固定電話をもっと便利に!転送設定の方法を解説

固定電話の着信を転送するための設定方法を解説

固定電話をもっと便利に!転送設定の方法を解説
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ボイスワープ®は、NTT東日本・NTT西日本の固定電話・ひかり電話に対する自動着信転送サービスの商標です。

オフィスに固定電話を設置して、お客様や取引先などからの問い合わせに対応している会社は多いです。

しかし、働き方改革の影響を受け、テレワークを導入したことで固定電話宛ての着信対応に悩みを抱えているケースもめずらしくありません。

積極的にテレワークを導入しようとしても、固定電話宛ての着信に誰かが対応しなければならず、電話番として従業員をやむなく出社させている、という企業もあるでしょう。

しかし、これでは本来出社せずにテレワークをしたい従業員が不満を抱えてしまう可能性があります。

この問題を解決する方法のひとつが転送機能の利用です。

本記事では、固定電話をもっと便利に活用することができる転送機能の設定方法について解説します。

電話転送の流れや利用するメリット・デメリットも含めて見ていくのでぜひ役立ててください。

固定電話宛ての着信をとばせる「電話転送」とは

固定電話宛ての着信をとばせる「電話転送」とは

電話転送とは、固定電話など特定の番号宛ての着信を別の電話にとばすことができる機能です。

KDDIやNTTなどの大手通信キャリアがサービスを提供しています。

電話転送を利用することで、固定電話の設置されたオフィスに戻らなくても従業員は着信に対応できるため業務効率の改善などにつながる可能性があります。

転送の設定方法

転送の設定方法

では、転送機能を利用するためにはどのような設定が必要なのでしょうか。具体的な流れとしては以下のようになります。

  1. 利用しているキャリアを把握
  2. キャリアに固定電話宛ての着信を別の番号に転送したい旨を相談
  3. 申し込み
  4. 電話転送機能を利用するための設定を行う

それぞれ解説していきます。

1. 利用しているキャリアを把握

会社などに設置した固定電話宛ての着信を別の番号に転送するためには、まず契約しているキャリアがどこであるかを突き止める必要があります。

契約書などに記載があるので確認してみましょう。

2. キャリアに固定電話宛ての着信を別の番号に転送したい旨を相談

続いて、契約中のキャリアに転送機能を利用したい旨を伝えます。

3. 申し込み

転送機能の利用契約が必要な場合もあるので、キャリアの担当者の指示に従い、必要な手続き・申し込みを行ってください。

4. 電話転送機能を利用するための設定を行う

転送機能の利用準備が整ったら、次は固定電話宛ての着信をとばす番号を登録したり、転送のルールを設定したりする必要があります。

この操作方法は利用しているサービスによって異なるので、各キャリアに確認しましょう。

サービスごとに設定方法を解説

サービスごとに設定方法を解説

今回は以下3つのサービスにおける転送機能の設定方法を解説します。

  • NTT「ボイスワープ」
  • ソフトバンク「多機能転送サービス」
  • KDDI光ダイレクト「着信転送サービス」

NTT「ボイスワープ」の設定方法

NTT回線の固定電話を使用している場合は、「ボイスワープ」という名称のサービスを利用して着信を転送します。事前申し込みが完了したら転送機能を利用するための設定を行いましょう。

なお、ボイスワープの場合、回線の種類によって設定方法が異なるため注意してください。

アナログ回線の設定方法

  1. 受話器をあげて「142」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 「1」をダイヤル
  4. ガイダンスが流れる
  5. 設定完了

ISDN回線の設定方法

  1. 受話器をあげて「142」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 「1」をダイヤル
  4. 転送先の番号をダイヤル
  5. ガイダンスが流れる
  6. 設定完了

ひかり電話回線の設定方法

  1. 受話器をあげて「142」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 「1」をダイヤル
  4. ガイダンスが流れる
  5. 転送方法を選択する
  6. ガイダンスが流れる
  7. 設定完了

