Slido（スライド）の基本的な使い方とパワーポイントとの連携方法

専用アドオンの利用により、パワーポイントのスライドへ「Slido」のイベントを埋め込むことが可能となります。

この記事では、Slidoの概要と基本機能、またアドオンによるパワーポイントとの連携方法を解説します。

オンラインイベントやセミナーでパワーポイントを利用したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

Contents

1 Slido（スライド）とは
- 1.1 Slidoの主な機能
- 1.2 企業向けのプラン一覧
2 Slido×パワーポイントによるオンラインコンテンツの作成方法を紹介
3 オンラインイベントにおけるパワーポイントの活用方法まとめ
- 3.1 【関連記事】合わせて読みたい

Slido（スライド）とは

「Slido」は、会議やイベント、セミナー等におけるインタラクティブなQ&A投票を実現できるツールです。

まずは、Slidoに搭載されている主な機能と、企業向けの有料プランについて詳しく見ていきましょう。

Slidoの主な機能

Slidoには、質疑応答（Q&A）とLive Polls（ライブ投票）という大きく2つの機能が搭載されています。

質疑応答機能（Q＆A）

質疑応答機能（Q＆A）では、イベント参加者からの質問を受け付けたり、関心の高い質問を強調したりするための機能が搭載されています。

匿名投稿	アプリレスでブラウザから簡単に質問を投稿できます。また名前の登録は任意のため、匿名での使い方も可能です。
Like機能	他の参加者の投稿に対して「Like」をつけられる機能です。主催者は関心の高いテーマを素早く把握するという使い方ができます。
モデレーション機能	イベントのテーマに関係のない質問や不適切な質問を非表示にするという使い方ができます。

Live Polls（ライブ投票）

Live Polls（ライブ投票）は、イベント開催中にその場でアンケートやクイズを作成できる機能のことです。

Live Pollsの機能	概要
選択式の投票機能	参加者の意見を素早く収集するのに役立ちます。
ワードクラウド機能	意見をワードクラウド化することでキーワードの抽出が可能です。
クイズ機能	上位5名をランキング表示できます。イベントのエンターテインメント性を向上するという使い方が可能です。
評価投票機能	最大10段階の星の数でイベントの満足度等を可視化できます。
フリーフォーマット機能	アンケートにおける自由記述等におすすめです。
ランキング機能	重要度順にランク付けする等、意見に順列させることができます。

企業向けのプラン一覧

Slidoは無料でも基本機能を一通り利用できますが、以下の有料プランを契約することで、参加人数や作成できる質問数の上限を更に拡張することも可能です。

また管理者向けの機能が複数追加されるため、企業で導入する場合は有料プランの利用がおすすめです。

	～1,000人	～1,000人（機能拡張）	～5,000人以上
ワンタイム（1イベント・7日間）	Private 30,000円	Pro 53,000円	Premium 150,000円
企業向け年間ライセンス	Internal 135,000円	Corporate 180,000円	Enterprise 360,000円
教育機関向け年間ライセンス	Teacher 12,000円	Department 30,000円	Institution 75,000円
参加可能人数	1,000人	1,000人	5,000人
Q＆A	○	○	○
投票	○ （1イベント5つまで/Teacherプランのみ無制限）	○ （無制限）	○ （無制限）
ブレーンストーミング	○ （1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限）	○ （無制限）	○ （無制限）
アンケート機能	× （Teacherプランのみ無制限）	○	○
クイズ	○ （1イベント3つまで/Teacherプランのみ無制限）	○ （無制限）	○ （無制限）
自社ロゴ・バナー使用	×	○	○
アジェンダ共有	×	×	○
シングルサインオン	×	×	○

Slido×パワーポイントによるオンラインコンテンツの作成方法を紹介

Slidoでは、パワーポイントへの埋め込みを可能にするアドオンが配布されており、無料でインストールすることができます。

続いて、Slidoのアカウント登録方法と、アドオンを利用したパワーポイントへの埋め込み方法について詳しく見ていきましょう。

ステップ1.アカウントを追加してSlidoを入手する

Slidoを使ってパワーポイントで質疑応答やライブ投票を行う場合は、先に以下の手順でSlidoのアカウント作成する必要があります。

公式サイト（https://www.slido.com/jp）へアクセス
画面の右上にある「サインアップ」をクリック
メールアドレスやパスワード等の必要事項を入力
「Create account」をクリック

なおSlidoでは、WebexまたはGoogleアカウントの紐付けによるアカウント登録も可能です。

ステップ2.PowerPoint用のSlidoアドオンをインストールする

次に、Slidoのマイページからパワーポイント用のアドオンをインストールします。

公式サイト（https://www.slido.com/jp）からサインイン
画面中央にある「Microsoft PowerPoint」をクリック
「Learn more」をクリック
「Download for Windows」をクリック
ダウンロードしたセットアップツールを起動
流れに従ってパワーポイントへインストール

ステップ3.PowerPoint内でSlidoの新しいイベントを作成

パワーポイント用アドオンのインストールが完了したら、実際にパワーポイント内でSlidoを利用してみましょう。

パワーポイントを起動
「ホーム」タブにある「Slido」をクリック
「Login」をクリック
ブラウザ側でサインイン
「Create session」をクリック
追加したいライブ投票の種類を選択
各項目（質問内容・選択肢等）を入力して「Add to presentation」をクリック

ステップ4.表示されたコードで参加者にアクセスしてもらう

スライドが完成したら「Present with Slido」をクリックしてください。

コード番号・QRコード付きのスライドページが表示されるので、以下の手順で参加者にアクセスしてもらいましょう。

リンクからアンケートに回答する

公式サイト（https://www.slido.com/jp）へアクセス
「アクセスコードを入力」欄にコード番号を入力
「→」をクリック
質問または回答を入力
送信をクリック（デフォルトでは匿名・匿名部分をクリックすることで任意の名前を入力可能）

QRコードからアンケートに回答する

カメラ機能等でQRコードを読み取る
質問または回答を入力
「送信」をクリック（デフォルトでは匿名・匿名部分をクリックすることで任意の名前を入力可能）

オンラインイベントにおけるパワーポイントの活用方法まとめ

Slidoはオンラインイベントやセミナーにおいて質疑応答・投票・アンケート等を実施するためのツール
Slidoには無料版・有料版があり、大規模なイベントを開催する場合は有料版の方が便利
パワーポイントのアドオンが無料配布されており、インストールすることでプレゼンテーション資料への埋め込みが可能となる

パワーポイント用のアドオンを利用することで、パワーポイントとSlidoの画面を行き来することなく、パワーポイント内で全ての操作を完結できるようになります。

円滑なオンラインイベントの実施に役立つ機能となっているので、パワーポイントを利用したオンラインイベントを開催予定の方はぜひ活用してみてください。

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