遠隔監視装置・システムの特長と「OWLai」の機能を紹介

遠隔監視装置の仕組み・メリットと選び方のポイント

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インターネット通信やAI技術等を活用した遠隔監視装置・システムの導入が拡大しています。

この記事では、遠隔監視装置・システムの概要と導入メリット、主な活用シーン等をまとめています。

遠隔監視装置・システムとして利用するカメラの選び方やおすすめサービスも紹介しているので、監視業務のデジタル化をお考えの企業様はぜひ参考にしてみてください。

遠隔監視装置・システムとは

まずは、遠隔監視装置・システムの概要と導入メリットについて詳しく見ていきましょう。

遠隔監視装置・システムの概要

遠隔監視装置は、ネットワークカメラ等を通して遠隔地の様子を監視するシステムのことです。

ネットワークカメラの映像はパソコンやスマホの画面に表示できる他、音声装置が搭載されているものであれば、現場のスタッフに指示を出したり、不審者に警告を発したりすることも可能です。

またネットワークカメラは画質が高く長時間の録画も可能であることから、商業施設やオフィスビル等で広く導入されています。

遠隔監視装置・システムのメリット

遠隔監視装置・システムを導入することで期待できる主なメリットは以下の通りです。

施設侵入や犯罪行為の防止

遠隔監視装置の導入により、以下のような犯罪・不正行為を抑制することができます。

  • 部外者の侵入
  • 不法投棄や落書き等のイタズラ
  • 店舗利用者による万引きや恐喝 等

建物に遠隔監視装置を設置することで、犯罪を計画していた人物が「この建物はリスクが大きい」と判断し、侵入や犯行を断念する可能性が高まります。

また建物の周辺地域における防犯効果も期待できるため、未然に犯罪を防ぐという意味でも遠隔監視装置はメリットがあると言えるでしょう。

トラブルが発生したときに証拠データを残せる

遠隔監視システムや防犯カメラが設置されていれば、以下のようなトラブルが発生した場合に証拠映像として録画データを活用することができます。

  • 部外者の侵入による情報漏えい
  • 空き巣による施設の損壊
  • 店舗利用者による万引きや恐喝 等

遠隔監視装置の映像は、警察の捜査資料として活用されるケースもあり、その有効性が証明されています。

特に高い解析機能を持つ遠隔監視装置であれば、より迅速な犯行人物・車両特定も可能になるでしょう。

監視業務の効率化

遠隔監視装置を設置することで、建物の監視・警備にかかる人件費を抑えられるという点もメリットの1つです。

また侵入者の見落とし等のヒューマンエラーを防いだり、異常の検知に応じて適切な行動をとることができたりと、監視業務の効率化にも役立ちます。

今後は、遠隔監視装置と人とが共存する形で監視業務を行っていくことが一般的となっていくでしょう。

主な活用シーン

遠隔監視システムの主な活用シーン・用途は以下の通りです。

施設 運用方法
店舗・商業施設 監視目的として店舗の出入り口や会計付近に設置するケースが多いようです。またあえて目立つ位置に遠隔監視装置を設置し、防犯効果を高める事例もあります。
駐車場・コインパーキング 駐車場のような屋外施設については、遠隔監視装置を利用した24時間体制での監視が効果的です。車両情報を記録できる装置であれば、逃走車の特定等にも役立ちます。
工場・建設現場 広範囲に複数の出入り口が存在する場合、遠隔監視装置を設置することで効果的に警備・監視を行えます。また夜間の監視をシステム化することで人件費の削減にも繋がるでしょう。

遠隔監視装置(カメラ)の選び方

続いて、遠隔監視装置・システムを導入するうえで不可欠となる「ネットワークカメラ」の種類と使い分け方法を解説していきます。

情報の記録方法(レコーダー・クラウド)

遠隔監視装置の撮影データの保存方法には以下の2種類があります。

レコーダー保存 撮影した映像をHDDレコーダーに保存する方法です。カメラとは別にHDDレコーダーを設置するスペースが必要となる他、レコーダーを壊されるとデータが消失してしまうといったデメリットがあります。
クラウド保存 撮影した映像をインターネット上のクラウドサーバーに保存する方法です。クラウド上でデータを管理するため、機材の故障でデータが消失したり、デバイスそのものが盗難被害に遭ったりする等のリスクを防止できます。