なお、転送方法は以下から選択します。

「1」:無条件転送
「2」:無応答時転送
「3」:話中時転送
「4」:無応答時転送と話中時転送を組み合わせる

ソフトバンク「多機能転送サービス」の設定方法

ソフトバンクの回線を使用している場合は、「多機能転送サービス」を利用すると固定電話から別の番号へ着信をとばすことができます。

事前申し込みが完了したら以下のとおり、設定を行いましょう。

アナログ回線の設定方法

  1. 受話器をあげて「142」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 「1」をダイヤル
  4. ガイダンスが流れる
  5. 設定完了

ISDN回線の設定方法

  1. 受話器をあげて「1421」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 転送方法を選択
  4. ガイダンスが流れる
  5. 設定完了

なお、転送方法は以下から選択します。

「1」:無条件転送
「2」:無応答時転送
「3」:話中時転送
「4」:無応答時転送と話中時転送を組み合わせる

KDDI光ダイレクト「着信転送サービス」の設定方法

KDDI光ダイレクトの回線を使用している場合は「着信転送サービス」を利用しましょう。

設定方法は以下のとおりです。

  1. 受話器をあげて「142」をダイヤル
  2. ガイダンスが流れる
  3. 「#」をダイヤル
  4. ガイダンスが流れる
  5. 4桁の暗証番号をダイヤル
  6. 転送方法を選択
  7. 「9」をダイヤル
  8. 受話器を置く
  9. 設定完了

なお、設定方法は以下から選択します。

「1」:無条件転送
「2」:無応答時転送
「3」:話中時転送

固定電話宛ての着信を別の番号へとばすメリットとは

固定電話宛ての着信を別の番号へとばすメリットとは

固定電話宛ての着信を従業員が持つ携帯電話などに転送した場合、次のようなメリットを感じられるでしょう。

  • 別の従業員が取り次ぎ・転送しなくてすむため、業務効率が改善する
  • 取り次ぎ・転送によるミスの発生を防止できる
  • 電話番のために従業員をオフィスに出社させなくてすむ
  • 積極的なテレワーク導入が実現する

転送を設定するデメリットも確認

転送を設定するデメリットも確認

固定電話宛ての着信を別の番号へとばすことができる転送機能は便利ですが、次のようなデメリットを感じることもあります。

  • 転送先の番号を一斉に呼び出すことができない
  • 転送先での対応ができない場合、転送先の電話から着信相手から誰か確認しにくい(できない)

利用することで多くのメリットを感じられる電話転送機能ですが、部署・チームの状況、電話の本数などによっては上記のようなデメリットが気になるケースもあります。

現在の状況、電話転送を利用した場合に想定される状態を踏まえたうえで本当に利用すべきか慎重に検討することが大切です。

NECネッツエスアイのCanario(カナリオ)は、自動取り次ぎと転送を同時に実現します

Canario

固定電話の転送機能を利用するためには、利用している回線のキャリアに連絡しなければいけません。必要に応じて契約を結び、転送機能を利用できる状態にしてから転送機能の設定を行います。

設定方法は利用する転送サービスによって異なるので、あらかじめ確認しておくと設置作業がスムーズに進むでしょう。

キャリアの電話転送は便利な機能ですが、「転送先として登録した場暗号を一斉に呼び出せない」「転送先で対応できない場合に履歴を確認しにくい」と感じる場合もあります。

こうした場合はNECネッツエスアイのCanario(カナリオ)を利用すると、悩みが解消されるかもしれません。

Canario(カナリオ)は、AIが名前を認識し、自動で取り次ぎ・転送を行ってくれるサービスで、転送先に指定した番号の一斉架電に対応しています。

また、万が一取りこぼしてしまった場合でも、着信相手の伝言をメールやコミュニケーションツールで確認することができます。後追いでしっかり対応できるのがポイントです。

NECネッツエスアイのCanario(カナリオ)についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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