Web会議ツールの「Webex」を利用している場合は、投票ツールの「Slido」を統合させることが可能です。
この記事では、Webex内で利用できるSlidoの特徴や機能・プランを紹介します。
Webex内でSlidoを利用するための設定方法もまとめているので、WebexおよびSlidoの利用を検討している企業様はぜひ参考にしてみてください。
Contents
Webex内で利用できる【Slido】とは
まずは、Webexとの統合が可能な「Slido」の特徴・機能・プランについて詳しく見ていきましょう。
Slidoの特徴・基本機能
Slidoは以下の質疑応答・投票・アンケートといった機能を利用して、イベント主催者と参加者間のコミュニケーションを円滑化するためのプラットフォームです。
質疑応答機能（Q＆A）
| 匿名投稿 | アプリレスでブラウザから簡単に質問を投稿できます。また名前の登録は任意のため、匿名での使い方も可能です。 |
|---|---|
| Like機能 | 他の参加者の投稿に対して「Like」をつけられる機能です。主催者は関心の高いテーマを素早く把握するという使い方ができます。 |
| モデレーション機能 | イベントのテーマに関係のない質問や不適切な質問を非表示にするという使い方ができます。 |
Live Polls（ライブ投票）
| 選択式の投票機能 | 参加者の意見を素早く収集するのに役立ちます。 |
|---|---|
| ワードクラウド機能 | 意見をワードクラウド化することでキーワードの抽出が可能です。 |
| クイズ機能 | 上位5名をランキング表示できます。イベントのエンターテインメント性を向上するという使い方が可能です。 |
| 評価投票機能 | 最大10段階の星の数でイベントの満足度等を可視化できます。 |
| フリーフォーマット機能 | アンケートにおける自由記述等におすすめです。 |
| ランキング機能 | 重要度順にランク付けする等、意見に順列させることができます。 |
Slidoのプラン
Slidoは誰でも利用できる無料プランの他、法人向けの有料プランとして以下を提供しています。
| ～1,000人 | ～1,000人（機能拡張） | ～5,000人以上 | |
|---|---|---|---|
| ワンタイム（1イベント・7日間） | Private 30,000円 |
Pro 53,000円 |
Premium 150,000円 |
| 企業向け年間ライセンス | Internal 135,000円 |
Corporate 180,000円 |
Enterprise 360,000円 |
| 教育機関向け年間ライセンス | Teacher 12,000円 |
Department 30,000円 |
Institution 75,000円 |
| 参加可能人数 | 1,000人 | 1,000人 | 5,000人 |
| Q＆A | ○ | ○ | ○ |
| 投票 | ○ （1イベント5つまで/Teacherプランのみ無制限） |
○ （無制限） |
○ （無制限） |
| ブレーンストーミング | ○ （1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限） |
○ （無制限） |
○ （無制限） |
| アンケート機能 | × （Teacherプランのみ無制限） |
○ | ○ |
| クイズ | ○ （1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限） |
○ （無制限） |
○ （無制限） |
| 自社ロゴ・バナー使用 | × | ○ | ○ |
| アジェンダ共有 | × | × | ○ |
| シングルサインオン | × | × | ○ |
Webexなら追加料金なしでSlidoを利用できる
Webexの有償ライセンスを契約している場合は、Slidoの有料プランを追加料金なしで利用することができます。
Webexにも選択式・記述式のアンケート機能が搭載されていますが、Slidoとの統合により、ワードクラウドやクイズといったより多彩な機能を利用できるようになりました。
またSlidoは匿名で利用できる仕組みのため、オンラインイベントやセミナーにおける意見交換の活発化にも効果が期待できるでしょう。
WebexでSlidoを使用するための設定・操作方法
続いて、WebexでSlidoを使用するための有効化設定・操作方法を解説していきます。
Slidoの有効化
Webexの有償ライセンスを持っていれば、どのライセンスでもSlido連携を使用することができます。
なお初期状態ではSlido統合が有効化されていないため、あらかじめ以下の手順で有効化を行っておきましょう。
- Webex Control HUB（https://admin.webex.com/）からログイン
- 画面左側のメニューにある「アプリ」をクリック
- Slidoの機能を有効化
- 「ここで管理できます」のリンクをクリック
- Webexの管理者アカウントを使用してSlidoにログイン
- 「承認」をクリック
Slidoのイベント作成・削除
WebexのアカウントでSlidoにログインできたら、以下の操作でイベントの作成・削除を行うことができます。
ライブ投票の作成機能の使い方
- 画面右上にある名前アイコンをクリック
- 「＋Schedule event」をクリック
- イベント（アンケート・ライブ投票等）の利用期間とタイトルを入力
- 「Create Slido」をクリック
ライブ投票の削除機能の使い方
- 削除したいライブ投票の右側にある「…（縦）」をクリック
- 「Delete」をクリック
- ポップアップを確認して「Delete」をクリック
Webex内でSlidoのイベントを実施する
Slidoで作成したイベントをWebex Meeting上で起動する手順は以下の通りです。
- Webexを起動して新規Meetingを開始
- 画面下部のメニューから「アプリ」をクリック
- アプリ一覧から「Slido」を選択し、作成したイベントを共有
イベントを選択すると自動的に参加者側の画面にイベントが表示され、イベントを終了すると同様に参加者側のイベント画面も終了します。
実施したイベントのデータはSlidoのイベントページからダウンロードすることができます。（Webex Control HUBからは出力できません。）
記事まとめ
- Web会議ツールのWebexにて、「Slido」との統合利用が可能に
- Webexの有償ライセンスを持っていれば、Slidoのフル機能を追加料金なしで利用できる
- Slidoの統合は初期状態でオフになっているため、事前に有効化したうえで操作する必要がある
Slidoは今回紹介したWebexをはじめ、PowerPointやMicrosoft Teams等でも利用できる便利なツールです。
NECネッツエスアイではSlidoの導入・運用サポートや、Web会議ツール「Zoom」との組み合わせによる活用方法の提案が可能ですので、興味をお持ちの企業様はぜひ一度ご相談ください。
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