で得られたデータはExcel形式でエクスポートが可能なので、配信終了後のアフターフォローやフィードバックに役立てることができます。

Slidoはワンランク上のウェビナー配信を実現する機能を多く取り揃えています。

Slidoに興味のある方はぜひこちらのサイトをご覧ください。

ウェビナー配信をより効果的に
Slidoはこちら

【まとめ】

【まとめ】
  • ウェビナーとはオンライン上で開催されるセミナー・講演会全般を指す
  • ウェビナー配信ツールは多くの中から参加者のニーズや利用目的に応じて選ぶのがおすすめ
  • ウェビナー配信方法にはリアルタイム配信と録画配信(オンデマンド配信・ダウンロード配信)がある
  • Zoomオンライン配信サービスやSlido等の配信サポートサービスの利用がおすすめ

ウェビナーは新型コロナウイルスの感染予防にも効果を期待できる注目のツールです。

NECネッツエスアイではウェビナー導入の支援やその後の活用支援を実施しているので、DXの方法でお悩みの企業様はぜひご相談ください。

【関連記事】合わせて読みたい

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

※免責事項

本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としており、法律的、税務的その他の具体的なアドバイスをするものではありません。個別具体的事案については、必ず弁護士、税理士等の専門家にご相談ください。

本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を
補償したものではありません。

また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

閉じる

Slido導入やウェビナー配信サービスでビジネスを活性化!