【Zoomtopia 2023】Zoomがハイブリッドワーク時代の繋がりを支えるハブとなる

【Zoomtopia 2023】Zoomがハイブリッドワーク時代の繋がりを支えるハブとなる

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※Zoom及びZoom名称を含むサービスはZoom Video Communications, Inc.が提供するサービスです。
※Zoomロゴは、米国Zoom Video Communications, Inc.の登録商標です。

Zoomtopiaは、Zoom Video Communications,Inc.が主催する年次カンファレンス。

第7回目を迎える本年(2023年)は、10月3日・4日の2日間、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催されました。

最新の技術革新、ビジネス戦略、ユーザーの成功事例など、多岐にわたるトピックが取り上げられ大盛り上がりに。

本記事では、参加したメンバーのレポートを元にZoomtopia 2023で発表されたZoomの新しい機能と今後の展望を紹介します。

Zoomの進化が新たな体験をもたらす

Zoomtopia2023のテーマは「Balance the Future」。

新しいツールの登場や多様な働き方の登場など、職場環境が大きく移り変わる時代において、絶え間なく生まれる新たな課題に対し、テクノロジーを活用しバランスの取れたアプローチを行うことに焦点を当てています。

特に注目すべきは次の2点です。

  1. 全てのプラットフォームにAI機能を「無償」で搭載し、新たなユーザー体験を創出
  2. 生産性やエンゲージメント向上に繋がるソリューションや機能を強化

コアサービスであるZoomに豊かなユーザー体験とコラボレーション(使いやすさ)を加えることで、Zoomは次世代のオフィスを支えるコミュニケーションプラットフォームへと進化していくことが示されました。

オフィスに変革を起こす3つのイノベーション


創業者兼最高経営責任者であるエリック・ユアン氏

Zoomtopia 2023では、新しい時代の働き方を支援する画期的なイノベーション(革新)が発表されました。
中でも目玉となる3つの機能を紹介
します。

①Zoom AI Companion–「誰でも使えるAI」を目指して生まれたアシスタント機能

Zoom AI Companionは、Zoomのあらゆるツールに対応する、AIによるアシスタント機能のこと。

例えば、Zoom MeetingsでZoom AI Companionを使用することでAIがサマリ(要約)を自動作成し、会議後に内容を確認可能。会議に途中参加した場合や不参加だった際にはそれまでの会議の内容をキャッチアップできるのです

Zoom AI Companionのスマートレコーディング機能ならクラウドに保存された動画データからチャプターに自動分割。さらに重要だと思われる部分にはハイライトが付け加えられます。

それを見返すことで会議の見直しや、欠席した場合の会議の内容確認が容易になるでしょう。

もう手作業で作られた議事録を見直したり、他のメンバーに報告を受けたり教えてもらう必要がないということなのです。

また人気のホワイトボード機能は、AIによるアイデア提示や作表などが可能に。さらにZoom Team Chatでは返信チャットの下書きを自動で作成してくれるなんて機能も登場しました。

ここで驚きなのが、Zoom AI Companionは、有料ライセンス(Pro、Business、Enterprise)の基本プランに含まれており、ライセンスユーザーなら追加料金なしで使用できるということ。

これには、Zoomの創業者兼最高経営責任者であるエリック・ユアン氏の「AIにコストをかけることなく生産性をあげてほしい」「AIをより多くの人に使ってもらいたい」という願いが込められています。

勤務時間の多くを占める煩わしい作業をAIに任せることで、より生産的な業務にメンバーが時間を割けるようになることでしょう。

もちろん顧客データはAIのトレーニングに使用されないため、組織の情報は安全に守られます。
※Zoom AI Companionはプレビュー版となりますが、Zoomミーティング内での質問機能は日本語対応がすでに2023年10月30日から完了済みです。

②Workvivo–社内コミュニケーションに改革を起こす新時代のポータルサイト

元はスペインの企業のサービスであったWorkvivoは、従業員のエンゲージメントとコミュニケーションを向上させるための企業向けプラットフォーム。

2023年4月にZoomがWorkvivoを買収したことにより、将来的にはZoomのプラットフォームに統合され、ワンストップでアクセスできる予定です。

Workvivoの主な機能は、ニュースフィード、チャット、コンテンツ作成、組織内での共有など。

社員同士がコミュニティや社内報を作成したり、アイデアの共有やディスカッションを行ったりと、部署の垣根を超えた交流が実現します。

Workvivo実装後にはZoom Meetings参加・予定の確認・会議の記録なども行えるようになるとのこと。

ソーシャルメディア感覚で気軽に使える内部コミュニケーションツールは、離れた場所で働く社員のモチベーションやエンゲージメント、定着率を高めてくれることでしょう。

③Zoom Docs–情報をリアルタイムに整理できるワークスペース


3つ目にご紹介する機能はZoom Docs。こちらは、Zoomクライアントから直接アクセスできる、AIを中核として構築されたドキュメント作成・共有、および業務管理ツールとなっています。

