ZoomにおすすめのWebカメラ7選。シーン別の選び方・設定方法まとめ

ZoomにおすすめのWebカメラ7選。シーン別の選び方・設定方法まとめ

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※Zoom及びZoom名称を含むサービスはZoom Video Communications, Inc.が提供するサービスです。

2022年7月15日よりzoomは無料ラインス契約の場合、参加者2名のミーティングの場合であっても40分制限がかかるようになります。(従来は3人以上のミーティングの場合のみ)
ビジネスにZoomをご利用いただいている企業・団体様はこの機会に有料ライセンスへの切り替えをご検討ください。→お問い合わせはこちら

最近はZoomを使ってWeb会議を行うことが当たり前となってきています。

メールや電話などと異なり、画面越しに相手の顔を見ながら会話ができるため、実際に対面で会議をしているような感覚で進められるのがZoomの特長です。

そこで注目したいのが、Zoomミーティング時やZoom ウェビナー使用時のWebカメラの性能。

大人数で会議を行う場合や細かい資料をカメラに映すような場合には、Webカメラの視野角や画質を考慮する必要があります。

ここでは、Zoomを使う際に必要となるWebカメラの選び方や活用シーンについてまとめると共に、おすすめのWebカメラを7つ厳選してご紹介

また複数人同時にカメラに映ることができる据え置き型ZoomのオプションであるZoom Rooms(ズーム ルームズ)についてもご紹介します。

盛り沢山の内容となっていますので、これからZoomでの会議にWebカメラを導入しようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

Zoomで使えるWebカメラとは?

Webカメラとは、インターネットに接続してリアルタイムで映像を配信・転送できるカメラのこと。

まずはWebカメラの仕組みと、Zoom利用におけるWebカメラの必要性について詳しく見ていきましょう。

Webカメラの仕組み

Webカメラはビデオ会議や動画配信をはじめ、防犯用としても幅広く利用されています。

ただし、Webカメラはパソコンに入っているソフトウェアを通じてインターネットに接続しているため、単体では機能しません。

利用の際はUSBケーブルなどでパソコンに接続し、パソコンの電源を入れておく必要があります。

Webカメラと混同しがちなカメラとして「ネットワークカメラ」が挙げられます。

こちらはパソコンなどの機器なしで、そのままインターネットに接続したりレコーダーへ転送したりできるのが特長。

Webカメラとは性質が異なるため、間違えないようにしましょう。

パソコン・スマホ付属のカメラは使えない?

現在販売されているノートパソコンには、はじめからWebカメラが付属していることがほとんどです。

またスマホ・タブレットにも標準でカメラが付いています。

そのため「Webカメラって本当に必要?」と思う方も多いのではないでしょうか。

実際、1対1での打ち合わせなど、規模の小さい会議ではWebカメラがなくても問題ありません。

ノートパソコンやスマートフォンに付いているカメラで十分に対応できます。

しかし多数対多数で会議を行うような場合に大人数を同時に映したい場合では、付属のWebカメラでは視野角が狭く対応しきれない場面が出てきます。

別途Webカメラを設置した方がスムーズに進行できるでしょう。

もちろんWebカメラの付いていないデスクトップパソコンを使用する場合も準備が必要です。

Webカメラの選び方

いざWebカメラを導入しようと思っても、種類が多くてどれを選べば良いのか悩んでしまいますよね。

ここからは、Webカメラを選ぶ際のポイントについて解説していきます。

メーカー

Webカメラを取り扱うメーカーは国内外に多数存在しています。

基本的にはロジクールやバッファローなど、Web会議で実績のある大手メーカーから商品を選ぶと良いでしょう。

この記事を提供している、NECネッツエスアイでは、会議の規模に応じたZoomハードウェアをトータルで提案しており、Webカメラについても十分なテストを行なった上で、ご提案しています。