カメラの形状・仕様

ネットワークカメラの主な形状・仕様の種類と違いは以下の通りです。

ボックス型(バレット型) 一般的な防犯カメラの種類です。比較的サイズが大きく目立つため、犯罪の抑制目的で設置されるケースが多いタイプです。ボックス型は屋内利用、保護ケースが装着されたバレット型は屋外利用が主となっています。
ドーム型 ドーム状のケースに入っている防犯カメラです。目立ちにくい種類のため、オフィスやエントランス等の幅広いスペースに設置されています。
PTZカメラ レンズを遠隔操作できる防犯カメラです。レンズの向きを上下左右に調整できる他、ズームイン・アウトの機能も搭載されています。主に商業施設等で導入されている種類です。

ネットワークカメラの機能

ネットワークカメラには以下のような機能が搭載されているものもあります。

全ての機能を揃える必要はありませんが、設置場所や用途に応じて適したカメラ製品を選べるようにしておきましょう。

全方位撮影 360℃の撮影が可能なカメラの種類です。ドーム型のカメラに搭載されているケースが多く、撮影の死角がないといった特徴があります。
音声の録音 映像の撮影だけでなく、音声の録音機能が搭載された種類もあります。マイクやスピーカーが内蔵されたカメラであれば、監視システムを通じて警告を発するといった機能も利用可能です。
防塵・防水 屋外設置の防犯カメラはIP規格で選ぶのもポイントの1つです。IP00~IP68まで規格が存在し、一般的にはIP66以上が望ましいとされています。
光学ズーム カメラの焦点距離を調整して特定の被写体を拡大する機能です。映像を拡大しても画素数が低下せず、鮮明な映像として確認できるというメリットがあります。

既存カメラ・モニターにも対応!おすすめサービス【OWLai】

おすすめツール【OWLai】の概要とサービスの種類

ここからは、NECネッツエスアイが提供する遠隔監視装置「OWLai(オウライ)」の特長とサービス内容を紹介していきます。

OWLaiの特長

OWLaiは、AIを利用した映像データの解析によって、様々なプロセスの改善を実現する遠隔監視装置です。

  • 豊富で選べるAI……豊富なラインナップから利用シーンに合わせたAIの組み合わせが可能です。
  • 高い解析精度……NECネッツエスアイのSlerとしての経験と自社実践に基づく高品質なサービスを提供します。
  • かんたん導入……既存カメラ・モニターとの組み合わせやAPI連携の活用で素早く導入・運用を開始できます。

OWLaiの機能・サービス一覧

OWLaiのサービスラインナップは以下の通りです。

違和感検知 姿勢推定の技術を活用し、普段とは異なる行動をとる人物を違和感として検知します。
車両入退場自動化 車両の入退場管理をAIカメラが実施することで、コストや手間の削減が可能です。
交通量カウント ナンバープレートの読み取りによって様々なデータの計測・集計を実現します。
来訪車見える化 ナンバープレートの読み取りによって来訪車をデータ化します。
混雑状況見える化 人が集まる場所のカメラ映像をAIでリアルタイムに解析します。
白杖車いす検知 白杖を持つ人や車いすに乗る人を認識し、現場の係員に通知することが可能です。
施設侵入監視 AI技術と映像監視ソリューションの組み合わせで誤報のない監視システムを提供します。
画像鮮明化 目視では確認が難しい暗所等の画像を自動処理し、視認性の向上を実現します。

このように、OWLaiはAIの活用によって映像解析・データ蓄積・デバイス監視・通知機能等を実現することができる高性能な監視システムです。

また以下はOWLaiの基幹システムの1つであるAsilla(アジラ)が公開している実演動画です。

AIカメラが異常を検知して即時通知することにより、これまで見落とされていた迷惑行為や不審行動を速やかに発見できる様子がよく分かるので、合わせてチェックしてみてください。

まとめ

  • 遠隔監視装置は、ネットワークカメラ等を通して遠隔地の様子を監視するシステムのこと
  • 遠隔監視装置・システムには防犯や業務効率化といったメリットがあり、商業施設や駐車場等で活用されている
  • 設備コストを抑えたい場合は、既存のカメラやモニターを利用できる「OWLai」がおすすめ

NECネッツエスアイでは、遠隔監視装置の設計・開発から保守・運用までをワンストップで対応しています。

関連ソリューションの導入提案等も可能ですので、監視業務の効率化・自動化をお考えの企業様はぜひ一度お問い合わせください。

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