【Microsoft 365】ライセンスは何種類?法人向けプランの選び方も解説

Microsoft 365ライセンスの種類とビジネス利用のおすすめプラン

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Office製品のライセンス体系は、サブスクリプションの「Microsoft 365」が登場したことで大きく変化しました。

しかし、種類の多さが障害となって、ライセンス選びに苦労しているお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。

「Microsoft 365 は種類が多すぎて違いがわからない」

「どのライセンスが良いか判断できない」

このような悩みを持っている方に向けて、本記事ではMicrosoft 365のライセンスの種類と選び方を解説します。

Microsoft 365 ライセンスの種類

Microsoft 365 ライセンスの種類

Microsoft 365のライセンスは、対象者向けにカテゴリが分かれています。

「教育機関向け」など購入層が限られるライセンスを除くと、

2022年9月現在、一般消費者が購入可能なライセンスの種類は

  • 個人向け 2種類
  • 一般企業向け 4種類
  • 大企業向け 6種類
  • 現場担当者向け 3種類

計15種類です。

個人向け(Microsoft 365 Personal・Family)

個人・ファミリー利用を想定したライセンスは2種類で、利用できる人数が異なります。

「Personal」は1名しか使えませんが商用利用が認められており、個人事業主の利用も多いプランです。

「Family」は1ライセンスで最大6名まで利用可能で、人数が多いほど1人あたりの料金が安くなります。

プラン名 Officeアプリ OneDrive Teams 特徴
Microsoft 365
Personal
1TB 個人向け・1名用
Microsoft 365
Family
1TB ファミリー向け・最大6人まで

一般企業向け(Microsoft 365 Business Basic/Standard/Premium/Apps)

一般企業(ユーザー数300人以下)向けのライセンスは4種類。

利用できるアプリの種類やセキュリティレベルが異なるため、自社に必要な機能を見極めて選びましょう。

最安プランの「Basic」では、OfficeアプリはWeb版のみしか使えませんのでご注意ください。

プラン名 Officeアプリ OneDrive for Business Teams Exchange Online SharePoint Online デバイス管理 特徴
Microsoft 365
Apps for business
1TB デスクトップアプリ以外の機能を制限した廉価プラン
Microsoft 365
Business Basic

Webアプリのみ
1TB Webアプリ限定・最安値プラン
Microsoft 365
Business Standard
1TB 必要なものが揃った標準プラン
Microsoft 365
Business Premium
1TB セキュリティ重視の上位プラン

大企業向け(Microsoft 365 E3/E5/Apps、Office 365 E1/E3/E5)

大企業向けのEnterpriseライセンスは、Microsoft 365の前身である「Office365」のプランも販売中のため、全部で6種類あります。

ただし、旧プランよりも新プランの方が費用対効果が高くなっていますので、これから導入するなら「Microsoft 365 E3」か「E5」が良いでしょう。

300名以下でも契約でき、「E3」「E5」はユーザー数5人以上でクラウドストレージの容量が大幅に拡大しますので、クラウドをメインで使いたい中小企業にもおすすめです。

プラン名 Officeアプリ OneDrive for Business Teams Exchange Online SharePoint Online 情報保護 デバイス管理 特徴
Microsoft 365
Apps for enterprise
1TB デスクトップアプリ以外の機能を制限した廉価プラン
Office 365
E1

Webアプリのみ
1TB 旧プラン・Webアプリ限定
Office 365
E3
5TB(※) 旧プラン・標準
Office 365
E5
5TB(※) 旧プラン・高セキュリティ
Microsoft 365
E3
5TB(※) テレワークに必要な機能をパッケージした標準プラン
Microsoft 365
E5
5TB(※) セキュリティを高めた最上位プラン

(※)5名以上で利用時。5名以下の場合は1TB

現場担当者向け(Microsoft 365 F1/F3、Office 365 F3)

専用パソコンを持たないフロントラインワーカー向けのプランは3種類。

タブレットや共用パソコンでの利用を想定したライトなプラン内容です。

独自ドメインのメールアドレスを使いたい場合や、社内に一般法人向けライセンス・大企業向けライセンスのユーザーが混在している場合は、メールサービスが付いた「Microsoft 365 F3」がおすすめ。

Office365の旧プランも販売中です。

プラン名 Officeアプリ OneDrive for Business Teams Exchange Online SharePoint Online デバイス管理 特徴
Office 365
F3

Webアプリのみ
2GB 旧プラン
Microsoft 365
F1

Webアプリのみ
2GB 新プラン・現場向けの標準機能を搭載
Microsoft 365
F3

Webアプリのみ
2GB 新プラン・メールサービス付の上位版

用途に合わせた選び方

用途に合わせた選び方

ライセンスの種類と機能がわかったら、早速プラン選びに取り掛かりましょう。

この章では、用途別の選び方を解説します。

個人の私的利用

どのライセンスでも選べますが、プライベートで利用する場合は個人向けライセンスの「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」が手頃です。

家族2名以上で使う場合は、「Family」を選んだ方がお得になります。

Officeのデスクトップアプリを使わない・OneDriveの容量が少なくていい場合は、無料ライセンスで済むこともあります。

個人でビジネスをやっている

個人事業主や業務委託など、1人でビジネスをやっている場合は、商用利用可の「Microsoft 365 Personal」を選んでおけば間違いないでしょう。

もちろん、業務内容や求める機能によっては法人向け・大企業向けライセンスを購入しても問題ありません。

Officeデスクトップアプリだけ必要

Officeの買い切りライセンスからの乗り換えで、デスクトップアプリだけ使えればいいユーザー向けのライセンスもあります。

TeamsやSharePoint Onlineなどのツールが必要なければ、デスクトップアプリをリーズナブルな価格で提供する「Microsoft 365 Apps for business」が最適です。

ユーザー数が300人を超える場合は、大企業向けの「Microsoft 365 Apps for enterprise」を選びましょう。

Officeは閲覧がメイン

WordやExcelの用途が閲覧や簡単な編集のみの場合は、デスクトップアプリが必要ないこともありますね。

Webアプリだけで問題ない場合、安価な「Microsoft 365 Business Basic」(300人以上の場合は「Office 365 E1」)を選択すれば、費用を大幅に抑えることができます。

迷ったときのおすすめは?

迷ったときのおすすめは?

「種類が多すぎて決められない」「せっかくだからさまざまな機能を使ってみたい」といった場合のおすすめライセンスを紹介します。

  • Microsoft 365 Business Standard(ユーザー300人まで)
  • Microsoft 365 E3(300人以上)

このプランの特徴は、

  • デスクトップアプリが使える
  • 標準的な機能をすべて網羅している
  • コラボレーションツールやファイル共有が充実
  • テレワーク用のツールが揃う

共同作業に欠かせないOneDrive、チームのコミュニケーションを強化するTeams、社内の情報を集約するSharePoint Onlineなど、これからの働き方をサポートするツールが集約されています。

アプリ同士の連携機能も充実しているので、やりたいことが実現できるストレスフリーな環境が手に入ります。

NECネッツエスアイでは、プラン選びのお手伝いや導入サポートを行っています。

Microsoft 365を検討中でしたら、ぜひ一度、ご相談ください。

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