おすすめのWebカメラについては後ほどご紹介します。

視野角の広さ

視野角とは、Webカメラが映すことのできる視野の広さのことです。

パソコンやスマホのカメラでは、基本的に目の前にいる人しか画面に映らないため、複数人で利用するシーンには不向き。

視野角が広いほど広範囲を映せるため、大人数での会議を行う場合には視野角の広いものを選ぶようにしましょう。

画質の高さ

Zoomは相手の顔を見ながら会話ができるのが大きな特長です。

しかしWebカメラの画質が低いと、相手の顔がはっきりしなかったり、共有した資料が見づらかったりといった問題が起こります。

用途にもよりますが、ある程度画質が高いものが望ましいでしょう。

Webカメラの画質を比較する際は、画素数や解像度をチェックしてみましょう。

画質には4K(2160p)やフルHD(1080p)、HD(720p)などの種類があり、数値が大きいほど高画質となります。

ただし画質に比例して値段も高くなっていくので、予算を踏まえつつ検討してみてくださいね。

マイクが内蔵されているかどうか

Zoomで会議を行う場合、映像だけでなく音声のやり取りがスムーズにできることも重要なポイントです。

通常はカメラと合わせてマイクやスピーカーの設置も必要ですが、Webカメラの中にはあらかじめマイクが内蔵されている商品もあります。

カメラから離れた位置で話す場合は別途マイクを用意した方が良いですが、最低限の利用であれば内蔵マイクでも十分でしょう。

おすすめのWebカメラ7選をシーン別にご紹介

では早速、Zoomミーティングに最適のWebカメラをご紹介していきます。どれもZoomとの相性が良く使いやすい商品となっており、設定も難しくないものです。

なお、以下に紹介する商品は2021年7月時点でのものとなり、随時商品のリニューアルや販売終了などがあるため、ご検討の際はぜひNECネッツエスアイにご相談ください。

  • 小規模Zoom ミーティング(2〜6人)
  • 中規模Zoom ミーティング(7〜15人)
  • 大規模Zoom ミーティング(15人〜)

小規模Zoom ミーティングにおすすめのWebカメラ

Logicool BRIO

あらゆる環境で美しい画像を映し出す機能を多数備えており、4K超高解像度カメラで、5倍デジタルズームおよびRightLight 3(HDR)を映し出すことが可能なWebカメラです。

Logicool(Logitech)MEETUP

超広角レンズ搭載の一体型カンファレンスカム(小会議室用)Webカメラでマイク・スピーカー・カメラが一体になったものです。

RightSight™のパソコン画像により、MeetUpは自動的にカメラ位置を調節し、ズームして会議室内の人々を見つけてフレーミングしてくれる優秀な商品です。

中規模Zoom ミーティングにおすすめのWebカメラ

Jabra PanaCast

高性能 180° パノラマ 4K 対応WebカメラがこのJabra PanaCast。自動的に参加者全員をフレームに収め、参加者にズームインをおこなってくれるので、画面のスペースを最適化。Zoomミーティングなのにまるで対面で話しているかのような体験ができます。

Logicool PTZ Pro2

パン/ティルトおよびズーム機能が強化されたHD1080pビデオカメラであるLogicool PTZ Pro2は、90°の対角視野で広角ショットを映し出します。

またパンとティルトがコントロールされるので、プレゼンター、パネリスト、およびホワイトボードにフォーカスを自動で合わせてくれる優れた製品。オートフォーカスの10倍ズームが搭載されているのでホワイトボードの文字などもくっきりと映し出します。

YAMAHA CS-700AV

こちらはカメラ付きマイクスピーカーで中規模のZoomミーティングに向いています。

120°超広視野角・高解像度(HD)カメラが搭載されており、カメラに一番近い参加者から、一番遠くの参加者の細かな表情までも明確に捉えます。

ヤマハの製品らしく音に拘った製品でもあり、「適応型エコーキャンセラー」、「ノイズリダクション」に加え、小さな声を最適な大きさに調整する「オートゲインコントロール」、人の声を高い精度で判定する「Human Voice Activity Detection(HVAD)」と4つのマイク機能が話者の声を自動で追尾して収音。「話しやすく」「聞きやすい」ストレスフリーなWeb会議を実現します。