プロジェクトやワークフローに合わせ、Zoomアプリ上でドキュメントの作成・編集・進捗管理をAIがサポート。またビデオ会議中の簡単・スムーズに共同編集を可能にします。

テキスト入力だけではなく、画像や図表の挿入、フォント変更にも対応しているので、効果的・効率的なコラボレーションが可能。

さらに、Zoom AI Companionによる編集・要約・アイデア出しなどの作業支援も受けられます。

Zoom Docsを使えば、ハイブリッドワークでもリアルと変わらない生産性を実現できることでしょう。このZoom Docsは2024年リリース予定です。

その他、発表された次世代のオフィスを支える新機能

今日のハイブリッド作業環境では、従業員のエンゲージメントと生産性の確保、チームメンバー間のつながり、メンバー同士の公平性・包括性の維持などさまざまな課題が生じています。

それを解決するため、Zoomでは働く場所にかかわらず従業員が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、ハイブリッドワーク環境の課題に対処するためのソリューションを充実させていくようです。

Zoom Huddles(ハドル)


Huddlesを一言で表すと、社員向けのバーチャル雑談部屋という表現が最適なのではないでしょうか。
社員同士でちょっと打ち合わせしたいとき、ミーティングを立ち上げるのは面倒ですね。

Huddlesなら、相手を見つけてすぐ会話を開始することができます。

2024年には、Huddles内の座席情報や在席状況がわかる「My Office View」機能がリリース予定。画面共有やホワイトボード機能も追加されますので、立ち話から簡易ミーティングへとその場で移行することも可能になります。

Zoom Workspace Reservation(ワークスペース予約)


ハイブリッドワーク導入に伴い、固定座席を撤廃した企業も多いのではないでしょうか。

座席のフリーアドレス化で問題となるのが、自分の席が見つからないことや、他のメンバーがどこにいるかが分からなくなることです。

Zoomの座席予約ツールであるWorkspace Reservationでは、2024年にWayfinding機能の導入が予定されています。

この機能を使用すれば、自分が予約した席までのルートや同僚のプレゼンス状況を確認できるようになります。

また、来客管理機能「Visitor Management」を併用することで来客の管理や予約している会議室までの案内も可能なため、ハイブリッドワークで有人応対ができなくても、スムーズな顧客対応を実現します。

Zoom Rooms(据置型オンライン会議ツール)に機能追加


ビデオ会議において、参加者の顔と名前が一致しないのはストレスになります。

会議室等に設置する据置型のオンライン会議システムZoom Roomsでは、参加者のビデオ映像とともに名前が表示されるネームタグ機能を2024年にリリース予定。

これにより、大勢の参加者がいる会議での名前の特定や、文字起こし機能で議事録を作成した場合の発言者の区別が可能となるでしょう。

Zoom Scheduler(スケジューラー)


会議前のプロセスを合理化する機能がZoom Schedulerに追加されます。
いくつかの機能を挙げてみると、

  • 仕事とプライベートでZoomを使っているユーザーが複数のアカウントのスケジュールを横断的に確認できる
  • ホストごとに独自の利用可能スケジュールを組み込む
  • アシスタントやサポートメンバーに会議の予約を委任できる

といったものが発表されています。

さらにSalesforceとのシームレスな統合により、Zoom Schedulerの会議記録からSalesforceへ自動的にリンクできるようになります。

まとめ


Zoomはもはや単なるビデオ会議ツールではありません。

日常業務をサポートするアシスタントとして、あるいは従業員と企業を結ぶ基盤として、Zoomは日々成長を続けており、最先端の働き方に追随し進化を続けています。

Zoomがオフィスの業務を支えるコミュニケーションプラットフォームとなる日も遠くはないでしょう。

このようにたくさんの発表や発見があったZoomtopia。ここでは最新技術を用いたイノベーションの披露だけではなく、パートナーシップの強化やグローバル展開における取り組みの紹介も行われています。

Zoomの国内販売店第1号であるNECネッツエスアイ株式会社(以下 NECネッツエスアイ)は、パートナー向けのイベントであるZoomtopia Partner Connectにおいて「Japan Most Valuable Partner Award(旧名称:Japan Partner of the Year Award)」を3年連続で受賞しました。

NECネッツエスアイでは、Zoomの素晴らしさや最新の情報を引き続き皆様にお届けしていくとともに、ビジネスシーンに合わせたZoom導入のお手伝いを行っています。

Zoomを本格導入したい、またはハイブリットワークやテレワーク環境を充実させたいという企業、団体様はぜひお気軽に弊社までご相談ください。

参考:
Zoomtopia2023
https://blog.zoom.us/ja/5-reasons-attend-zoomtopia-2023/
https://blog.zoom.us/ja/zoomtopia-2023-favorite-moments/
https://blog.zoom.us/ja/zoomtopia-2023-new-offerings/

各機能の紹介
https://blog.zoom.us/ja/zoom-ai-companion/
https://blog.zoom.us/ja/zoom-docs-ai-powered-adaptive-workspace/
https://explore.zoom.us/ja/products/workspace/

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

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