大規模Zoom ミーティングにおすすめのWebカメラ

Logicool Rally Camera

Logicool Rally Cameraはスタジオ品質ののロジクール光学と4Kセンサーや、非常に静かなメカニカルパン、ティルト、ズームなどの機能に加え、15倍HDズーム、90°の広角視野が搭載されたLogicool 最高クラスのWebカメラ。

特にロジクールRightLight™テクノロジーは、光のバランスを最適化し、顔を強調し、暗い光や逆光の条件でも肌の色合いを自然に表現することが可能で、他のミドルクラスのWebカメラとは一線を画しています。

Poly EagleEyeDirectorⅡ

パン、チルト、12倍光学ズーム機能を備えた、最大1080p60の高解像度ビデオカメラがPoly EagleEyeDirectorⅡ。

自動話者トラッキングテクノロジーがZoomミーティング中の話者に自動でズームイン、追尾を行うので参加者全てがミーティングに集中できます。

部屋の細部まであらゆるものに注目させることが可能なので、ホワイトボードを大きく映し出したり、商品にフォーカスするなどあらゆる角度からミーティング室内を表示させられます。

Zoomサービスの活用シーン

メールなどと異なり、画面越しに相手の顔を見ながら会話ができるため、実際に対面で会議をしているような感覚で進められるのが特長です。

続いて、ZoomでWebカメラを用意した方が良いケースについて詳しく見ていきましょう。

ビデオ会議

ZoomはWeb会議・ビデオ会議の実施を目的として導入するケースがほとんどです。

Zoomを使えば、自分のデスクにいながら別フロアのスタッフや遠方の取引先と会議を行うことができます。

音声だけでも問題はありませんが、顔が見えることで細かい感情表現ができ、より密なコミュニケーションを図れるようになるでしょう。

社内研修・セミナー

企業の研修やセミナーにZoomを活用する事例も多いです。

Zoomを使えば、研修やセミナーの内容をレコーダーに記録できるため、振り返りや欠席者へのフォローもスムーズになります。

この場合は研修を受ける人やセミナーの参加者が大人数になる可能性があるため、視野角の広いWebカメラを用意しておくのがおすすめ。

さらに講師やパネラーを中心に映す場合などを考えるとズーム機能もあった方が良いかもしれません。

資料を見せるような場面が想定される場合は画質にも注意が必要です。

Zoom利用時はテストを実施しておくとスムーズ

ZoomでWebカメラを利用する際は、あらかじめカメラがきちんと映るかどうかをテストしておくとスムーズです。

パソコン版ZoomでWebカメラのテストを行う方法は以下の通り。

  1. Zoomにサインイン
  2. 設定ページをクリック
  3. videoの項目をクリック

プレビュー画面が表示されていれば問題ありません。

Zoomの設定項目からマイクテストや録画・録音のオンオフなども確認できます。

2台以上のカメラを利用する場合は切り替えもチェックし、全てのカメラが問題なく起動しているかどうかをテストしておきましょう。

据え置き型のZoom Rooms(ズーム ルームズ)という選択肢

一般的にZoomと聞くとスマホやPCからそれぞれアクセスする形を思い浮かべられる方も多いですが、実は据え置き型のZoom Rooms(ズーム ルームズ)というオプションもあります。

これはオフィスや教室、工場、ヨガやジムなどのスタジオに予めマイク、スピーカー、ディスプレイ、カメラなどのZoomに必要な環境をセットしておき、Zoomミーティングに参加する場合はその場所に集まって一箇所から会議に参加する方法です。

イメージとしては、「テレビ会議(TV会議)」のような、会議室に常時設置しておくタイプの専用端末を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。

これにより、1対1対1…ではなく1対多数でのZoomミーティングが可能となります。

マイク、スピーカー、ディスプレイ、カメラが用意されているので、個人個人でZoomにログインする必要がなく、ワンアカウントで行えます。

つまり複数台のPCやスマホを持ち寄る必要がないので、厄介なキーンという音がなるハウリング問題が解消され、個々のPCやスマホのスペック差、通信回線差がなくなるのが安定したミーティングを行えるのがZoom Roomsの大きなメリットと言えるでしょう。

ZoomミーティングとZoom Rooms比較

Zoom ミーティング Zoom Rooms
使い方 PC、スマホ、タブレットそれぞれから個人で会議に参加 会議室に複数人が集まって、遠隔地にいる人と会議を行う。タブレットなどをコントローラーとしてログイン
価格 料・有料(プロ・ビジネス・エンタープライズプラン等)ライセンス数量により料金は変動/要問い合わせ 会議端末の数量により料金は変動/要問い合わせ
ライセンス 個人単位 会議室単位(※オプションライセンスのため、ご利用には主契約となるZoomミーティングライセンスが必要となります。)
端末 パソコン・スマートフォン・タブレット パソコン+タッチ操作コントローラー(タブレットなど)
構成 端末(マイク・スピーカー・Webカメラなど内蔵されていなければ必要) 端末、ディスプレイ、マイク、スピーカー、Webカメラ
人数の目安 1人〜 4名〜

優れたデザイン、カメラやマイクなど全てがセットになったNeatシリーズが登場

2020年に入り、Zoomのために開発したカメラ、マイク、スピーカーなどのハードウェアが一体化された専用機器「Neatシリーズ」が登場しました。このNeatシリーズにはZoom Roomsがプリインストールされており、ある程度ITに詳しい方であれば簡単な設定ですぐ使い始めることができます。

Neatシリーズはノルウェーのオスロに本社を置くNeatframe Ltd.(本社:ノルウエー オスロ、CEO:Simen Teigre 以下 Neat社)が開発し、その優れた機能と北欧デザインのスタイリッシュさが話題の注目の製品です。

Neatシリーズは主にNeat Barと、Neat Boardの2種類から、シーンやミーティングの規模に合わせて選ぶことができます。

Neatシリーズの5つの特長

  1. Zoom Roomsに必要な機能は全てNeatに搭載。PC不要ですぐに導入が可能
  2. 簡単に移動や再設置が可能なので、設備投資が無駄になりにくい
  3. Zoom専用に設計されているので、操作や設定がしやすく、管理者ページ上でデバイス管理、運用可能
  4. 人感センサーにより会議室参加者の入退を検知してウェイクアップ・スリープ、非使用時の電力消費を抑制
  5. 様々なセンサーによって会議室内の空気環境(光、温度、湿度、揮発性有機化合物)を見える化※、会議環境の把握と対策を検討可能

※Zoom管理者ダッシュボード機能の利用が必要

Zoom Neatに関しては次の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

まとめ

  • Webカメラ付属のデバイスであっても、Zoomの利用シーンによっては別途カメラが必要
  • Webカメラを購入する際は視野角の広さや画質の高さを比較する
  • Zoomを利用するときは事前にカメラテストを行っておくとスムーズ
  • Zoom Roomsという据え置き型のシステムという選択肢もおすすめ

ZoomはWindowsパソコン・iPad・iPhone・Androidなど多くのデバイスに対応した便利なサービスです。

個々の会議では各デバイスのカメラで十分ですが、規模の大きな会議では高性能のWebカメラが必要になるでしょう。

利用人数や会議室の広さなどに合わせて、適したWebカメラを選んでみてくださいね。

※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

symphonict

SymphonictとはNECネッツエスアイが提供する、「共創でお客様のビジネスに新たな価値を提供する」をコンセプトに先端技術やサービスを繋ぎ・束ねることでIT・デジタル変革技術やツール・システムを皆様にお届けするデジタルトランスフォーメーション(DX)サービス。→Symphonictに関してはこちら

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